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ガーデン

植物を育てることは私を育てることでもあると信じている。植物は放っておけば枯れてしまう。だから私は毎日欠かさず植物たちのお世話をする。植物のお世話をすることは心の余裕を保つことであり自分を見つめ直す時間でもある。

花は女に似ているという言葉を聞いたことがある。花は時として妖艶な魅力を溢れさせ土や水、日光などの条件がそぐわなければ拗ねてしまうこともあるし枯れることは多々ある。女は自らの魅力を一生懸命に引き出そうとお化粧やダイエットや内面磨きにかける時間は欠かせない。そしてその努力が他者から認められなければ納得できないということもある。昔、歳をとって花盛りを終えた女は枯れたも同然なんて言っていた人もいた。私はそうは思わない。歳をとってからが本来のその人となりを映し出すからそこでどれだけ他者から見て美しい人だと思わせるかが踏ん張り所だと思う。ここでいう「美しい」とはその人の内面や所作の一つ一つが見惚れるくらいほんわかするようなことを指す。これは女だけではなくて男にもあってほしい要素だと考える。

忙しなく周り続ける世の中で忘れがちなことは多々あるだろう。その中で私は毎日の暮らしの中のどれか一つは丁寧に磨きあげたい。それが植物であり私自身であると感じている。「美しい」と心から感じさせ他者が私という人を見つめた時に穏やかな気持ちを持てるように植物たちと成長したい。


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