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Unity1Week「ちゅう」中心を見極めろ! 開発記録

今回(2021/9/6~12)の1週間ゲームジャムに参加した四次元ベクトルです。
ゲームはこちらからプレイできます。

今回のゲームは、次のような日程で開発しました。

1日目(9/6 月)

アイデア
今回のお題は「ちゅう」ということで、連想される言葉を考えました。

中間、中心、中華、宇宙、抽選、抽出、注意、注目、ねずみ、……
(今回のゲームに採用したものを太字で示しました)

当初は、3つ上下か左右に並んだ数字の真ん中が、その両端の数字の中間の値になると(等差数列)、真ん中の数字が消えるパズルゲームを考えました(例:357と並んだ箇所があると真ん中の5が消える)。
でもこの案は遊ぶときに頭を使いすぎるということで、却下しました。
次に考えたものが、円の中心を正確にクリックするだけのシンプルなゲームです。これはシンプルさがゆえに別の人が作っていないかなど気がかりなところもありましたが(実際作られていました)、結局この案を採用しました。

ゲーム制作
まず、URPプロジェクトの作成に15分くらいかかりました。プロジェクト作成にこんなに時間がかかったのは初めてでした。
今回も、ネットで公開されていたものを自分で改造したテンプレートを用い、ゲーム中の文字はすべてTextMesh Proにしました。
ゲームのメインとなる、円盤のクリック判定やクリック位置のずれの取得、円盤の生成など基本的な部分を作りました。円盤は、既にある円盤のクリックの妨げにならないよう、重なり順で下に生成していくようにしました。さらに、時間を追うごとに円盤が頻繁に生成されるようになったり、円盤が小さくなったりするシステムも作りました。

2日目(9/7 火)

クリック位置のずれ(例:1.23%)の表示、積算誤差(ゲーム開始からのクリック位置のずれの合計)やスコア(クリックした枚数)の表示を実装しました。また、時間がたつにつれ円盤が動きだして徐々に速くなっていくようにしました。
積算誤差が100%以上になるとゲームオーバーになって結果画面が出る仕組みも作りました。これでゲームの基本システムはほぼでき上がりました。

円以外の図形(正方形や星形など)や、クリックすると減点されるお邪魔アイテムを実装しようとも考えましたが、とりあえずやめておきました。

3日目(9/8 水)

ゲーム開始前のカウントダウン、円盤(フェードアウト)や誤差の数字(上昇)のアニメーション、結果画面の数え上げなどの演出を、DOTween Pro(現在私が持っている唯一の有料アセット)を用いて作りました。
また、背景画像(テーマ「ちゅう」→宇宙→星空)や、円盤の色を6色からランダムに選ぶシステムも実装しました。
ゲームの基本システムにも、円の半径や速さに少しランダム性を持たせるといった改良を行いました。
BGMや効果音もこのとき実装しました。

4日目(9/9 木)

UIのボタンの画像をAdobe Illustratorで作成し、ゲームに適用しました。
ランキングやツイート機能も外部のアセットを利用して実装しました。
これで、ゲームとして公開できるレベルにはなりました。

5日目(9/10 金)

ゲーム開始前のカウントダウンが味気なかったので、数字が大きくなりながらフェードアウトするアニメーションを付けました。
また、せっかくURPを用いているので、Post Processing(カメラの効果)でゲーム画面に光のにじみを表現しました。
また、タイトル画面にもランキングボタンを付け、新モード「15枚モード」(円盤15枚をクリックした時点での積算誤差の小ささを競うモード)を実装しました。
ここで、ゲーム終了後のランキングを表示した後にスコアが0となってしまう致命的な不具合を見つけましたが、修正はできました。

6日目(9/11 土)

結果画面でランキングやツイートボタンを押してもらいやすくするため、結果画面のUIを調整しました。ゲーム開始前のモード選択画面にも少し調整を入れました。

7日目(9/12 日)

ゲームは完成したので、午前中にWebGLビルドを行いました。WebGL形式でビルドすると、なぜか百分率表示の%の前にスペースが入る
(例:1.23%→1.23 %)
ことに気づきました。でもテキストオブジェクトの幅を微調整したくらいでゲームの大幅な修正は行いませんでした。
その後、unityroomにアップロードしました。

今回の感想

今回もすごくシンプルなゲームを作ったので、ゲーム自体は4~5日でほぼ完成しました。残った時間をバグ修正やUIなどの調整に使えたので、完成度を高められたと思います(規模の大きいゲームを作ろうとして挫折するより、完成度の高いシンプルなゲームを完成させた方がずっとよい)。
今回も凝ったアイデアのゲームを作れませんでしたが、また次に挑戦します。
私がunityroomに上げた6作品はすべて2Dです。3Dは重いし、面白いゲームを作るのが大変な気がしますからね。
皆さんもゲームを作ったり遊んだりして楽しんでみてください!

PV

今回はTwitterのある人に感銘を受け、初めてゲームのPVを作成しました。

動画作成ソフトはAviUtl(無料)です。
是非ご覧ください。

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