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気高くLily

「純潔・威厳・甘美・貴重」
これはゆりの花言葉である。ゆりは種類も多くは花言葉も多彩である。
例えばヤマユリは「荘厳」、ササユリは「上品」、ヒメユリは「誇り」、オニユリは「賢者」、テッポウユリは「純潔」、スカシユリは「飾らぬ美」などといった具合である。

どのゆりも気高く清純で聖なる花として扱われている。こうした象徴になったのは古代ギリシャ時代が始まりであると言われている。キリスト教においては、大天使ガブリエルが聖母マリアに受胎告知をした時にゆりの花を手にしていたことによるとされている。
日本は世界でもゆりの宝庫で約15種類の自生種が存在する。19世紀初頭にシーボルトが日本からゆりを持ち帰り、以後球根の輸出が盛んになったほど海外ではゆりの花は人気である。しかし日本はゆり大国であるのにもかかわらずゆりの花を好む人が少ないのが残念である。

切り花にされることも多いが自生しているゆりの姿の方が凛としていて清々しく感じる。私の家にはゆりの花が植っている。今年も大きな蕾を膨らませて今か今かと開花の頃合いを見計らっている。真っ白なゆりの花が開花した時の清らかな香りを楽しみに私は心を躍らせる。

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