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片道切符

自分で言うのもなんだが、処方箋マウントでなら負けない。
ラボナにコンサータ、ベンゾ系複数と普通ではありえない処方のされ方をされている。
それもあってかよくどこの病院で処方されていますか?という質問を頂くことが多い。
親切心で場所と言い回し方等を教えているが、どうやらそれが“人殺し”に繋がっているのではないかと最近思う。
ODで死ぬにはどうしたらいいのかなんてことを考えたことがある人も多いはず。
だからこそ、そういう人たちの気持ちが痛いほど分かる。
最近はその情報を伝えたことで帰らぬ人になることがよくある(遺族からの連絡で知るパターン多々あり)
どうやら、最後のlineの履歴が自分であることが多く、娘or息子は亡くなりました、何か知りませんか?といった内容が来るようになった。
もちろん、スマホのパスワードが開けずに何も確認出来ないパターンもあるだろう。

しかし、大体の人とのやり取りを見返すと、ラボナ2st~4st飲んじゃったといった内容が多い。
その人の体重や身長、初回通過効果によるバイオアベイラリティ低下などを考えても恐らく併薬や飲んでやったぞ!といった興奮作用が働き当初よりも多く飲んでしまったパターンが死へのトリガーとなっているんだと…。

ここであまり多くは書かないが、ほとんどの人がその日に亡くなる予定ではなかったのだと思われる。
言い方は悪いが偶然の出来事。(その日に嫌なことがあり少し量を多くしてODしてみようなど)

この処方のされ方を知っていて誰かに伝えるのが“人殺し”なのか、それとも処方する医者が“人殺し”なのか、はたまた使用上の注意を守らずに飲んでしまうのが“人殺し”なのか。
いずれにせよこんな錠剤をアルコールと一緒に飲んでしまえば、あの世行きの片道切符に簡単になってしまう。
と言っても量が少なければ死なずに入院→精神科病院コースです。

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