『合成するミライ』という楽曲について
綺麗事を言わずに綺麗な世界を描きたかった。それが全ての原動力で、ボカコレというイベントへ挑むに相応しい作品にするにはそれしかないと考えていました。この作品には明るい未来も、魔法のような奇跡もありません。楽曲のヒロインであるミキと、ミクは最後まで出会わないまま物語は終わりを迎えます。
ミクが最後に見た景色は一面海に囲まれ、ひまわり畑は全て沈没し、背後には赤黒い星が不吉に映り込みます。そしてこれらのことは現実の私達にとって全く他人事ではありません。今ボカロを聞いているような