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お宝の眠る箱 制作裏話

今回(2020/12/21~27)のUnity 1週間ゲームジャム(unity1week)に参加した四次元ベクトルです。
Unityゲーム制作歴は2年以上になりますが、本イベントに参加したのはこれが初めてです。
ゲームはこちらからプレイできます。

今回のゲームは、次のようなスケジュールで作成しました。

1日目(12/21 月)

アイデア

お題は「あける」ということで、題材として

  • 「開ける」:箱、鍵など

  • 「空ける」:間隔など

  • 「明ける」:夜など

ということを考えました。次にどんなゲームを作るのかについては、マインスイーパーや宝探しなどを思いつきましたが、宝探しに決めました。
当初ひらめいた基本的なゲームシステムは、「箱の一つをクリックすると計算問題が現れ、正解すると宝か宝の位置を示すヒントが出てきて、宝を全部見つけるとクリア」というものでした。しかしそれでは作るのもプレイするのも複雑になり、1週間では間に合わないかもしれないということで、計算要素は削りました。

ゲーム制作

ゲームの基本システムは、 https://moon-bear.com/ さんの基本アセットを使わせていただくことにしました。
久しぶりにUnityを起動しました。しかし開く過程でエラーが出て、その原因について考えました。
インターネットには、WebGLでビルドできない原因として「OSのユーザー名に日本語が含まれている」という情報があったので、前回のゲーム作りのときにOSのユーザー名やユーザーフォルダー名を変えました。
これがUnityを起動できない原因だと思い、さらに調べると、「レジストリ上の旧ユーザー名をすべて置換する」という情報を見つけ、ユーザー名を変えたときにこれをやっていなかったことに気づきました。
やってみると、レジストリの情報の一括置換ができないので、一つ一つ検索して旧ユーザー名を変えることになりました。2時間くらいかかって主要な部分の置換が終わりましたが、完全に置換するのは無理でした。こうして、初日はUnityをあまり触れませんでした。
私は高価なAdobe Illustratorを契約していて、使わないと損なので、その中の時間にIllustratorで箱や宝・ヒントの矢印の画像を作成しました。

2~3日目(12/22 火~23 水)

レジストリの修正を行ったので、Unityでのゲーム作りに打ち込めるようになりました。
当時のことの記憶や記録はあいまいなので、2日分まとめての記述になります。

開発状況

宝のランダム配置やヒント数字・矢印の作成など、ゲーム作りの基本的なことを行いました。
ヒントのマスにカーソルを合わせると、宝がある可能性のあるマスが赤く表示されるようにしました。
その他、スコアや難易度の設定も行いました。

4日目(12/24 木)

ゲームタイトルロゴを前述のIllustratorで作成し、ゲーム中に音を鳴らすようにしました。BGMや効果音は、 https://dova-s.jp/ より使用しました。

5日目(12/25 金)

ゲームのランキングを、unityroom内の情報を見て実装しました。
ランキングの実装はこれまでゲームを作ってきた中で初めてだったのですが、特に問題なくできました。

6日目(12/26 土)

細かいゲームシステムの調整を行いました。
unityroom用アイコン画像をGIMP(無料画像処理ソフト)で作成しました。

7日目(12/27 日)

何かトラブルがあるかもしれないので、午前中早めにゲームのWebGLビルドを行い、unityroomに投稿しました。
OSユーザー名は前回変更したので、(20分くらいかかったと思いますが)特に問題なくビルドができました。

今回の感想

1週間で本格的なゲームを作るのは無理なので、今回は簡単なパズルゲームを作りました。ルールはシンプルな方が気軽にプレイできるので、これがベストだったと思います。また、UIも(時間が限られていたこともありましたが)できるだけシンプルにして見やすくしました。
Twitter上でみんなのゲーム作成状況を見て、「こんなアイデアがあったのか」「みんなすごいゲームを作るのね。自分も頑張ろう」と刺激を受けました。これを次回のゲーム作りに生かせたらと思いました。
皆さん、是非このゲームをプレイしてみてください!

みんなの評価(2022/9/28追記)

本作には44件の評価が付きました。

楽しさ:3.455
絵作り:3.159
サウンド:3.318
操作性:3.614
雰囲気:3.227
斬新さ:3.364

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