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走りながら考えている自分の頭の中を整理して、みんなと共有する方法

この方法でやっと解決しそうな予感がしたぞ!noteに書きながら整理してみる。

結論:自分の頭の中をこの図にまとめる

コピーして使えるgoogleスライドテンプレを用意しておいた。

以下、詳細です。

「走りながら考える」とは、具体的な施策を考えるときに「そもそも論」が混ざり、とりあえず決めること

例えばこういう感じ。

「よし、お昼ご飯何にしようかな」(具体的な施策を考える)
「あれ、でもそもそもお腹すいてない気がする」(そもそも論)
「でもお店にもう入ってしまったから何か頼むか」(とりあえず決める)

自分で決めるなら、頭の中で「具体的に」と「そもそも」を往復して考えながら、締め切りが迫っている物事を「えいや」で決めることもできる。

でも、自分の頭の中でまだ往復して考えて続けていることを基準に、他人に決めてもらう場合が難しい。伝えて1時間後に変更になったりする。でもそこで「あ、ちょっと前はこう言ったけど変わったので」と毎回伝えるのも大変だし、相手も「決めてから伝えてよ」と思うだろう。

そこで「現時点ではこれ」「変わるかもしれない」を1枚の図で表す方法を考えた。

前提知識:不確実性4つのレベル

不確実性の4分類の元ネタは「不確実性時代の戦略思考」だ(こっちだと記事だけ880円で買える)。

不確実性は4つのレベルに分けられる

不確実性 4つのレベル

このレベルを知らないと「予測できる」と「まったくわからない」の2元論で考えてしまいがち、と記事には書いてあった。確かにそうかも。

走りながら考えるとは、不確実性のレベルを上げ下げすること

つまりこんな感じ。

本題:走りながら考えていることを整理して、みんなと共有する方法

上の図にプロットしていく。例として私の頭の中を記述してみる。私は管理部門の責任者として働いているので、その役割としての頭の中だ。抽象的にしたり改変したりして、わかりやすくしている。実際の状況とはかなり違うけど、例としては良いだろう。

まず、会社の方針がある。でも、完璧に決まっていない。「このあたりの幅」という不確実性レベル3で存在する。しかも、ここから先「そもそも論」から考え直すこともあり得るので変更される可能性も高い。よって、レベル3の「そもそも」に置く。

今後の会社の方針は決まっていない部分もあるが、来年度の管理部門の具体的な活動計画はもう決めないといけない。だから、いったん各部署に対して「こんな方針で考えて予算を決めて欲しい」と依頼を出す。管理部門の責任者の私から、管理部門各部署への依頼はレベル3〜レベル2の間ぐらいで依頼する。

この指示に対して、各部署は自分なりに考えて、いくつかのシナリオに落とし込んで予算をつくって欲しい。もちろん分からないところは、何度か相談してくれていい。

メンバーから「会社の方針ってどれぐらい変わるんですか?」と聞かれたりする。うーんと考えて、「例えば、M&Aで会社が増えたり、新規事業とかが増えたりする可能性がわからないんだよね」と答えたとする。それも「今後の会社の方針」の箱の横に書いておく。

あ、そういえば既存事業Aの方針も2パターンぐらいあり得るんだった。それ次第で管理部門のある部署の予算にも変更があるかもしれない・・・。追加しておこう。

こうやって動いていたら、いきなり社長から「これやりたいんだけど」と言われた。まあ、やるしかないな。右上に「偉い人の思いつき」を追加する。こう書いておけば気になる人は「それって何ですか?」と聞いてくれるし、興味ない人はスルーする。

あ!だめだ。この思いつきを実行するなら、ちょっと各部の動きも変えないとだめだ。会社の方針と整合性はないけど、まあこれはやるしかないから、ちょっと方針変えてもらうしかない。ごめんね。と書いておく。

そんなこんなで時間がたった。「事業Aの方針」も決まったし、「今年の会社の方針」も決まってきた。この二つを「そもそも」から「具体的には」に場所を移動させる。ここからは具体的にするフェーズに変わったのだ。来年の方針はまた変わるかも。思いつきの施策はとりあえずそのままやる。各部の予算もそのま実行でよさそうだ。

それぞれのボックスに説明資料をつけると良いのだろう。

資料にすると、興味ある人は見て、興味ない人は見ないのが良い

全員が知らなくていいし、見たいときに見てくれればいい。これを全部それぞれのメンバーに口頭で説明してたら大変だ!

これはまだ社内で実践してない。これからやっていくのです。

今回は以上です!

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