仕事を辞めること
7年2ヶ月、勤めた、、
ここに来る、前の事、、
前職に就く時に、人生で最後の就活だと思って取り組んだ
4つの試験と面接を経て、一度はここで働きたいと思っていたところに就職が決まった
本当に嬉しくて、頑張ろうと思っていた矢先に、体調に異変を感じた
慣れない環境に、疲れが溜まったのかな、、くらいに思っていたけど、ある日、階段が上がれなくなった
物凄い息切れと、常に動悸が激しい、汗の量も尋常じゃない
手が震えて、字がまともに書けなくなった
休憩時間終わるのに立ち上がることがなかなか出来なくなって、、
これは、なんかおかしい、、
かかりつけのクリニックの先生は、一発で見抜いた
すぐに血液検査して、次の診察日の前にクリニックから連絡がきた、、すぐに来て下さいと言われて、ちょっとヤバいのかなと思った
パセドウ病、、、甲状腺の病気だった
仕事は上司の方と相談してと言われた
いわゆるドクターストップ すぐに専門の病院に行ってと紹介状渡された
その時は、たいそうな、、と思っていたけど、とんでもないことになっていたようで、、
よく、こんな状態で仕事してたねーと先生から呆れられ、、まだ仕事に行こうとするので、怒られて、、
甲状腺ホルモンが出過ぎる病気
脳から、もっと出せと指令がくるからどんどん出る
必要なホルモンだけど、出過ぎると、体は常に全力疾走している状態になる 寝ている時も
結果、パセドウで直接、死に至ることは無いけど、治療をしなければ、心不全で死亡する率が高い病気らしい
完治しない病気でもある 寛解までいっても再発が7割
治療法は確立している 数値が安定した段階で甲状腺を取る、もしくは放射線治療、あとは薬を飲み続ける、、
どのみち長丁場になるなと思い、いつ仕事に復帰できるかわからず、、上司と相談して辞めることになった、、入社して、たった6ヶ月、、残念で、悔しかった
それから、1年、治療を続け、安定してきたからそろそろ仕事探そうと、見つけたのが今の仕事
病気と付き合わないといけないから、勤務日数と時間に融通がきくところ、病気に理解のあるところ、、まぁそんなにうまくみつからないよなーと思いながら面接を受けた
週3〜4日、時間も4時間程、、病気にも理解があり、採用された
そこから7年2ヶ月、、インバウンドバブルもあり結構忙しくなってしまって、割と早い段階でフルタイム勤務が増えていった 同じくらいの年齢のスタッフばかりだったので、もちつもたれつ皆体調に気をつけて仕事していた
色々あったけど、職場の人間関係は良好で、ここまで続けることができた
会社のやり方としては、納得いかないことが山程あったけど、、我々シフト勤務労働者は時間を金に変える働き方な訳だから、暇でも1時間、忙しくても、売り上げをめちゃめちゃ上げても、時給でしか繁栄されない
ここしばらくの会社は、販売の現場の人間に、あまりにも色んなことを押し付けすぎている
皆んなのスキル向上、会社や社会貢献につながる、、と都合の良い事を言ってるなーと思っていた やりがいの搾取というやつだ
コロナ禍で当然売り上げが落ちる
人件費を真っ先に切る会社
もともと短時間労働だったはずなのに、フルタイム勤務もこなし、本来やらなくていいはずの仕事が回ってきて、本職の販売以外の仕事に皆が手を取られ、皆疲弊している 当たり前に出来ていたはずの事が出来ていない、、
売り上げが落ちているのに、仕事量が増えるというおかしな現象
今年になって一気にシフトが減少
5月から2週にたった1日の勤務、、そこからはガラガラと信頼関係は崩れていった
うーん、ボスとはそもそも信頼関係なかったかな笑笑
会社の在り方って、辞めるときに、はじめてよく見えるというか、、日々どのようにスタッフと向き合っているか、
少なくともこれまで働いてきた会社は、辞める時、頑張ってくれてありがとうと、小さな労力に対しても感謝の気持ちが溢れていたから、辞めた時も、ここで働いて良かったなっていつも思えた
今の会社は、外面だけが良い、残念だけど、理念だけは一丁前だけど人を大切にしない会社なんだと、辞める今、わかった
使い捨てされる、、はじめてだ
これ以上、疲弊しないために、時間を搾取されないために、ちょっと決断するタイミング遅かったけど、プライドのカケラがまだ残っている間に
辞める
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