“らっきょう”の 職務経歴書-①
初めまして! “らっきょう” です 😃
私の働きぶりについては、「カレーの付け合わせで、年に数回見かける奴」というイメージが強いと思います。
そんな存在感の薄い私ですが、本当は、それだけじゃないのです✨
私 “らっきょう”の 働き を、もっと 知って頂きたい!
という想いから、あれこれ綴ります。
生まれは中国 ⇒平安時代に日本へ
■ユリ科ネギ属
■中国名:辛いニラと書いて「辣韮」
■和名:オオニラ
■原産地:中国
■平安時代(9世紀)に、中国から日本へ伝わったとされる。
江戸時代の方が、身近な野菜として食されていた
※国立国会図書館デジタルコレクション 農業全書11巻.[4] より
私、“らっきょう” が、野菜として普及したのが、江戸時代のこと。
元禄10年(1697年)に刊行された、日本最古の農書である
農業全書 11巻. [4] によると、らっきょうの功能と、栽培方法、食べ方まで書いてあります。
■らっきょうの事を火葱とも言う。
味は少々少辛いが、それほど臭いものではない。
すぐれた効き目があり、人の栄養を補い、身体を温める。
また、学問する者が普段にらっきょうを食べていれば、
神経に作用し、精神を安らかにするものである。
■根を塩味噌に漬けておき、食用に供するとよい。
また、煮て食べても、あるいは粕に漬けたり、酢に浸してもよく、
またさっとゆでてから、酢と醤油に漬けたものは、長く貯蔵しても
変質せず、味も良い。
酢味噌にして食べれば、カリカリと歯音がして、気持ちよいものである。
上記の、らっきょうの効能として、
「すぐれた効き目があり、人の栄養を補い、身体を温める。」とは、
現代人は、馴染みの薄い事柄ではないでしょうか?
食べ方や、栽培方法まで記載されている所を見ると、現代人よりも、
320年以上昔の人々が、“らっきょう” の特性を知り、一般的な野菜として、上手く生活に取り入れていたのが、窺えます。
現代よりも、江戸時代の方が、活躍していたのですね~。
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さて、次回は、私、“らっきょう” の、華麗な転身物語(?)です。
お読みいただき、ありがとうございました🙇
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