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なんやかんやで起業することにしました。

「蛙の子は蛙」とはよくいったものだ。

私(みかん)の父は、今で言うところのエンジニアというやつで、自営業を営んでいた。とある会社の下請けというやつで、父の作業場兼事務所は恵比寿にあって、元請け会社の所有のビルで、5階建てで各階に4~5部屋あり父のような個人事業主が各部屋を借りて作業している個人事業主の集合体のようなビルだった。

子供のころ、日曜日になると父の仕事場へついていき「アルバイトする」といって、ネジ留めとか配線用の電気コードを20cmずつ切るなどの簡単な作業を手伝っては、帰りに渋谷や恵比寿に寄って洋服やら運動靴やらを買ってもらっていた。その昔、恵比寿に古いショッピングセンターがあって、その中の古着屋さんにカッコいい&かわいいTシャツがたくさん売ってて、アルバイトの度に一枚づつお気に入りのTシャツが増えていくのが楽しみだった。今思えば、父にとっては大赤字だったと思う。電車賃もかかるし、お昼だっていつもは行かないハンバーグ定食に行ったりするのだから。

それでも、父はとても喜んでいた(と思いたいw)。
3人兄弟の末娘は父にべったりで、作業場に行くと他の個人事業主のおじさんがちやほやと可愛がってくれて、それを見て父はとても嬉しそうだったのを覚えている。

サラリーマンに向かない

そんな、個人事業主という世界が当たり前の世界で育ったせいもあるのかなと最近思うようになった。サラリーマンの「上司の指示に従う」「上司の言うことを聞く」「上司に媚びを売る」「社長にペコペコする」という概念がこの歳(アラフィフ)になっても全く理解できない。それと、私は預かった作業はさっさと片付けてしまって、余った時間でプラスアルファの事をしたい性質なのだが、サクサクと作業してしまうと時間が余ってしまうのもよくあることで、そんなときに先輩から「そんなに早くやるとやること無くなるから、ゆっくりやっていいのよ。みかんちゃん真面目だからw」と言われたが、その感覚も未だによくわからない。ちょくちょく、サラリーマンに向いてないんだなと感じていた。

兄もやはり自営業だ。そして、地元の男友達でやんちゃなタイプは大工だったり、左官だったり、ガス屋水道屋産廃業者などと自営業ばかりだ。だから、起業するということにあまり抵抗がなくて、さほど特別なことだと思っていない節がある。

それでも、この歳になるまでじっとサラリーマンをしてたのは起業してまでやりたいほどの仕事がなかったからかなと思う。それと、お友達のお父さんがスーツ着て仕事に行くのに憧れていた。うちの父はサイクリング用の自転車でシャーシャーと漕いで出勤していく。今はサイクリング用のピタッとしてシャツやパンツなどカッコイイのだが、当時の乙女心には恥ずかしかった。それを察知していた父は、その姿のときは声をかけてこなかった。なんと優しい父だったのだろう(今も健在です。)

ハラスメントは許せない

今日まで務めていた会社は問題がありすぎた。零細企業ではあるが、創立から20年以上も続いていたので、信頼して入社した。だが環境は悪かった。老害、パワハラ、スメハラ、セクハラ、不衛生。さらに問題なのは、この辺りの賃金の低さだ。東京で務めていたときの半分だ。夫婦共働きだし、すぐに昇給してくれるって言ってるから大丈夫とたかをくくっていた。昇給なんてなかった。翌年はと思ったがコロナでなし崩しになった。

でも我が家ではコロナの影響で、好転したことがたくさんある。
主人が隔日出勤になったせいで時間を持て余してしまい、色々なことに挑戦してくれていた。そして運良く興味のあった事(コーヒー豆の焙煎)を深堀りできた。時間がたっぷりあったので税金の知識など不安に思って起業できなかったことも払拭できた。夫婦で、将来の夢を語る時間を作れた。そして、会社に頼るような人生ではダメだと気づけた。そして起業する勇気をくれた。

私たちが大切にするもの

一応、こんなのも考えてみた。

■501QQSの理念
1.餅は餅屋に
2.神は細部に宿り
3.持ち持たれつ
4.感謝の種まき
5.笑う門には福来たる

■目指すところ■
1.生産性重視
2.週休3日実働6時間
3.会議は30分以内
4.経済を回せ
5.生涯学習
6.社員も役員も皆年収450万

明日は開業届けを出しに行きます。

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