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生涯③

ここからレールの外れた人生へ


生涯②の続きとなる大学から夜の世界に踏み込むお話。
某大学駅伝部に入部となり、卒業してから入学までの約1ヶ月、普通なら遊んでいる時期なのだが、寮生活のためにそんな遊ぶ期間も無く…。
さすがは大学駅伝部だと感じたのは、毎日管理栄養士が朝と夜ごはんを用意してくださったり、専属トレーナーがいたりと今までの脳筋では通用しないと身をもって知った。
同部屋の先輩も優しく1年目はトレーニングと授業に慣れるのに必死で、大学の友達がタバコやパチンコなどしていても目にも入らなかった。
しかし、2年目の夏に故障をして夏合宿も参加出来ず、そのままズルズルと治らない日々。
そんななかで12月になっても走れないという焦りや嫌気から、退部を決意。
ここで中学から続けていた陸上競技に終止符を打った。
そこからは、大学の授業よりもバイトに打ち込むようになっていた。
バイトは居酒屋とカフェの両立、居酒屋はオープンからラスト(17時から翌朝5時)そのまま仮眠してカフェで(7時から12時まで)といったことをしていたので、2年の後期は単位は0、さすがに親からも𠮟られた。

そして、迎えた4月、ここで親に告げることなく休学を選択することに。
3月の後半に久し振りに高校の友達から連絡をもらったのがきっかけだ。
東京都港区生まれの勝ち組からの「最近、何してるの?俺は大学中退して今はソー〇ランドで働いてるよ」とLINEが送られてきた。
「ソー〇ランド?」なんだそれはと気になり、いろいろやり取りをしていく中で、「社宅付きで月30万!?」とそのまま金に目がくらんだのと家を出ていけるという理由から即面接へ。(紹介なので落ちることもなく無事に合格)
夜逃げのように友達の車に荷物を積んで家出のような形に。
実は、もう一人高校の友達が働いていた。
そいつはちょっとヤンチャな奴だったが、2人とも仕事は出来てると会社からの評価も高く、それの紹介で来る奴なんだから仕事出来るだろうと前評判が高いまま入社。

どうやら風〇業界でもトップクラスの知名度の会社だと後から知ることに。
スカウトも使わない上に、シティヘブンも力を入れてない、それなのに毎日女の子は面接で来るわ、お客さんもめちゃくちゃ来るわで忙しい。
友達2人は系列店の高級&超高級店に配属されていたが、自分は大衆~中級クラスのお店に配属された。
高級店はロングコースで部屋数も少なく、暇な時間は監視カメラに隠れてスマホをいじったりするくらいの緩さだったが、自分の配属された店は、店長がゴミ(何人もスタッフが飛ぶ)、売上も系列店で最下位(ボーナスも0.5倍)、部屋数が多い上に女の子の入れ替わりも激しかったりと、いわゆる外れな店だねと他店舗のスタッフにも言われるくらいにとにかく酷かった。
文章には出来ないような地獄みたいな社会人をスタートをしたから、入社半年目からついにODでブロンを飲むような生活に。
早番と遅番の2交代制だったが、基本的に遅番が忙しいので、入社して3か月は早番で業務に慣れることを優先されたが、その後からは遅番でしごかれた。
そんなこんなで1年は耐えて、そのまま大学も退学に。
店長があまりにゴミ過ぎて(人としても仕事も)、上層部がスパイのように送り込んでくれたスーパーしご出来の店長候補が他店舗から爆誕。
その人が来てからは、店長の不正が発覚して左遷されて、そのままその人が店長になる。
この頃から遅番で終わった後に、草を吸うことをヤンチャな友達から教えてもらったりと、港区の金持ちの友達が辞めたりと、いろいろ身の回りが変化していった。

自分で言うのもなんだが、女の子からの評価が高かったり(ホスラブで一度もディスられることなく唯一褒められたw)、新店長からの評価も高く(主に女の子のケア)、他店舗のスタッフからの評価や同店舗のスタッフからの評価も高く、グループ最速最年少で昇進していくことになる。(これに比例するように草やODの知識も増えた)
そして入社2年半年ほどで店長になる。(23歳か24歳)
この頃になると系列店での順位も最下位だったのが3位に浮上。
このままこのグループで続けるのもアリだけど、更にキャリアアップのために、他の風〇グループでも挑戦してみるのもアリだと思い始め…

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