コロナ陽性患者が思う感染症対策

 新型コロナウイルスに感染するのはもはや当たり前の時代です。コロナ禍も2年が経過し、気のゆるみも出てくることだと思います。
 しかし、いざ感染してしまうとまき散らす心配をしなければなりませんし、とにかく普段することのないめんどくさいところまで気を遣わねばなりません。
 そうなる前にわが身の対策、振り返ってみませんか?

 そういう私は新型コロナウイルスに感染してしまったので、この記事では自分の対策の振り返りや反省点などを書いていこうと思います。

 ※当記事は以下の記事の番外編です。


 注意:素人の考えなので正確性は保証しません。間違っていたらご指摘お願いします。


 基本的に私は在宅勤務であり、会社に行っても人と話すことはほとんどありません。感染源として思い当たる節は、やはりこの前行った複数人での飲み会以外ありませんでした。ただ、飲み会メンバーでコロナに感染したのは私ともう一人だけ。他の人たちは感染していません。

 感染の原因は飲み会ではなく、飲み会中の内容や行動にあるものと考えるのが自然でしょう。一口に飲み会といえども、安全な飲み会や危険な飲み会があると思います。
 なぜ2人だけ感染し、他の人は感染しなかったのでしょうか?

 実は私には思い当たる節がありました。今思えばバカなことをしたなと思うのですが、「他人の残り物を飲んだ」のです。

 私が持ってきた「もつ煮込み鍋の素」を深めの皿に入れ、電子レンジで温めました。それをA, B, 感染者が飲み、最後に私が飲みました。しかも私が飲んだ時点ではまだ8割ほど残っており、残すのももったいないからとすべて飲み干しています。これが良くなかったんじゃないかと疑っています。
 感染者が飲むより前に飲んだので、AとBは濃厚接触者止まり。発症には至りませんでした。

 ただし、上記はあくまで私の想像です。本当は私が感染者に移したのかもしれませんし、二人とも別々のところからもらってきた可能性もあります。また、飲み会参加メンバーの別の人が陽性者で、我々2人に移した可能性も否定できません。

 とりあえず、上記が正しいという前提で話を進めましょう。

 今回、私が大きなミスを犯したから感染したわけです。大きなミスをしていなければ、私も陽性者ではなく濃厚接触者止まりで済んだのです。濃厚接触者であれば、少なくとも同居家族は外出自粛をする必要はありませんし、外出自粛期間だって短く済みます。感染を避けるのは社会生活上やはり重要なポイントでありましょう。

 手洗い・マスクなどの基本的な感染予防対策は重要です。これを守っていれば、感染リスクを限りなく下げることができるでしょう。

 しかし、感染を避けてばかりでは息苦しいのが人間というもの。例えば、飲食店ではずっとマスクなんてし続けられません。マスクしながら食事なんて、ダイソンの掃除機でもできません。マスク外して黙食するのもなー……ってことで、喋っちゃう人も多いんじゃないでしょうか。私はそれでもいいと思っています。価値観が無限にあるのと同様、感染症対策だって人それぞれでしょう。もちろん、マスクをするに越したことはありませんが。

 コロナ疲れやワクチンの開発等に伴い、社会活動の制限が解除されつつあります。基本的な感染予防に反する行為の中にも、「これはやったらマズいな」という行為と「これは多少は破ってもリスクは少ないだろう」という行為があると思います。

 例えば、人の唾液を飲む行為は、コロナ禍において最も危険な行為なのではないでしょうか。ノーマスクで1時間くっちゃべるよりも、500mlの唾液を交換して飲み合いっこする方が当然リスクが高いでしょう。リスクが高いばかりか絵面が気持ち悪いです。
 先ほども申し上げました「お残しがもったいないからすべて飲む」行為。これは「人の唾液を飲む行為」とほぼ同じであり、非常にリスキーな行為です。お残しがもったいなかろうと絶対やめるべきです。インドのチャイ屋だって、一度使った素焼きのカップは不浄だからと地面にたたきつけて砕くわけです。コロナ禍において、「もったいない」という感情は押し殺すべき時もあるのです

 このように感染症対策を破るシチュエーションは数あれど、そのシチュエーションにもリスクの差があります。

 まずは己の思う感染リスクある行為を書き出していきましょう。「飲み会」「カラオケ」などの抽象的なイベント名ではダメです。「飲み会で残り物を片付ける係になる」「カラオケで肩を組んで歌う」など具体的なものの方が望ましいでしょう。

 ある程度書き出せたら、粘膜にウイルスがつきやすいシチュエーション順に並べていけばよいでしょう。粘膜にウイルスがつきやすいシチュエーションと言われても、判断が難しいかもしれません。その場合は、「他人の出した液体(特に唾液・鼻汁)に触れるリスク」が高い順に並べ替えるのがいいと思います。同率のものがあってもいいですが、ある程度の順位付けはしておきましょう。

 上手く並び替えられたら、「この行為はウイルスが粘膜に接触するリスクが高いからやめた方がいいな」「この行為は比較的リスクが低いからやってもいいかな」などと線引きを決めてみるのがいいと思います。まあこれができたら苦労しないかな……って気もします。


 疲れてきたら基準を緩めてみるのも精神衛生上大切だと思いますし、逆に「大事な用事が近いし気を付けたいな……」と思ったならば基準を強化するのも大切かもしれませんね。




 以上

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