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◆人は自分の非を認めるよりも他人の間違いを指摘することを好む生き物

 なんとか党のなんとかって人が与党のなんとかって人をアノ件で問い詰める様、なんとかっていう少年ユーチューバーのアノ件でいろんな
配信者が同じことを言って叩きまくっている様、特に、ツイッター界隈ではもうあちこちで毎日のように議論とは到底呼べないような、中身のない不毛な言い争いをしていたりする、そんな様(=さま、様子ってことね)。

 そんなことばっかりやってるから日本がどんどん落ちぶれていくんだよ。そうは思わないかい?

 じゃあ、わかりやすいように説明するね。目をつぶって、100階建ての超高層マンションを思い浮かべてください。その最上階に住む住人たちは、その国で最も強い権力と財力と知力を持つ部類の人物たちです。一方、最下層に住む住人たちは、それら3つをほとんど持ち合わせていない部類の人たちです。階が上がっていくにつれ、人々の会話の質はどんどん高いものになっていくとお考え下さい。

 もうぶっちゃけちゃいますけれども、どんな大義を掲げ、どんな正義の下に主張していようと、SNS上で不毛な言い争いに時間と精神を浪費している人たちは、全員最下層に近い住人とお考え下さい。一方、最上階の住人たちがしている会話の質は、最下層の住人達には到底理解に及ぶことのない緻密で、論理的で、計算されたものだとお考え下さい。

 Twitterでどこの誰とも知れぬ者同士の言い争いに明け暮れている人たちは、全員最下層の住人です。もう断言します。炎上炎上って火に油を注いでワーキャー騒いでいるサルたちに、社会を変えるほどのムーブメントを起こすことは不可能です。その成れの果てが今の日本ではないんですかね?

 今となっては国会議員までツイッターで失言ツイートをしてしまったがためにメディアに吊し上げられ、世論に叩かれるだけでは済まず、議員辞職にまで追い込まれるケースが後を絶ちません。

バカなんですか?

 なんかすみませんね、こんな大っぴらに失礼なことを言ってしまって。自覚した上で言っています。無論、平謝りです。民法に侮辱罪が追加されたことで一体誰が得をしたんでしょうね。本当に必要だと判断されて法案が可決されたんでしょうか。

 最近ではヤフコメが話題に挙がってましたね。1アカウントごとにケータイ電話番号の登録を要求するようになったことで、コメント機能のBAN処理をしやすくしたとかなんとか。えーっと、もう一度言いますね?

バカなんですか?

 分断を助長して一体何がしたいんでしょう・・・。侮辱したとかされたとか、何を持ってそのように判断するんでしょう。SNS上での侮辱とは一体何を指しているんでしょうね。

 確かに、相手を不快にさせるような表現をコメントすること自体にも少なからず悪意やいたずら心のような感情はあるのかもしれませんが、一方で、そうしたコメントを向けられた側はというと、「侮辱された」と言えばそれに該当するコメントを証拠にすれば侮辱罪が成立するって話であれば、誹謗中傷を誘発するような事前の文脈まで考慮すべきですよね。

 侮辱されたと感じる線引きなんて人によって様々で、それを法律で綺麗に線引きすることができた!と信じ込んでしまうほうが頭どうかしてると思いませんか??

 アニメ「本好きの下克上」の主人公である女の子マインが、教会にてとある男性から直接見下すような言葉を吐かれた際に、付き人の男の子から「マイン様、大丈夫ですか?」と聞かれてこう返したんだ。「いいの、実害はありませんもの」と。

 面と向かって失礼な言葉を吐かれた小さな女の子が言うようなセリフではないのかもしれないが、実際に言葉というのは暴言や誹謗中傷のような種類のものであれば「単なるノイズ」として聞き流してしまうことはできますよね。

 ましてや、SNS上では「電子文字」です。どこの誰とも知れぬ人から誹謗中傷コメントを送られたことで、実害はあると言えるのかどうか。社会全体でもう一度考えを改める必要があるんじゃないのかね?

 私からすれば、Twitter界隈で展開されているあらゆる言い争いをしている人たちはみんな現代版コミュニケーション障がいのように映って見えます。厄介なのがメンヘラ系ユーザーですね。何かというとすぐに被害妄想に浸って悲劇のヒロインを演じ始めます。

 そもそも向いてないんですよ。SNSを扱うユーザーとしての適性がないってことなんですよね。その判断くらいはしてみても良い気がするんですがね。みんながやってるから自分もやるという同調的思考であるならば、なおさらSNSから離れて生活する期間を設けたりして、普段から感じているSNSならではのストレスから解放してみたらどんなもんなんでしょう。

 早いところ、Twitterにムキになっている自分はバカなんだって自覚したほうがいい気がするんですがね。もうここまでくると手に負えませんね。砂上の楼閣もまもなくサラサラと崩れ去っていくことでしょう。SNSで炎上して辞職するような国会議員がいればいるほど、その日も遠くはないのかもしれません。

 SNSは、経済における貢献度も高いし、人々の言論の自由を拡張したサービスであると同時に、無駄にリスクを増すこととなったオンラインサービスでもあると言えます。

 中途半端な知識で、言葉もろくに扱えない人々が中途半端にこういうツールを使うから争いが絶えないのであって、使うべき人とそうでない人とに分類した上での、適正な分断の下に展開されるべきなのがソーシャルネットワーキングサービスなのではないかと、今更ながら心底そう思いますね。

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