見出し画像

麻雀秘技㉖『カド3ナイン』

100%でないので過信は禁物だが、まぁまぁ使える秘技である。

まず・・・・

下記、他家の手牌において、

この図のように自分から向かって左から3番目の牌が捨てられた際、その牌がなんらかの

「数牌9」


であった場合!

私は発見した!
麻雀秘技を!

『カド3ナイン』(かどさんないん)


その「9」より外側の牌(上記の例でいうと、自分から見て九萬の左側2枚)をさらに注意して観察することにより、相手の手牌がちょっとわかるかもしれないという技である!!


この場合、相手側から見ると並びは逆になり、このようになっているだろう。

右から3番目に「九萬」があって、それを捨てたということになる。
まぁあたりまえだがw

では心理的に、、

九萬の外側の2牌。

『ここに何の牌を置いてますか?』

という話だ。

予想として、

①なんらかの対子(雀頭・字牌率高め)
②バラ不要牌(安牌など)


このいずれかに該当している確率が高くないだろうか?


もちろん100%という訳ではない。
「九萬」まで含め全部不要牌の可能性も否めない。
よってこの秘技は、ある程度煮詰まった中盤戦の方が精度は高まる傾向にある。


また、

③端っこ2枚が、『56』(4-7待ち)などの両面テンパイ形をセット。


このような可能性も十分にある。


可能性は色々考えられるが・・・・
この「数牌9」が、カド3から捨てられた後、外側の2枚の牌を気にしておくだけで、結構な危険回避、もしくは狙い撃ちができるというのも確かである。

例えば!

■字牌が出てきた場合
『バラ不要牌もしくは、字牌落とし』が予想できるが、これをもう少し分析してみると・・・

下記例を参考にしていただきたいが、
「九萬」の隣である、カドから2番目より捨てられた牌が「字牌/西」だったとしよう。
となると、もう1個外側(一番端)も字牌の可能性が高いということだ。

並びとして、こんな感じかな?

九萬捨てる前の図①
九萬捨てる前の図②

対子落としの場合、うまくハマれば七対子の狙い打ちもできる。

なぜ字牌が連続する可能性が高いかというと、下記例のように、内側2枚目に「西」があって、外側に数牌が置いてあるという形はあまり見受けられないからだ。

このような形はあまり見ない。


次に・・・・

■字牌ではなく、1索や⑨筒などの端牌がバラバラと出てきた場合

その内側の数牌がちょっと危ない?
その内側の完成メンツがある?(場の残り枚数の検討材料になる)
まだテンパイしていないという可能性も高い。


逆に!

■「九萬」が出た後、全くその端2枚が動いていない場合
『なんらかの牌で対子確定』
『両面待ちのスタンバイ(テンパイ)』

『字牌2枚対子』と踏んだ場合、場に見えている残り枚数をチェックすれば、ありかなしか判別もできる。
またその者が、役牌ポンしたいという場合、人の捨て牌をいつもより凝視する傾向にあるのでその所作も要チェックだ!

役牌端っこ寄せの図



『両面待ちスタンバイ』を警戒する場合として、「九萬」を捨てた後、2枚をまとめて別のとこから「九萬」の外側に移動し理牌するような所作が見受けられると実に怪しいとみるべきだ。また、それ以降ツモ切りが続いているかどうかをチェックして警戒度を上げていこう。

ここまで完成するとリーチがかかることも多いが・・。


弊社の研究結果によると、一盃口とか、高め三色とかの形の場合、このようにテンパイ牌を端っこに持ってくる人が結構多い。
捨て牌がタンピン系だとさらに警戒度UPだ!
まぁこれはクセもあるので、同卓している人がいればアガリ形をチェックすればよいかなと思う。


以上のことから、この「9」を捨てるという行動だけでも、これだけのいろいろな情報があるのだ。

一般的に理牌は、左から小さい数で並べる人が多い。

敵に手牌を読まれるのを嫌い、変則並びをする人もいるが、何回か局を回して各々がアガった時の手牌の並びを見れば、だいたいクセが判る。(色の並びクセなんかも覚えれば尚ベストだ!)
結構長く麻雀打っていると、人のクセはだいたい同じになるし、変則理牌もめんどくさくなる傾向にある。

結局統計上、
・自分から向かって左から小さい数で並べる。
・端牌や字牌の不要牌は右端に置く。

これがほぼ7~8割を占めているという研究結果に至った。


よって、なんらかの「9」がカド3枚目より出てきた場合、場の状況によってはちょっと考えるだけで端牌の2枚が丸見えとなることがあるため、気にしておいて損はないと思うということだ。


ちなみに「カド2ナイン」という技も無くはないのだが、外牌が1枚になるので読みが検討違いになり、精度はかなり下がると思う。

例えば、九萬と九萬を差し替えて切られたり、小手返しされたのを見逃すと、逆にそれに惑わされて変な放銃をしてしまうことがあるのであまり信用ができない。

『カド3ナイン』は、外側に2枚あるから情報が多く、敵の傾向がちょっと読みやすくなる!というのが本質である。


そして、

この秘技を基本とすれば、6や7や8などの場合にも応用ができる。
要するに色の境目で見分けたりするのだ。
例えば「八萬」の横から「②筒」がでてきたらどうだろう?

こんな状況も考えられるということだ。


何度も言うが、
相手の手牌を100%読むのは不可能である。
この読みに惑わされすぎては絶対にいけない。放銃が増える可能性もある。

だがこのように小さな気づきを色々駆使して、可能性を探りながら丁寧に打つことにより、結果として大きな点差を生むこともあるのだ!!!


すみっこ9らし!!!
(´・●・)(・꒪・)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?