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わたしの転職体験

こんにちは。
プログラマーをやっております。

この記事はずっと下書きのまま長期熟成させていたのですが、今回ぴったり合いそうなタグが出来たので完成させようと思いました。

20代の頃は転職を何度もしていて、新卒の22歳から26歳までの5年間で4社転職をしました。
自発的な転職だったり希望退職制度への応募だったり知人からのオファーだったりと理由は様々でしたが、そこで気付いたことを今の知見も含めて書いていこうと思います。

というのも、僕の書いた記事の中で一番読まれているのがこちらなので、皆さん気になるのかと思いまして。

それでは以下、本題です。
かなり長いので、適当に以下のリンクからつまんで見て頂ければと。

私の転職体験

1社目(新卒・場末のIT企業)

総務部の先輩から「この会社は拡大するよりも倒産しないことを優先する会社です」と言われたので転職を決意。

最初の転職が一番大変でした。エージェント使ってもなかなか決まらず。
圧迫面接、ハラスメント、いろいろありました。
今考えると私のレベル不足が一番の原因でした。

ちなみにその会社、倒産しないことを優先しているためか2022年現在でも存続しております。すんごい。

2社目(ITベンチャー)

転職したITベンチャーはしばらくすると業績が悪化し、遂に希望退職制度が発令されることに。
退職金が多めに出るし、ここでしがみついても良いこと無いと思ったので転職。

ちなみに退職金でバイク買いました。VTR1000Fファイヤーストーム。

ちなみにこのITベンチャーの面々は非常に個性的かつ優秀な方が揃っていて、今でも声をかけて頂いたりとお付き合いがあります。
この会社に転職できたのは、運と勘違いの要素がだいぶあったんじゃないかと思っていますが、それでもこの会社に入っていなかったら今の世界線は無かったんだよなあと思う次第です。

今回の転職活動はあっさり決まりました。

3社目(自社開発IT企業)

自社開発IT企業は自社開発のソフト作らせてもらえると思って入社したら入社2日目から外に出されました。いわゆるSESです。

業績も右肩上がりで規模拡大中、で拡大の先が人材派遣だったわけですね。
このSES業務が割と地獄で、業務というよりは派遣先の社会性が地獄でした。

この辺りのエピソードはこちら。

散々嘘つかれて嫌気が差していた折、2社目の元社員さんからお誘いがあり新たに立ち上げた会社の唯一のプログラマーに。

4社目(ITベンチャー)

この会社は立ち上げ間もない頃から所属していたのでほぼ新規メンバーだったこともあり、非常に思い入れのある企業となりました。

当時SEは数人いましたがプログラマーは私1人しかいなかったので、コードレビューは私しかできませんでしたし、私が失敗すると会社が潰れると思っていたのですごいプレッシャーを感じていました。
今思えばそんな事はなく、何重もの予防策があったんですけどね。若い。
そしてそのプレッシャーを克服してやり遂げたことで肝が座ったり根性出てきたりしたので、私にとっては得難い経験ができたと感じています。
今の私が思う、管理職が持つべきマインドはこの頃の経験がベースになっていると思います。(根性論ではないですよ)

一言で言うと大冒険でした。悪いことも一杯あったけどどれも私の宝物です。

最後は盛者必衰、栄枯盛衰で事業売却で社員ごと売られてなんだかよく分からない会社へ。
ここは長くて、8年くらいいました。
なので5年で4社、はここまでになります。

おまけ、5社目(なんかよく分からない会社)

なんかよく分からない会社は思い入れも全然無かったので、事業の引き継ぎを丁寧にやって退社。
事業の核になっていたIT製品に思い入れがあったので最後までちゃんと引き継ごうという考えと、事業売却を成功させたい気持ちがあったから。

おまけ、6社目(ITベンチャー)

またITベンチャー。
4社目で取引があった企業で、入社したい旨を伝えたら新技術(技術名言うとバレそうなのでぼかします)を使った部門で開発部をやってほしいとのことで入社。

