1.5億返済物語 組織の崩壊
創業社長は会社に階層をつくらず、すべて自分が意思決定していた。
社長1人、その他10名。
それ故に社長が亡くなったあとは、会社が大混乱に陥ったのだ。
他社を蹴落とすための罵詈雑言。
社員は次々に辞めていった。
売上は減る一方。
ある幹部社員は私にこう言った。
「元々私はこの会社にも創業社長にも愛着ないし、会社を再生したいとも思っていない」
また別の社員はこう言った。
「この会社を再生するのは絶対ムリだと思いますよ」
それでも私はこの会社を再生すると決めた。
決めた以上はやれることを全てやるしかない。
私が社長を引き受けたときの借金額:1億6473万円
毎月の返済額420万円。
「絶対返済してやる!」
私はクリスマスにこう誓った。
つづく
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