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冷蔵庫企画フリーザ賞発表

4月25日20時~5月7日23:59まで、チーム冷蔵庫(川ノ森千都子、緑川凛、私の戦闘能力は53万です)は下記企画を主催。

参加作品総数91作、いや91台の冷蔵庫が勢ぞろい! たくさんのご参加、本当にありがとう!

最初は審査員一人に一作ずつ賞を進呈するということで考えてたんだけど、いや、これ、一作とかぜってー無理ww ということで、審査員各自の裁量で受賞作品を増やした。フリーザ賞は合計5台の冷蔵庫記事を選ぶ、ということで進行。

受賞者、受賞作品発表

いずれも素晴らしい力作ぞろい、審査は難航したもののようやく決定。さて、注目の受賞者たちは?

にゃにゃにゃにゃーん。(BGM:ベートーベンの運命)

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【NO6】如月桃子さん

【NO15】西宮ながた整体院さん

【NO19】プッククンさん

【NO23】みおいちさん

【NO38】ゼロの紙さん

以上五名! 受賞おめでとう!

受賞ポイント

とりあえずフリーザ賞に入れた基準は、記事を読んで審査を終えた後、パソコンの電源を切った後でも、スマホを切った後等でも、繰り返し俺が思い出すくらい俺の心に残っている作品ということで決定させてもらった。

なので作品として優れていることはもちろん、身近に感じる親近感、実生活で参考になる題材であること等が大きなポイントになっている。

【NO6】如月桃子さん

実は俺の家にはエコーショーが一台、それも手に入れたのは比較的最近、会社の社長表彰でもらったアイテムだった。持っている人は知っているだろうけど、これは結構生活の一部になる。たびたび「アレクサ」と呼び掛けて天気予報や動画を流しながらnoteをやったり部屋を片付けたり。

そういう点で、アレクサのような呼びかける最新アイテムを冷蔵庫として導入した発想がまず高得点。ところどころ取り入れたお洒落な写真も独特のテイストがある。

純粋に作品としても面白い。ヒロインの女の子の性格が真摯なところ、何気に着替えの話等なんかとてつもなく気になるエピソードが織り交ぜてあるところも流石俺のことをわかって…いや、男心をわかってる作品だった。

同じくフリーザ賞を受賞したゼロちゃんもこの作品の影響を受けたというコメントを残していた。かつ審査員の一人、凛たんもさりげなく「ねぇ、フリーザ」を再現したりしている。

俺一人の感覚にとどまらず、この作品は影響力が大きい。魅力のある人というのは思わず真似したくなる人のことだと思う。芸能人の口癖とかもそうだけど。よって受賞決定。

【NO15】西宮ながた整体院さん

受賞作品=俺が繰り返し思い出す作品、ということだったけど、審査中に俺が一番思い出したのが実はこの作品だった。

冷蔵庫企画の性質上、自分の家の冷蔵庫エッセイという話が多い。どのくらいの期間使って、どのくらいで調子が悪くなった、これを使っていたらこういうことがあった…という記事に対する返答が、この記事にすべて書いてあった。

「うちの冷蔵庫はまだ8年目なのに様子がおかしい」

あーそういやながたさんが、冷蔵庫は家電の中でも故障を起こしにくくて有名で、10-15年くらいがひとつの目安かもしれないっていってたなー。しかも内閣府のデータとか取り出して。

「バニラバーがとけている!」

あーそういえば、アイスがゆるくなったら替え時ってながたさんが言ってたなー。

と、終始こんな感じ。

本来の冷蔵庫の性質、ありがちな症状、対策等がキッチリまとめてある。メーカーにお勤めの方ですか?とか聞きたくなるような情報量。

それでいて丁寧な文章なのに何か笑える要素があるっていうか。「だからといっていきなり故障されても困ります」とか、あーうん困るんだよねーでも家電とか機械ってあいつらこっちの都合なんておかまいなしだからねーとか相槌をうちたくなる、癖になるウィットのきいた文章がいい。ってことで受賞決定。

【NO19】プッククンさん

実は冷蔵庫企画で、唯一の画像形式投稿。テキストではなく画像投稿するとこういう大き目の画面で綺麗に画像が反映される、相互フォロワーの友達が時々やってるから知ったけど。

俺漫画好きなんだよね。んで漫画って言うのはさまざまなアングルでストーリーと配置も組み立てて、一人で映画監督も脚本家も舞台美術も役者もやっているというすげー重労働なんじゃないか?と思ってる。まあプロはアシスタント雇ってるだろうけど、それまで皆一人で描いてるんだよな?

まず一コマ目の冷蔵庫のイラストが俯瞰で、部屋の中がよくわかる作りになっている。フローリングから配置、小物から、これ全部素材使ってなくて手書きなんじゃないか? キャベツや豆腐やヨーグルトのパック等、小物ひとつひとつが丁寧で可愛い。

そして可愛いと言えば、オチが秀逸。実家にある豆腐キャラクターのぬいぐるみ、かわゆ。遊び心で冷蔵庫でキンキンに冷やされて、ぼんやりと光っているコマが好き。ってことで受賞決定。

【NO23】みおいちさん

この企画がなければおそらくnoterとして俺とはほぼ接点がなかった方。多分先方も選ばれて驚いているんじゃないかと思う。

受賞の理由、まず最初の一行が「へえー」と感心する雑学だったこと。

冷蔵庫、冷凍庫の漢字は、日本語能力試験のN2レベルです。

日本人は日本語能力試験なんて受けないから(アメリカ人やイギリス人が英検受けるか?って話で)こういう話はこういう業界の人でないと知らないことなんだよな。N2レベルなどの詳しい説明は記事内で。