新技術って聞こえはいいですがだいぶカオスです。
投資家は期待して投資してくれるんですが、そのお金に群がって有象無象がやって来ます。
嘘デタラメ当たり前みたいな感じで。最近炎上したWeb3の本みたいな、あんな間違いっぷりだと思ってもらえれば良いかと。

この会社でもいろいろな事を教わりました。
技術者のための勉強は勿論、経営者のための勉強会みたいなのも開いてもらいましたし、簿記も取ったし。
おかげでB/SとかP/Lとか読めて、それが確定申告にも役立っています。

まあ経営者目線があって、事業開発ができて、自分でプログラミングできるとあれば、そりゃあ独立しますよね・・と。

現在(フリーランス)

そして今は、個人事業主になって一人親方で仕事しています。

転職で分かったこと

転職しても給料は上がらない

多分これが一番重要です。
現在の給料が極端に安いか、相手企業から名指しでオファーが来ない限り、給料は上がりません。

これは企業にしてみればなるべく安く人材を確保したいのに対し、応募者側は今の会社を辞めたいだったり応募企業に入社したい理由(企業の安定性、魅力的なプロダクトなど)があったりなど、そんな給料ならいいですとは強く出れない事情があるためです。

一方で企業にしても、高い給料を出す理由がなければ当然ながら出しませんし、高い給料を出してでも欲しい人材なら自ら獲得しに行きます。

それと転職エージェントは転職希望者からはお金を取りませんが企業からはお金を取ります。
採用が決まったら企業側は採用者の年収のウン%をエージェントに払うみたいな決まりがありますので、ゆえに企業は、なるべく採用者の年収は上げたくないわけです。
※あくまで昔聞いた話です。エージェントによって違うかもしれないですし知らんけど、って感じです。

なので大抵の場合、まずは現在の年収と同額からスタートでどうでしょうか、となるのが妥当な線です。(私は全てこのケースでした)

応募者側が焦っていたりなど、足元を見られる状況の場合は安く買い叩かれる可能性もあります。

良い企業、というものは存在しない

個人的には正直、良い企業というものは存在しません。
あるのは悪い企業か、まあまあ悪くない企業、です。

これは転職して最初の頃はワクワクドキドキしてあっという間に過ぎるのですが、そのうち慣れてくると細々といろいろ不満が出てくるからです。
自分の思い通りに回る世界が存在しないのと同様に、個人の希望に完璧に叶う企業なんて存在しないのは当たり前です。

それと企業は企業運営が第一であり、社員の人生は残念ながら考えてはくれません。
利益が上がるから労働環境の改善をするのであって、そうでなければ願いを聞いてはくれません。

海賊とよばれた男に出てくる会社のように、社員は家族だと思ってくれる会社はあれば超ラッキーって感じではないでしょうか。

信頼貯金がリセットされる

複数人で仕事をしていると、だんだんとその間に信頼関係が芽生えてくるのですが、これが転職をすると(余程鳴り物入りで入ったとかで無い限りは)信頼貯金がリセットされ、ゼロからのスタートになります。

信頼貯金があると多少ミスをしても多目に見てもらえるなどのメリットがあって、例えば遅刻してもいつも頑張っているから、、とか言って許してもらえたりするのが、信頼貯金がゼロになるとあいつ何遅刻してんの?みたいに評価ダダ下がりになります。

プログラミングでしょうもないミスをしてバグった場合でも、信頼貯金があればまあそういうこともあるよね程度で済まされるものが、貯金がないと何あいつ全然使えないみたいなレッテルを貼られたりして非常によろしくないです。

本当にワンミスが命取りになる可能性があるので、最初のうちは成果を上げるよりもミスをせずコツコツ堅実に行くことがおすすめです。
個人的には30分早く出社、挨拶は元気よく、なるべく病気しない、の3点です。

まあこんな感じ。
おしまい!


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