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漢字クイズ

僕の彼女は寂しがりやだ。

彼女は寝るときに僕に漢字クイズをお願いしてくる。
漢字クイズというのは僕が考案したゲームで、彼女の背中に僕が熟語を書いて、それを彼女が認識して何を書いたか当てるゲームだ。
彼女曰く、背中に何か書かれながらだと安心して眠りにつけるらしい。

背中に書く熟語は、一般的に難読漢字と呼ばれる熟語を書くことにしている。
信天翁だとか沙翁だとか土耳古だとか、
ジャンル問わず、様々な難読漢字を僕が覚え、問題として彼女の背中に書く。
当然、難読漢字なので背中で読み取れたとしても普通は読めない。
なので、鳥の名前だよ、劇作家の名前だよ、読み方三文字の国の名前だよ、とか彼女が答えられるようにヒントを出して誘導する。

分かりやすいヒントを出せばすぐ答えが分かって面白くないし、かといって答えから遠いヒントを出しても分からないから面白くない。
ヒントを伝えて、彼女が分かるような分からないような、読み方が出そうで出ないような、そういったヒントが望ましい。

漢字とヒントを元に、読み方が分かった彼女の嬉しそうな様子がたまらなく愛おしい。
その熟語の読み方への驚きや、読み方を分かった自分を褒める様子や、漢字クイズの途中で寝息を立て始めてしまうところ。
全て可愛い。
ひたすら彼女が愛おしいなぁと思う。

何が言いたいかというと、彼女のことが最高に好きでたまらないということなんだ。

今日はもうこんな時間だし寝よう。

#漢字 #日常 #恋愛 #ブログ #寝る前に書く

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