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冷蔵庫がドラム式洗濯機を語る

先日この記事で話していたドラム式洗濯機を9月上旬に購入した。

感想は控えめに言って最高。もうこれがない生活って考えられない。かなり前に乙杯神社でこの話したら、そこで会った友達たちが興味持ってくれてたから記事にしてみることにした。

もちろん万能ってわけでなく、一応デメリットとかドラム式が得意ではないこともあるからそのへんを踏まえて紹介する。

まずサイズ計測、話はそれからだ

ドラム式洗濯機を買おうと思ったらまず、自分の家の洗濯パンに置けるかどうかっていうのが最重要項目。どんなに理想的な家電でも家に置けなければ使えない。それには洗濯パンのサイズもだが、水道の位置っていうのもかなり重要。

実は俺んちの水道もぎりぎりで、本来目をつけていた機種より少し大きめのものを買うことになったので(詳細は後述)心配だったんだが、蛇口が横に曲がることでなんとか入った。こんな感じ。

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基本的に水道の位置が洗濯機の高さより低い場合はその洗濯機は置けない。だから、新しいものを購入する前に洗濯パンのサイズと水道の位置はメジャーで何度も計って綿密に確認しておいたほうがいい。特に洗濯パンに乗った状態でどれくらいの高さになるか等注意が必要。

ドラム式洗濯機は9月以降に買った方がいい

んで、会社の先輩に「ドラム式洗濯機買おうと思ってるんすよねー」つったら新型に拘らないなら9月か10月まで待った方がいいよ、と言われた。多くのメーカーが10月にドラム式の新商品を発売するから、夏以降に前年度の洗濯機の価値がガクンと下がるってことらしい。んで10月に発売されたばかりの最新モデルなら年末年始が買い時ってことらしいが、俺はすでに出ているモデルでほしいものがあったから9月まで待つことにした。買うのを決意したのは8月だった。後に俺はこの言葉に感謝することになる。

ヒーター式かヒートポンプ式か?

‎最初に買おうと思ったのはSHARPのESS7FWLというモデル。洗濯は7kg、乾燥は3kgと小さめだが、これなら自分の家に置けるという確信が持てるサイズだった。ただ気になるのはこれはヒーター式だったこと。

乾燥機にはヒーター式かヒートポンプ式というものがあって、ヒーター式は乾燥が強力なぶん衣類の痛みも激しく、電気代が少し高い。それならヒートポンプ式の方がいいのでは?と思いきやそっちは本体が高く、大き目の型番が多い。

ヒーター式というのはちょっとひっかかっていたものの、電化製品店で下見したところ、ESS7FWLは2021年モデルのせいか、9月の時点で値下がりはしていなかった。その店では当時18万円くらいだったと思う。まあ、ドラム式乾燥機付洗濯機は20万~30万するものと思っていたからそれでも少し安いほうだった。

電化製品店を見回って二件目で見つけたのがこのパナソニックのNA-VX300BL。

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こっちは2020年モデル、洗濯容量10kg、乾燥は6kgと前のシャープの二倍でしかもヒートポンプ式! これは洗濯機関連のユーチューバーが特におすすめしている型番で気になっていたけど置けるか不安なのと、ちょっと高いと思っていたら(定価は28万くらいだったと思う)それこそ9月の型落ちでなんと16万2800円。展示品を持参したメジャーではかり、家に帰ってもう一度サイズを測り直したところ、水道を曲げれば家に入ることが判明して即購入。5年保証や今の洗濯機のリサイクル、運搬料金を含めても17万5340円で手に入った。これ、今価格コムとかで最安値見ても22万5000円とかするんだよなー、ひゃっほう。

まず気になる電気代は?

結論から言うと、一か月使ってみて電気代は2000円安くなっていた。洗濯機の電気代が安くなったというよりクーラーを使わなくなったことが大きいんだが、パナソニック ドラム式乾燥機 電気代などでググってみると案外安い。洗濯と乾燥の同時利用をヒートポンプ式のドラム型洗濯機(580Wh)で使用した場合は、1回あたりの電気代は18円くらい、1カ月あたりで450円くらい…とググると出てくるけど本当にそのくらいだと思う。ドラム式乾燥機付き洗濯機のせいで電気代が跳ね上がった、という被害は現状感じない。

乾燥機能の使い心地は?

ドラム式乾燥機付き洗濯機のレビューによくあるように、普通におまかせだと3時間くらい乾燥し続けていたりと乾燥時間が長くなる。なので、俺は一度洗濯のみ、終わったら乾燥のみと手動でスイッチを入れている。

コインランドリーだと40分くらいで全部乾くけど、さすがに家庭用乾燥機とコインランドリーは性能が違うというか、1時間だと全然乾かない。いろいろな時間を試したところ、120分(2時間)で理想的にすべてが乾く。最初、ズボンやジーンズのポケットの中がまだしっとりしている、とかいうことがあったけど、それはコインランドリーの乾燥機でもあったことだし、ひっくりかえして乾燥にかければそういうことはなくなった。

タオルは日干しでごわごわになったものがふわふわになって肌触りがいい。衣類の痛みが激しいとは聞くけど、日干しでも痛まないわけじゃないしなあ…1-2か月では違いを感じないほど衣類は劣化はしていない、ヒートポンプのおかげかもしれない。

ただイマイチ乾かないな、と思うものはシーツと分厚いバスタオル。製品にもよるかわからないが、俺の家のシーツは4時間くらい乾燥にかけても何故か端っこがまだしっとりしていたりして全然乾かなかった。なのでシーツだけは天気の日に洗濯だけしてベランダに干している。

必要な手入れは?

乾燥フィルターの掃除は毎回必要だが、これはめっちゃ簡単。クーラーのフィルタ掃除のコンパクト版で、取り出してウェットティッシュでひと拭きして終わり、十秒以内で終わる。桶洗浄とか他のは縦型と同様にマニュアルを見てやればいいと思う。

洗浄力の違いは?

縦型の方がよく汚れが落ちる、とか聞くけどそこまで派手に服を汚すことはないのでちょっとよくわからない。ただ縦型洗濯機ってのもそこまで汚れ落ちたか?と思う。俺んちに以前あった縦型は、一度服に染みが出来たときそのまま洗濯した場合汚れが落ちなくて、石鹸で洗って洗濯機にもう一回かけたら落ちた、ということが結構あった。洗濯機より手洗いの石鹸のほうが派手な汚れは落ちるから、多分ドラム式でもそれは変わらない。

つまり思い通りにいかなかったのはそのシーツと分厚いバスタオルだけで、それ以外は「洗濯物を干す」というひと手間が一切生活の上でなくなった。雨の日にあわてて取り込むとか、雨の日が続いて乾かないとか衣類の匂いとか部屋干し続けてるとなんか貧乏くさいとかそういうストレスが一切なくなったので本当に買ってよかったと思っている。

これから買う人にアドバイスするとしたら、まずサイズ計測は大事。あとネットで買うと比較的安いみたいだけど、取り付けの業者の質があまりよくないというレビューが結構多いから、やっぱり最寄りの電化製品店で製品のサイズを計ったり店の人の説明を聞いたりしながら、5年保証とかつけてもらって買うのが安心じゃないかな。あと購入時期によって同じ製品でも数万値段が違ったりするから、ご利用は計画的に。

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