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私たちの目指す学習《4DL=4th Dimension Learning 四次元学習》とは

4DL Technologies株式会社は2023年4月に立ち上がりましたが、とうぜんその前から色々な構想を広げながら起業準備をしていました。

社名にもなっている《4DL=4th Dimension Learning 四次元学習》を今日は解説させてください。


《4DL=4th Dimension Learning 四次元学習》

《MetaverseやAIの技術を使って、受講する人の特性やキャリアビジョン、学習目標に合わせた【寄り道学習(Metaverse空間での非連続学習を通じた洞察力強化)】を実現する》という学びの概念です。

イメージとしては、ありとあらゆる書籍のある図書館。ありとあらゆる分野の体験見学のできる博物館。いつでもどこにでも入退出自由のゼミが開かれている学校。それらの学習機会と等距離に自分がおかれている環境です。

私たちはその概念の有用性を提唱し、実現するための技術開発を目指しています。

ちなみに「二次元学習」はコンテンツとスケジュールが、XY軸で設計されたカリキュラムの中で実施される旧来からの学習方法。対面学習なのか、オンラインでのライブ学習なのかは問いません。

「三次元学習」は、二次元学習に「時間軸(Z軸)」を加えて、自分で時間をコントロールできる状態です。好きなタイミングで、好きなところから、何度もやり直すことができる。一般的なLMSやSNSでの学習などがそれにあたります。

すこし、具体的に例え話などをしながら説明していきます。

例えば、何か資格を取る勉強やとか大学に入るための受験勉強って、極論を言えば「正解と言われるところに最短で到達するための学習」です。

それが悪いとか良いとかの話ではもちろんありません。

試験には「傾向と対策」がありますから、期日のある目標達成にはそれでいいと思います。

でも、その学習の考え方が社会に出てそのまま使えるか?

「そもそも正解が変化する」状態に対して、決まったテーマと決まったカリキュラムで知識を詰め込むことが、予想も出来ない時代に起きる変化に対応できるでしょうかという話です。

話題を少し変えます。

社会に出ると、残念ながら「先輩の経験には敵わない」ことが沢山あります(もちろん、この経験にしか拠り所がない上司とか単なる老害でしかないですが)。

経験は時間をかけて、色々な角度から、色々な側面から、色々な立場から、色々なタイミングで、連続性や非連続性とかも含め、自らは予期せぬ形での学びです。

しかし、この経験が本質的に身につくのはどんな人か。老害にならずに歳を取っても進歩をして行く人はどんな人か。

昔からよく言い「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というドイツの政治家ビスマルクの格言があります。

これを少し4DL Technologies的な解釈をしてみたいと思います。

愚者は経験に学ぶ = 目の前にある現象事象をあるがまま受け入れる
賢者は歴史に学ぶ = 目の前の現象を背景や状況に置き換え含め受け入れる

もう少し言い方を変えると、愚者は「現象」を受取り満足するのみ。

そして賢者はその裏に潜む「本質」を自ら見つけることができる。

社会人に求められるのは「実践力」です。それは知識や経験の「応用」という意味です。

正しい結果を出すための知識や経験の「応用」をするためには、物事の「本質」がわかっていないと答えは見えてきません。選択肢(仮説)すら見つけることは出来ないでしょう。

大事なコトは、(知識 + 経験) × 洞察力のチカラです。

知識(経験情報含め)を得るだけなら、今どきはGoogleでもなんでもありますので誰でもなんとかなります。

しかし、洞察力だけはGoogleの使い方を知っていればなんとかなる話ではありません。

洞察力は、観察力ではありません。

もちろん、目の前に起きている事象をそのまま正しく理解すること(観察力)も大事です。

受験勉強はここまで充分ですが、社会に出て大事なコトは、物事を理解(認知)することではありません。

認知の先には「判断」があります。この判断を間違った状態で「行動」に移すと失敗に繋がるのは言うまでもありません。(もちろん、失敗に学ぶということも大事な経験の一部であることを否定するつもりはありません)

この正しい(原理原則に則った)「判断」の際に必要なのが「洞察力」と呼ばれるチカラです。

単純な「判断」であれば、知識だけあればなんとかなりますし、ルールに沿って「判断」すれば誰にも怒られることもありません。

しかし、そんなものは誰もが判る様にAIにどんどんと置き換えてくれるようになります。それこそ考えの浅い人間は無用の時代が近づいているということです。

人間の価値は、これからは「正解が想像もできない」状況のときに求められる判断なのだろうなと思います。

それは、2019年に始まったコロナ禍しかり、2022年にはじまったウクライナ侵略しかり、誰もが予測すら出来なかった、そして抗うこともできない未体験の事象が連続したことなどからも判ると思います。

その時に求められるチカラが「洞察力」であり、その上での意思決定という「決断と行動」が人間にとっての最重要であり、先ほどにも書いた「実践力」ではないでしょうか?

その「洞察力」を高めるためには「経験の他に何を学ばないといけないか」言い方を変えると、物事の本質を見抜くプロセスを身につけることが求められます。

まず、そのタイミングで入手できている「情報」を歪みなく認知するための、正しい基礎知識の習得。

その上で、現在の情報と関連すると思われる分野のみならず、一見まったく関係ないであろうと思われる「事実(データ)」や「知識(ナレッジ)」との接点や関連性を見つける、もしくは感じ取るチカラの習得。

そのためには、普段から無駄と思われる事(一般的に言う雑談用の雑学は除いてください)も含め、ありとあらゆる分野の学びをすることが必要になります。

先のビスマルクの格言で言うところの「歴史に学ぶ」と言うことはここだと思います。

過去の事をなぜ学ぶことがどこに生きてくるのか。

言い方を変えれば、自分とか先輩とか親とかのレベルではなく、過去の歴史上の偉人達がどのような道を辿ったのかから、教訓を通じて今現在の自分のおかれた状況と対比してみる。言い方を変えると「メタ認知」出来るかどうかが大事だということです。

4DL Technologiesの考える《4DL=4th Dimension Learning 四次元学習》の目指す姿は、必要な学びの基礎知識(例えば営業力の強化)などをまず当然進める。

そしてAIを利用し、本人(もしくは企業)は必要性を強く感じていないだろうと思われる、(営業力強化に)関連する学習コンテンツを提供する。

そしてそのタイミングでは無関係とも言える、例えば歴史や美術、最新技術や政治経済など間違いなく洞察力をあげることに繋がる可能性のある「無駄(寄り道)学習コンテンツ」を、AIが受講生の特性やキャリアビジョンに合わせ抽出生成してMetaverseの仮想空間上にラインナップし興味誘引する。

最先端の技術を使って、こんな世界観の学習環境を実現することが、私たちの目指しているEdTechベンチャーとしての旗印になります。

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