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【#孤高の書】其の四:独りでいる時の過ごし方

 誰とも接触せず、ネットも使わずに独りでいる時、あなたは何をしたい?何をしようと考えている?普段、何をしている?

 ボクの場合は、トイレに行く以外は一歩も動かず、スマホでアマプラのアニメをBGM代わりに延々と再生しっ放しにして、3台あるノートPCのうち1台を開き、Excelで画像を作成し、noteのヘッダーにアップロードして、こうして文章を書くという日課。

 休みの日は、ヒゲも剃らず、風呂にも入らず、腹が減ったら口に食べ物を放り込み、モグモグしながらずっとマウスとキーボードをカタカタ、カチカチとしている。

 完全に複数の端末に支配されたプライベートは、これはこれで全然アリだと思っていて、その他、心には何の欲求も生じない。いや、ウソを吐いた。スマホを手に取り、良さげなクーポンを探し、良いクーポンがあったら即座にゲットし、amazonかYahoo!ショッピングかPayPayモールかau Payマーケットか、これらのオンラインショップでお得な商品を探すこともある。

 大抵の場合、コレと決めたら即注文している。あまり物欲はないと自分では思っていたのだが、クーポンの魔力とは凄まじいものがある。だってさ、1000円クーポンとか50%OFFクーポンとか、条件を満たせば欲しい物をめちゃくちゃお得にゲットできるんだぜ?うん、そうなんだぜ?

 消費行動としては、ネットが無かった時代とは遥かに別次元。クーポンの利用条件のみならず、オンラインショップというのは商品の画像が必ず表示されていて、具体的な商品説明や類似品一覧、その商品を購入した人が他にどんなものを購入しているか、ユーザーのこれまでの購入履歴からピックアップされたオススメ商品などなど、自身がこんな感じの物が欲しいと思っているところに8割以上のコミットをしてくる。

 時には、見たことのない商品の存在にも気付かされることもあり、驚かされることも少なくない。聞きなれたクーポンというワードの本質的な利便性というのは、これまでの消費行動における消費者の意思を意図も簡単に揺らがせ、欲求レベルをグンと拡張する、そう、これは魔力だ。

 新しい物ばかりではなく、これまで自身が習慣的に購入してきた物でも、期間限定でお安くゲットできちゃうこともある優れもの、それがクーポンだ。

 でもね、でもだよ?どんなにお得で素晴らしいクーポンがオンライン上に存在していたとしても、リサーチ能力に乏しい人にとっては見落としや取りこぼしにより、お得なチャンスを逃してしまうこともある。

 そういう時に、どうすれば見逃さずに済むかを考え、情報の取り方を設定しておく。メールなりTwitterなりいくつものアプリが存在していて、どこから情報を取るようにすればいいのかだけれども、ボクはLINEで情報を集めるようにしている。

 オンラインショップ関連の最新情報はLINEのほうがすぐに目に付くし、探す手間がなくてラク。しかも、各企業ごとにトークルームで情報が更新されていくから、10や20の情報が流れてきていても視覚的にタップする情報があるかないかでザックリと見返すこともできる。

 気になるものがあれば、タップするだけでサイトに飛ぶ。買いたいと思ったら2分後には注文と決済が済んでいる。めちゃくちゃラクだし早い。

 今や腐るほど存在するあらゆるクーポンの中から、本当に自分が使いたいと思えるクーポンがどれほどあるのかはわからないけれども、商品そのもので言えば、海外製品のクオリティーが高くなってきていることもわかる。

 欲しいと思えるものがあったとしても、お得感があれば買うかな?程度のものであれば購入には至らないけれども、その壁をクーポンの魔力がいとも簡単に突破してしまう。この瞬間がたまらなく快感だったり面白かったりする。

 そうしていくうちに、モノへの好奇心が復活し、普段から気にするようになる。なんか良いものないかなぁー、なんか良いクーポンないかなーって探す楽しみも感じられる。そそるものがあれば、キープしておくこともできる。忘れることがない。

 金額が高めのものになれば、何カ月後くらいに購入できるかを考えたりもする。「よし!コレを買うためにアレやコレやをガマンしよう!」と思えると、大して苦痛でもなくなる。

 ただ、そんな物もどんなツールもどんな仕組みも、活用すれば良い結果を生んだり、良い時間を過ごせたりするかもしれないが、悪用すれば誰かに迷惑がかかったり、傷付けたりしてしまうのも性質としては含まれている。

 それに、便利な物事には依存しやすかったり、便利であればあるほどお金の遣い方が派手になってしまったりと、決して良いことばかりでもない。

 手に入れることが目的ではなく、いろんなものを活用しつつ、楽しい時間を過ごしたり、ためになる時間を過ごしたりして、これまでやったことのない体験のために利便性を活かすってことが大切ではなかろうかとボクは思っている。

 包丁は美味しい料理を作るためにはとても便利だけど、包丁と殺意がコラボすると狂気になるよね。車だってそう。過失で人が死ぬことも往々にしてあるのが利便性の裏側には潜んでいる。悪用するつもりがなくたってそういうことが起こる。

 独りでいる時の過ごし方で、自分が何をどんなふうに扱っているのかを一つずつ紐解いていくことで、ちゃんといろんなものを活用できているかが見えてくるし、感情のブレによって悪用していることはないかも思い返すことはできる。

 ただねー、もう端末からは逃れられないくらいドップリ依存してしまっているから、ネットが崩壊なんてしたら何もすることがなくなってしまいそうで、これは心底恐怖である。充電が5%でシャットダウンしそうなスマホを見ると不安になる人もすくなくはないだろう。

 電気はいつも人を楽しませたり幸せにしたりする。人生オール電化で電力不足になると、これもこれでとんでもない問題なんだけどね。スマホよりも、どちらかというとパソコンのほうが、何かをするにはとても扱いやすい。

 人生時間は有限だ。何もせずに一日が終わる、そんな日を減らせる限り減らして、可能な限り有意義な一日を過ごせるように、クーポンを探してみるところから始めてもいいかもしれないね?(・∀・)あはっ♬

【次回予告】其の五:視界
お楽しみに!(・∀・)ノ

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