見出し画像

言葉の壁を超えてチームを“connect”する。グローバルチームのWeb制作プロジェクト

フォーデジットが3ヵ年テーマとして掲げる「We connect」。一体何を”connect”するのか?”connect”されるとどうなるのか?実際にフォーデジットで起きている“connect”なできごとを、インタビュー形式でご紹介します。

今回話を聞いたのは、前期の全社MVPを受賞したフロントエンドエンジニアの古屋賢人さん。とあるWebサイトリニューアルプロジェクトで、昨年設立されたばかりのフォーデジットベトナムのメンバーと、初めての共同プロジェクトに挑みました。言葉の壁を超えてどうやってチームを“connect”したのか?その先に見えた世界とは?

画像1

DeepLを使いすぎて無料枠の制限が…

ー ベトナムチームとの“connect”はどうやってスタートしましたか?

KT(Knowledge Transfer)と呼ばれるレクチャー期間からスタートしました。今回のKTは4日間。最初の2日はプロジェクトの概要やコーディングガイドなどの読み込み、後の2日は実際に作業をしながらレビューや質疑応答を行いました。
ベトナムチームの方の意欲が高く積極的に質問してくれたので、すごくやりやすかったです。ベトナムチームには僕よりも全然技術力の高い方がいるので、たまに僕の方で答えにつまることも…。プロジェクトメンバーや先輩に相談して、どうにか回答していました。

ー どのように共同作業を進めていきましたか?

スプレッドシートを使ってタスクを共有していました。最初はページごとに詳細な指示書を作っていましたが、本当に最初だけです。
コミュニケーションは主にSlackと、Google MeetでのショートMTGを定期的にやっていました。でも僕の英語が拙いこともありチャットのほうが早いね!となってしまうことも。なんならMeetで話しつつチャットも送る、みたいなこともしてました。申し訳ない限りですけど…。
翻訳ツールで活用していたのは、DeepLとGrammarly。DeepLとかもう使いすぎて、無料枠の使用上限までいっちゃいました。え!なんか急に使えなくなった!って。焦りました(笑)。

画像2

ー “connect”する際に意識したこと、大切にしたことはありますか?

認識の齟齬が起きないように、というのを特に気をつけていました。これまで無意識にお願いしていたな、ということに気づいたんです。
例えばボタンに「外部サイト」と書かれていたら、日本人エンジニアはデザインを見るだけで、外部サイトだからこのタグを付けなくちゃ…とわかる。けど日本語が読めないとそのボタンがどういう役割を持っているかわからない。そういうことが結構起きたんです。なのでなるべく詳細に、明確に内容を伝えるように意識しました。
あと大切にしていたのは、見栄を張らないこと。僕は全然できるわけじゃないけどやってるよ!というか。見栄を張って導くんじゃなくて、むしろ助けてもらうような気持ちで進めていました。そのおかげか、僕がいっぱいいっぱいのときは「大丈夫?手伝えるよ!」と言ってもらえました。

“connect”すれば、できることが広がる

ー コミュニケーションで気をつけていたことは?

英語での指示が単調な言い方にならないように、悪く受け取られないように気を使いました。特にコードのレビューってどうしてもミスを指摘するので、言い方を悩む場面が多かったです。
僕はGrammarlyを使って、文法やスペルだけでなく、相手に与える印象もチェックしてました。この言い方は良くないんだ、こう書いた方がいいのか、とひとつずつ覚えていきました。あとは絵文字でカバー!(笑)
あと当たり前のことですが、いつでも質問してねとか、早いレスを心がけたりとか、フレンドリーにやりとりできるよう努めました。中盤からはほとんど日本のメンバーと話しているのと変わらないと、僕は感じてました。ラフに話せる関係が築けたと思います。

ー プロジェクトで成長したと思うところを教えてください。

「何とかする力」が身についたと思います。今回チームとしても、僕個人としても初めてやることがものすごく多くて。技術的にもそうですし、僕は海外の人とガッツリ仕事をするのも初めて。何とかするしかない…みたいな状態だったんですけど、結果として全て何とかなりました!(笑)
自分で調べたり、Devチームに聞いたり、ベトナムのメンバーに助けてもらったり。自分で何とかしたものもあれば、みんなに何とかしてもらったものもあるんですけど、それが自分の成長につながったと思います。

ー “connect”した先に、どんなフォーデジットがあると思いますか?

いろんなところから意見をもらったり知識を得たり、いっぱい吸収できる機会が増えると思います。それに、単純にできることが増えますよね。チームが大きくなればいろんなことに時間を使えるし、プロジェクトでもっと大きなことができる。チームが世界へ広がれば、日本だけじゃなくて海外のプロジェクトもできるようになる。そうやって、チームでできることを広げていけたらいいですよね。

画像3

ベトナムチームも日本チームのことを知りたい

このプロジェクトで古屋さんがいちばん”connect”したという、フォーデジットベトナムのエンジニア、Hoangさんにも話を聞きました!

画像4

ー プロジェクトで楽しかったこと、難しかったことを教えてください。

プロジェクトの始めのKTセッションで、初めて日本チームと話したときから、暖かい歓迎の雰囲気とチームの熱意を感じました。賢人さんが質問に懸命に答えてくれたおかげで、プロジェクトに早く馴染めました。フレンドリーな雰囲気は、開発中の緊張感も解いてくれました。言葉の壁があるにもかかわらず、賢人さんは定例MTGの後も、私たちが十分納得できるまで説明してくれました。
難しかったことは、日本語という自分の知らない言語をメインにプロジェクトを進めたことですね。Google翻訳に感謝です。

ー 日本のチームと仕事をする上で難しかったことは?それをどうやって解決しましたか?

難しいのは日本のチームと働くことではなく、仕事そのものだと思います。あちこちで情報が不足したり、情報が古くなっていたり…。Slackのやりとりだけで細かな問題をクリアにすることはなかなかできない。曖昧な部分をカバーするためにショートMTGをセットしていました。正直、ミーティングは見解が一致していることを確認するだけ…ということも多いですが、ベトナムチームも日本チームの様子を知りたがっているので!

ー フォーデジットをさらに”connect”するために、挑戦したいことはありますか?

すぐには思いつかないですが、SlackやGoogle Meetもあるし、ベトナムチームは日本のことをかなり把握できていると思います。COVID-19の状況が落ち着いたら、もっと楽しい方法で”connect”できそうですね!