12月31日に観た映画の感想

画像1 仲代達矢さん、格好いいですね。この画面のセンスも良い。ちなみに白黒映画です。昔の映画です。
画像2 「切腹」小林正樹監督。甘い噂話に乗ってしまった男の話から始まる。この人じゃ無いです。
画像3 しかしその噂話をね…伝えた人間だから、その怒りって正当じゃ無いのよ。そこに怒りを向けるのか?と思う。復讐なんでしょうけど。
画像4 もうね、この人は無敵の人になっちゃったから「もうどうなっても宜しい。だけどこうなった理由を聞いてくれ」っていう…侍。「タヒなばもろとも」って、こういう事よ。
画像5 「俺のつらさ、人間ならば分かってくれるだろう?」と言いたい侍…だけど
画像6 上の人間はね…「だから何?困るようちでそんなに暴れられちゃ。歴史上うちが悪いってなるし侍魂も威光もなくなるから迷惑なんだよ。記録には違う事を書いといて?気狂いが暴れた事で、うちの家来がこんなのにXXされたなんて恥ずかしいからXXね」みたいな終わり方で綺麗事が全く無かったのが良かった…お上って、貧乏人に対して全く同情しないんだものね。そして「徳川家康のせい」だって主人公の侍は言いたいみたいだったけど現代に通ずる。コ口ナ時代にも被りました。2023年に観るのにちょうど良い映画でした。では皆さん良いお年を。

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