溜めこむ。

詩④

ぽつぽつとうかんでぼぅっと消えたと思ったら、

とたんにとびらを力づくでこじあけようとしてくる。

いたいよぅ、いたいよぅ。

泣かないで。小さくならないで、一人にならないで。

一人ごちるばかりで誰も構ってくれやしない。

触れたら自分まで埋もれていってしまうから。

出口につながるしっぽは消えた

ここでいつまでももがいてどうにかするんだよ。

あしかせは今から私の武器になる。

                      2017/10/2


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