見出し画像

インターネット・フレンズ

 こんにちは、あかいです。


 最近、インターネットでできた友達とよく仲良くさせてもらっている。1月の末から新しめのSNS、Gravtiyというアプリを始めた。その動機はシンプルに寂しすぎたからだ。高校時代の友達や、大学でできた友達と話すのもいいのだが、あの時期は本当に精神的に安定しておらず、彼らと話していても迷惑をかけているような気がして安心できなかった。

 Gravityでは、Twitterのスペースのような機能がある。誰かが作った部屋に何人かの人が入って音声通話をすると言うもので、話す必要のないゲストも存在する。最初は知らない人と話すことに躊躇いがあったが、初めて入った部屋がちょうど精神的な不調を抱えた人の集まる部屋で、かなり会話が弾んだ。そこからズブズブとこのアプリにハマっていった。

 その経験からGravityはメンタルの弱めな方が多い印象だったが、そんなことはなかった。高校生が高校生らしい会話をしていたり、大人な女性が恋愛相談をしていたり、社会人の方が仕事の愚痴を言ったり…と、かなり健康的で普通な生活をしている人がほとんどだった。

 そんな中その時のぼくは狂っていたので、1日10時間以上自分で部屋を建て続けて気の合う人を探す作業に耽っていた。そうすると徐々に気の合う友達が増えてきて、かなりそのアプリに所属感を感じるようになった。やりたての頃は話している時手元が寂しかったので、アプリ上の友達に進められた羊毛フェルトをやったり、前の投稿にあった千羽鶴を折っていた。それをGravityで投稿したところ、(Twitterのような投稿機能もある)通話で「千羽鶴を折っている人」として名が通るようになった。

 その行為だけで変人の烙印を押されるのにあまりいい思いをしていなかったが、友達が増えるのは悪いことではないので結果としてはよかったのかなと思う。

 千羽鶴がある程度完成した後は、単純に通話を楽しんでいた。年齢の同じ人もいれば、年上の方や、高校生もいて、今まで話したことのないようなタイプの人と話すことができて嬉しかった。ただ、如何せんぼくは人と話が合わないことが多いので、アプリ内にできているグループ的な集団に馴染んでいくことはできなかった。所詮アプリとはいえ社会の構造と何ら変わらないなと思った。

 しかし、インターネットのいいところはひたすら試行回数を稼げることだと思う。例えば、自分と合う人が1/30の確率でいたとする。学校のクラスはだいたい30人くらいなので、気の合う友達は1人か0かのどっちかになりがちである。ただ、インターネットなら時間さえかければ無限に人と会うことができるので、結構気の合う人の人数も増える。インターネットは自分とは異なる環境で育った人だらけなため、その確率が低い。でも根気さえあれば友人を作ることは容易だと思う。

 Twitterもそうだ。フォローしたくなるような投稿をしている人をひたすら厳選して、話しかけてみたら割と友達ができやすいような気がする。

 いろいろな形で人と関わらないと人間はダメになってしまうので、僕みたいに人とうまく付き合うのが苦手な人はインターネットを活用するといい。

 インターネットばっかりやってる人を蔑視するようなやつには言葉が通じないので殴られないようにヘコヘコしつつ、癒しを求めてインターネットをしよう。

 最近は少しGravityで新しい友達を探すのも飽きてきたので、今までできた友達と仲良くするくらいにしたいと思う。もう少ししたら社会に出ていける気もするし。早くバイトでも始めて、新しい経験を積んでいきたい。


 インターネット、そしてインターネットで良くしてくれるみんな、ありがとう。

 それでは、さようなら。








追伸 今日、美容院に行きます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?