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“好き”は分散させることが大事

毎日彼女のことばかり
恋をしている多くの人ー片思い両思い問わずーが直面したことがある感情として「寝ても覚めても好きな人のことばかり考えている」というものがあると思います。
一見すると一途な恋で可愛らしいと思うかもしれませんが、私はこの心情はかなり危険な状況であると考えます。
なぜならば、こういった心情の渦中にいる人は恋人のことしか考えられず最終的に自滅するからです。
私がそう考える根拠を以下で記述しようと思います。

不安になる
まず、人は恋人のことを考える時間が長くなるにつれ余計なことを考えだします。
「返信がなかなか来ないけど嫌われたかな」、「SNSに俺のしらないストーリーが上がってる」、「俺はこんなに考えてるのに返事がそっけないな」
どれも考えすぎですね。あなただって自分の好きなことをしている時は恋人のことを忘れているでしょう。
ゲームしているとき、食事をしているとき、お風呂に入っているとき、そんな時まで考えているとしたら半分病気です。
恋人以外のことも考えることで思考にメリハリをつけた方が良いでしょう。

周りが見えなくなる
次に、好きな人のことばかりを考えている人はその他の思考が疎かになりがちです。
友人や家族と話しているとき、勉強しているとき、料理をするとき、あらゆる場面において集中力が減り精彩を欠きます。
常にボーッとしていて全てのパフォーマンスが低下、そんなイライラした状況でまた恋人のことを考えて不安になり、、、という負のスパイラルに陥ります。

どうすれば良いのか
しかしそれでも恋人のことが気になって仕方がないというあなた。
恐らくですけど、多分暇ですよね?
毎日適度なタスクに追われて忙しい人はそもそも考える余裕があまりありません。
忙しすぎて放置してしまうというのも考えものですが、ある程度忙しい方が邪念からは解放され、かえって程よい距離感を築けると考えます。
散歩や部屋の掃除でも構いません、無理にでも予定を入れて恋人のことを忘れる時間を作って見てはどうでしょうか。
また、新しく好きなものを見つけることも有効な手立てです。
「恋人以外に好きなものなどいらない!」という考えだと全ての“好き”がごちゃ混ぜになって自分でも訳が分からなくなります。
分かりやすい例が、推しと恋人に対する“好き”の違いです。
恋人がいる人の中には、好きなアイドルや芸能人がいる人がいます。
一般的にそういった存在のことを推しと呼びますが、推しのことも好きな彼らは浮気をしていると言えるでしょうか。もちろんNOですよね。
好きなものが多くない場合、“好き”と一括りにされる感情の微妙な違いに気づきにくくなります。
多種多様な存在を愛することで、恋人に対する“好き”がどういった感情なのかがよりハッキリとします。
またそういったものに時間を費やすことで思考にもメリハリが生まれるようになり、変に恋人のことを考えて一人で悶々とすることもなくなります。まさによく出来た一石二鳥ですね。

大好きな人であるからこそ常に考えていたくなるのは自然な流れです。しかし頭の中でグルグルと考えすぎるあまり巨大な渦流をつくり、ふとした衝撃で一気に洪水を起こしてしまうことがあります。
あえて流れの中に板をおき、たまには逆回転させたりなんかしてみて、穏やかな時流の中で過ごせたら良いですね。

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