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Unity1week「2」偶数分裂 開発記録

今回(2021/4/26~5/2)の1週間ゲームジャムに参加した四次元ベクトルです。
ゲームはこちらからプレイできます。

今回のゲームは、次のような日程で開発しました。

1日目(4/26 月)

アイデア
今回のお題は数字の「2」ということで、これをどうゲームに活用できるか考えました。

2画面、2分間、2倍、二択、偶数2つに分裂、……
(今回のゲームに採用したものを太字で示しました)

当初は2つの計算式の間で数字を入れ替えて2つの式を同時に成立させるものを考えましたが、前回のゲームの二番煎じになってしまうと思ったのでやめました。
ゲームのアイデアが定まったのは午後でした。偶数をクリックし、半分の数字に分裂させていくシンプルなゲームに決めました。

ゲーム制作
今回は、初めてURP(Universal Render Pipeline、軽量で高品質な描画ができるシステム)でプロジェクトを作成しました。
円盤の数字を発生・移動させる仕組みも作りました。画面より大きな円周上で数字を発生させ、それを画面内部に送り込む方法で実装しました。円盤と数字の重なり順がなかなか思うようにいかなかったので、少し工夫しました。
今回は、円盤の数字やUIなど、ゲーム中のすべての文字を、きれいな描画が行えるTextMesh Proにしました。

2日目(4/27 火)

数字をクリックすると分裂する基本的なシステムを作りました。また、制限時間(2分)やスコアの機能を作りました。
偶数はクリックで半分の数字2つに分裂し、その際に元の数字の分だけスコアが増えるようにしました。逆に奇数はクリックでその数字だけ減点するようにしました。また、たくさん偶数をクリックするほど大きな数字が出現するようにしました。
偶数を奇数より多く発生させることも考えましたが、奇数と偶数が同じ割合でも問題なく遊べるということで、この案は却下しました。

3日目(4/28 水)

結果画面やシーンの遷移を実装しました。
結果画面でのスコアの数え上げには、私が初めて購入した有料アセットの「DOTween Pro」を使用しました。これは4月のセールで半額になっていたときに買いました(本当はあといくつか買っておきたかったのですが、使うかどうか分からなかったので、汎用性が高いものを1つだけ買いました)。
DOTweenには無料版もありますが、有料版を使うと、本ゲームで多用しているTextMesh Proのアニメーション(色や大きさを変える、数値の数え上げ表示など)が簡単に行えます。

4日目(4/29 木)

背景やタイトル、数字の円盤の画像、効果音、BGMを実装しました。
URPのPost Processingの効果(光のにじみ)も付けました。Shader Graphにも挑戦してみましたが、よく分からなかったのでやめました。

5日目(4/30 金)

4日目に設定した背景画像がBGMと少々ミスマッチな感じがしたので、変更しました。また、ランキング、ツイート機能も実装しました。
これでゲームはほぼ完成しました。

6日目(5/1 土)

ゲームのunityroom上のサムネイルGIFを作成しました。ゲームのプレイ動画をUnityのRecorder機能を用いて記録し、Web上の変換ツールでGIFアニメにしてトリミングして作りました。
また、タイトル画面でも数字をクリックして遊べるようにしました。これは無機質な(=動かない)タイトル画面が多かった私のゲームとしては初めてのことです。

7日目(5/2 日)

ゲームをWebGLビルドして、unityroomにアップロードしました。

今回の感想

今回は1週間どころか5日間でほぼ完成できるくらいの余裕でした。
前回との比較して、グラフィックの質を上げることができたと思います。また、最初からツイート機能を実装することもできました。ただ、凝ったアイデアが思い浮かばなかったのは少し残念な点です。
前回は3Dゲームもアップロードしたいと述べましたが、お題が「2」ということで、今回も2Dにしました。
皆さんもゲームを作ったり遊んだりして楽しんでください!

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