インパクトを受けたのはミャンマーの留学生を題材にしていたこと。俺の会社の外国人労働者雇用関係で周囲で比較的好意的に受け入れられているのはミャンマーやベトナムといった国々、あの軍事政権の情勢変動以前の話だけど、ミャンマーの留学生がインターンシップに来ていたことを思い出した。

ここで描写されているミャンマー人の女学生はまさに俺の会社に来ていた女の子達と似たような感じだった。富裕層で大学でもトップクラスの成績だからこそ俺の会社で金をもらいながらインターンが受けられるってレベル、素直で従順。かつ初年度は女学生オンリー。アカデミックなことって女子のほうが得意で、アメリカなんかでもトップの成績とるの女子が多いって聞く。

ただ俺の所のミャンマーガールたちは女子社員が殆ど面倒を見ていたので、こういう冷蔵庫事情とかを知らなくて面白い話が聞けた。ウズベキスタン人のイケメン君の男前なリアクションもいい。男でも女でもモテる人ってのは基本優しくてとにかく他人への配慮が丁重で人に恥をかかせないんだよなー。ってことで受賞決定。

【NO38】ゼロの紙さん

とにかく文章が上手い。というか、人に興味を持たせる文章がズバ抜けて上手い。

小説やエッセイって最初の一行が大事だっていうけど、最初のヒキでつかみはばっちりという感じ。

引っ越してきて間もない街って、新しい匂いがする。
新しいというよりは、まだよそよそしい匂い。

これは引っ越しを経験した人は誰もが思う事なんじゃないかと思う。新しい家の新しい匂い、まだ自分になじんでいない感じを「よそよそしい匂い」と表現する柔軟性。なるほどなーと感心しながら読み進めていく。

歩く道の選び方で主人公のキャラが理解できたり、紫の冷蔵庫というものを表現するのに「ぱーぷー色」と出されたサンプルに笑わされる。

冷蔵庫のキャラクター、九州出身だとか、さりげなく使われている英語コメント等、初めて読む人や全員が楽しめるフィクション作品として成り立っているようで、わかる人にだけわかる遊び心のようなものを織り交ぜてある。プロが作る家庭料理って感じ。ってことで受賞決定。

受賞者様各位

このたびは受賞おめでとう。ということで、最初の企画ページで紹介されていた賞品を紹介。A賞、B賞、C賞のいずれかをお選びいただき、コメントにて記載をお願いします(A賞を希望、等)。

A賞
受賞者の賞状を用意し、受賞記事を書く(フリーザスタイル授賞式形式で、その人の記事をひととおり読んで、この人はこういう活動をしていて今回の記事に至るまでこういうところが面白い、等書く)

【サンプル例】

B賞
コメント10回チケット。その人の希望の記事に10回コメントを書く。記事はじっくり読んで、たとえ一行のつぶやきに対してでも500字いっぱいでコメントを書くw

C賞
悩み相談記事への出演。今抱えている悩みや相談したいこと(ただし全体公開して本人が抵抗がないもの)を記事へのコメントかクリエイターへの問い合わせ等から送ってもらって、俺から回答する。一般論とか本のノウハウとかでなく、その人の記事とか一から読んでどういう人かよく考えた上で答える。あと俺の個性にあった回答になる。年収一千万円稼ぐ方法とかは聞かれても俺自身ができてないから答えられないけど、パワハラや不当な残業に苦しまずにすむホワイト企業の見分け方や、働きやすいテレワークやフレックスタイムが導入されている会社で働くための経緯はわかるとか、そんな感じ。

【サンプル例】

なお、今回の授賞式はこちらの方にご協力いただきました。

【三上裕喜さん】

集まった作品を冷蔵庫のように●台、と数えるアイディア、BGMのベートーベンに猫の鳴き声を入れた表現等は三上祐樹さんとのやりとりで得たもの。なお、三上さんは審査員特別賞を受賞されています。

【策士ワディさん】

授賞式画像を作ってもらったり、サークルワディの酒場でチーム冷蔵庫のための打ち合わせスレッドを立ててもらったり、感謝しかない。マジありがとう!

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こっちの花栞ヴァージョンもかわええよな。

フリーザ賞記念写真のお知らせ

この受賞式には実はカメラマンがいたらしい。

たこかめら

note界の神絵師、かこ姫がフリーザ賞、裏フリーザ賞、裏々フリーザ賞の記念イラストを描いてくれた。

左から順にながたさん、ゼロちゃん、桃ちゃん、プッククンさん、みおいちさんとのこと。

フリーザ賞記念写真

ながたさんの涼し気な微笑とかプックンさんのうつむき加減、けっこうキャラが忠実に描かれている気がするw 桃ちゃんがピンク、みおいちさんが紫ってのも合ってるしゼロちゃんかわええ。

なお受賞者の皆にはこの絵も著作権もフリーとのこと。ネタにでも記事でも自由に使ってもらえてOK.ちょっとした副賞らしい、ありがとう姫。

川ノ森千都子賞の会場はこちら。

緑川凛賞の会場はこちら。

それでは以上を持ちまして、授賞式を終了します。

冷蔵庫企画参加者名簿

他にも素晴らしい作品の数々が収められている参加者名簿はこちら。これを機にバラエティあふれる冷蔵庫記事たちをお楽しみください。

企画にご参加いただいた皆さん、ありがとう!(BGM:蛍の光)

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参加作品の冷蔵庫たちは展示会場でそれぞれの輝きを見せていた。表彰式が終わったころ、ひそかに展示会場の端の方に、一定の法則で展示されていた冷蔵庫たちが5台、そこに並んでいた…。

【???????】

【NO12】ニューノマンさん

【NO24】白さん

【NO57】山口敦子(kiki)さん

【NO58】策士ワディさん

【NO60】サバエモンさん

***冷蔵庫企画表彰式、裏フリーザ賞に続く***