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抽象と具体のバランスを楽しむ。ミニチュアゲームの面白さとネクロムンダにハマるまで。


将棋の「駒を取る」というアクションはかなり抽象的な処理だ。相手の駒に自分の駒を重ねるだけで無条件で駒を取れてしまう。攻撃をしているのか、それが成功したのか、成功したにしても相手に防がれてしまったのかといったことは考慮しないゲームと言える。両者ともに駒も配置も同じ条件で挑む囲碁や将棋は抽象度が上がりきったミニチュアゲームのようだ。

Games Workshopが提供するミニチュアゲームである、ウォーハンマーは抽象から具体の塩梅をタイトルごとに分けていると思う。だからプレイヤーごとに好きなタイトルは違うし、主力タイトルの40KやAge of Sigmarはちょうどいい塩梅に調整されてユーザーに受けているのかもしれない。

「かもしれない」と書いたのは私がネクロムンダからウォーハンマーを始めたからだ。それまではプラモデルとしての面白さや、ミニチュアペイントの対象としてウォーハンマーに触れているだけだった。しかし、対戦する遊びであるというのはウォーハンマー ストアに行けばよくわかる。何を遊ぼうか考えたときに、ネットで調べて知った処理の複雑さと、ウォーハンマー のどのタイトルにも属さないようなミニチュアの見た目をしているネクロムンダに惹かれたというわけだ。

興味を持ってから遊ぶまでは結構な時間がかかった。「ネクロムンダって面白いですか?」とストアマネージャーに聞いたら、ものすごい勢いでネクロムンダはギャングの小競り合いを題材にした遊びだと説明され、そのままギャング選びの相談をして、ミニチュアを購入した。そのあとの編成から組み立て、塗装、などの準備に2ヶ月費やした。今思えば、塗装は後回しでもよかったかもしれない。

どのサイコロを振ればいいのか、どのパラメータを見ればいいのかといったことが最初はわからず、ルールの複雑さを実感したが、遊べば遊ぶほどそれが意味のある処理だとわかるので遊んで覚えた方が早い。ギャングの身分や装備、編成のルールの関係上、10体に満たない程度のチームで対戦するゲームではあるが、処理が複雑な分、一体一体への思い入れが強くなるのが楽しい遊びだと思う。

ウォーハンマーはルールブックとミニチュアが必要だが、ネクロムンダは英語版でしかルールブックがリリースされていない。これを「英語だから遊ばない」とするか「初めてのゲームだし、英語だろうが日本語だろうがわからないのは同じ」と捉えるかが、分かれどころのように思える。とはいうものの、私は日本人の方に日本語で何度も何度も教えてもらった。

そうして「いよいよ自宅でもネクロムンダへの理解を深めるか」と思って全編英語のルールブックを入手して、いざ開いたときの「なんて書いてあるかわからないけど何を言いたいかがわかる」という状況は、日本語版が存在していないゲームならではだった。

ここから先は有料部分になります。しかし、「ウォーハンマーのここが面白いよな!」という雑多な内容と記載するかどうか迷った話と写真なので読んでも読まなくても大丈夫です。しかし、ここまでの記事が面白かったら、勝ってくれると嬉しいです。

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今後も製作記と他愛もない話をセットで書ければと思います。 サポートしてくださると嬉しいです。