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9月コラムニスト「漢方薬剤師 山村紫芳さん」インタビュー

こんにちは、4th Placeコラムアシスタントの岡島恵(通称:めぐめぐ)です。
今回は、漢方薬剤師 山村紫芳さんと、コラム編集長の米田恵美さん(通称:めぐちゃん)とのインタビューを掲載させていただきます!



▶紫芳さんご紹介

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紫芳さん:漢方薬剤師をしております。山村紫芳と申します。よく紫芳は芸名かと聞かれますが、本名です。まだ自分と同じ名前の人には出会ったことがないです。よろしくお願いいたします。



元々漢方薬局に10年ほど勤めておりましたが、昨年独立して「Kampo Partage」というブランドを立ち上げました。今はオンライン漢方相談を通して、オーダーブレンドの漢方茶を皆様に提供しております。




▶漢方とは

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めぐ:まずは、漢方って何なの?ということを教えていただけますか?



紫芳さん:簡単に言うと、生薬という植物を一つの薬にしたものが漢方薬です。本来漢方は、グツグツ煮たり、すったりしているものが大元です。私は、お薬ではなくお茶を扱っているため、どんなときでも副作用なく飲んでいただけて身近に感じて頂けるのが特徴です。



例えばアトピーという症状があったら、冷え性の方のアトピー、暑がりの方のアトピー、汗をかく方のアトピー、汗をかかない方のアトピーって、体質が違いますよね。同じアトピーでも、体質が違うと選ぶ薬が違うんです。体質によって選ぶものが違うので、その人に合わせて選定していくのが漢方薬の面白いところだと思います。





▶漢方薬剤師になったきっかけ

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めぐ:知れば知るほど色んなパターンがあるなと思います。それでは、漢方薬剤師となったきっかけを教えていただけますか?



紫芳さん:私は最初から漢方を専門に働いていました。大学では西洋医学を専門に勉強しており、大体の人はいわゆる調剤薬局や病院薬剤師の専門の勉強を主にして、それから国家資格を取ります。



今これだけ話せると、最初からすごく漢方をやりたくてしょうがなかったんだろう、と見られることが多いんですけど、実は全然そんなことないです。



▶「相談員」という仕事

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めぐ:漢方にのめりこむきっかけや、面白さに気づいたきっかけはあったのでしょうか?



紫芳さん:元々そこまで漢方自体に興味があったのではなく、漢方相談員という、「相談員」という職種に興味が湧きました。調剤薬局では、患者さんもかなり多い為、お一人お一人に時間をかけるとこがとても難しいですが、私自身は人が好きで、人にすごく興味があったので、この方はどうしてここまで症状がひどくなっちゃったのかなとか、そういう状態を知りたくなりました。



相談員は、普段の生活を聞くことができたり、来月、再来月という風に続けて来ていただけたり、一緒に人生を歩める職種なんです。例えば不妊治療だと、妊娠していないときから、やっと妊娠できて、出産して、そのお子さんを連れてきてくださって、さらにそのお子さんが大きくなってまた担当させていただいて、という風に長い年月を一緒に歩んでいける職種なので、そこに魅力を感じました。



めぐ:聞けば聞くほど、いかにお客様を第一に考えて、精神的・体力的に良くなるのか考えていらっしゃるのかを感じます。



紫芳さん:そうですね。漢方薬はあくまで手段であって、そこに重きを置いて、これで治してあげたいということではないです。お一人お一人と時間を共有させていただいて、有限である大切な時間を自分にいただいている状態です。



▶子育と仕事で気をつけていること

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めぐ:お客様の暮らしや生活自体を変えるお仕事だと思います。子育てとお仕事のバランスはどのように考えていらっしゃるのでしょうか?



紫芳さん:皆さんそうだと思うんですけど、バランスは難しいです。小さい子のお母さんたちだと結構難易度が高くて難しいなと思っています。



私は、完全に仕事が終わったら携帯やSNSは見ない、投稿しないなど、子供が保育園から帰ってきたら子供との時間としています。今回のように夜に仕事が入る時間は、事前に伝えています。結構前から予定は伝えて、子供がいいよと言ったら仕事相手の方にもOKですとお伝えしています。ちなみに、自分の予定は0歳から伝えていました



また、子育てを経験してからは、仕事のことに余白ができたと思います。結婚して子供ができることによって、子供と向き合う時間は子供と向き合う時間、仕事をする時間は仕事をする時間という風に、結構分かれ始めたんですよね。なので、自分の中では昔より、時間管理が上手になってきたかなと思います。




▶好きなことをしていく方法

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めぐ:時間は有限ですもんね。最後に、自分の理想を叶える秘訣があればぜひ教えてください。



紫芳さん:「今できるところ」に集中することか
もしれないです。あまり理想と現実にギャップを持たせないことが大事です。



自分が今やっていることが将来そこにたどり着くだけであって、過去こうだったから未来はこうなるかも、などとあまりそこにフォーカスしなくなりました。



子育ても思い通りにいかないことなんてザラにあるので、あまり自分の理想を思い描きすぎずに、今日やりたいこととか、今日このお肉食べたいとか、今のこの自分だったら楽しくやれるな、とか、少し今にフォーカスを当てるようにしています。



そうすると、今の自分に必要なご縁がどんどん返ってきたり、色んなお声がけがあったりするので、それらに丁寧に一つずつ答えていくことを重要視するようになりました。



めぐ:まさにお話しを伺っていて、そのプロセスをすごく大切になさっていることがすごく伝わりました。ありがとうございます。

プロフィール

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山村紫芳(やまむらしほう)

漢方薬剤師岡山県生まれ。福岡在住。
幼少期より自然や人と触れ合うことを好む。
18歳の時、大学入学と同時に上京。
薬剤師免許取得後、人が好き、人の話を聴きたいと感じ2011年日本最大手漢方相談薬局へ就職。
のべ1万人以上の心と身体に寄り添い、店舗管理職、全国相談員育成を務めるも、東洋医学の考え方をもっと身近な存在にすると決意し独立。

2020年、KampoPartageを設立

現在はオンラインカウンセリングより、一人一人の体質に合わせた『オーダーメイド漢方茶』をご提供。
毎月100 名さま以上のお客様にご利用頂き、カウンセリングご予約は常に2カ月待ちとなっている。
東洋医学をもとに「人は自分らしく輝いて生きることで、心の呼吸がスムーズになり健康になる」
をモットーに活動している。

Instagram
https://www.instagram.com/shihou.kampo_partage/



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