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20年以上働いていた会社を辞めた理由

30歳で結婚、出産、8年後?9年後?に離婚しシングルマザー。
仕事も、お金を稼ぐことも好きでした。

実家が自営業だったので、生活の中心はいつも仕事。
土日も休みなく、「生活 ≒ 仕事」だと思っていました。

仕事をしていない自分なんて考えられなかった。
死ぬのに近い感じがありました。

いまも働くことは好きだけど、お金を稼ぐためにココロが無理をしていると感じることが多くなり、環境に対する感謝の気持ちが薄く、つらいことが気になる自分が嫌になっていました。
長く同じ会社で働いていると、お互いに甘えも出ます。得意だと思わない、それほど重要と感じられない仕事も、やってくれる人がいないからと割り振られる場合もある。やりたい仕事よりやりたくない仕事の方が多い。
お互い様だよね、と思えなくなっていました。

そして、思ったよりたくさんお金をもらっていることに対する罪悪感、いつかそれを失うかもしれないことに対する不安も。罪悪感って、ほんとに厄介です。開き直れない自分がいました。

仕事中心の生活に疑問を持ち始めている自分もいました。
みんなそうだよ、とか、当たり前じゃん、という声も聞こえてきたけど、
コロナ後、ココロが仕事中心でいられなくなった自分を感じました。

これからは、ココロは自分中心でいたい。

後輩の女性が2人、立て続けに病気で急逝したこと、その他にも、身近に急に亡くなった方がいて、私は毎日、いつ死んでもいいように生きているか?が気になり始めました。

働いていた会社は、仕事に誇りを持ち、長時間残業も厭わず働いている方々が多く、変わってしまった自分との彼らの間にギャップを感じていました。仕事をしていても、ソワソワするのです。大切な人生という時間をいまのまま既定路線で使っていっていいのか。

そんなこんなで、自分と向き合った結果、何も決めずに会社を辞める、という選択を取りました。

こうやって振り返ってみると、すぐに転職しなかったのは、
転職で「ココロを自分中心にして人生を送れる」仕事に就けるイメージが持てなかったから、かもしれません。
転職活動でモヤモヤするのも、ここのイメージがあいまいなまま応募することに、抵抗感があるからなのかもしれない。

何も決めずに辞めるしか、仕事中心の人生を終わらせる方法がなかったかな。

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