「いまのまま働き続けてもいいのか診断」経由で話した記録を公開します。内容は本人確認済です!
最初にもらったコメント
ここから、二人だけに限定公開されたgoogleスライドをつかって、文通のような形式でやりとりしました。直接話したことはなく、テキストのやりとりだけです。以下、Aさんとしておきましょう。
解決したい内容を特定する
柴田からの質問1:今の会社で「新規事業の立ち上げをやっていた」という話だけ聞くと、それが他の会社でも評価されそうですが、そうでもないのでしょうか?
省略した部分なども読むと、普通に仕事できそうだから、いろんな会社のニーズある気がする、と思ったので聞いてみました。
柴田からの質問2:上の回答とは別で「今の会社で働き続けない選択肢」を考え始めた理由を教えてください。違う言い方をすると「新規の立ち上げやって、また同じ会社で次の何かをやるぞ〜」とはならないものなのか?という質問です。
Aさんから追加でもらったコメント
なるほどー。東京以外だと一気に転職先の選択肢が狭まる、みたいなことはありそうだ。もうちょっといろいろ聞いてみよう。2つぐらい質問して、回答してもらう、というやり取りを続ける。
柴田からの質問:(同じ地域の似た職種を提示して)これ見てどう思いますか?
柴田からの質問:「このまま営業でやっていくか」の話。ここにはご自身として「自分にどういう市場価値をつけるか」という意思の話も入ってくるかと思います。今の会社で営業職を続けたときには、どんな「社外から見た価値」がつくのでしょうか?
Aさんから追加でもらったコメント
この段階における柴田の感想
年収の話は、「自分の市場価値ってどうなんだろうと思ったら読む話」でいう「社内労働市場での評価」と「社外労働市場での評価」が組み合わさっている。長く働くほど「今働いてる会社の人にしかわからないその人の価値」が増えて、年収に付与されるはず。
となると、人材紹介会社とか、普通の転職方法は不利になってきて、「取引先とか、知り合い経由」など、「今働いてる会社の人にしかわからないその人の価値」を多少は理解してくれてる人が間にはいったほうが、明らかに価値も正当に評価されそう。
今すぐ転職する必要がないなら、先を見越して「社外転職市場の文脈における価値以外の価値を理解してくれる人」を増やす活動をして、「これだ」というタイミングで転職を決めるとかかなあ。
で、追加で質問してみた。
柴田からの質問:「社外転職市場の文脈における自分の価値以外の(社内でしかわからない)価値を理解してくれる人」で、転職先を探すきっかけになりそうな人、思い当たりますか?
でもこれで「課題をジレンマで表現する」はできそうだ。ちょっとやってみる。
解決したい課題をジレンマで表現してみる
お、なら課題はこれで表現できそうだ。じゃあどうするかを考えていこう。
解決策を考える
まず、対立をなくす方法はいろいろあるけど、ここが基本かなとあたりをつけた。社内労働市場の価値を分かってる人経由での転職かなと。
いくつか質問を続ける。
柴田からの質問:自分の「わかりにくい価値」を理解しつつ転職の手助けになる人達を、もっと増やす方法とか、もっと手助けをしてもらうための方法は思いつきますか?
この質問をしたときに言語化できてなかった違和感がある。ここから先、どうしても「ブログを書く」とか「SNSで〜」みたいな解決策になりがちだ。でもそれしか解決策がないのは微妙だなーと思っていて、でもそれ以外にわからないからこの質問をしてみた。日々の仕事の中で自然にやる方法があるはずで、それを探りたい。
ここからは私もわからないので、「文通」のような、コメントのやりとりになっている。
柴田:ご縁の広げ方ですよね、たぶん次に考えるべきことは。それが仕事の中で自然にできる+αのちょっとした行動ぐらいだと望ましい。それが何かってのは、私にはわからず・・・!
柴田:自分の「わかりにくい価値」を理解しつつ転職の手助けになる人達の名前を具体的にあげていったら、どれぐらいになりますか?そしてそれを1年に1名でもいいから増やす、とかなのかなあ・・・
少しずつでいいのではというハードルの下げ方なのかな、というアイデア。
Aさんの追加コメント
でも、たぶんYouTubeとかじゃないはず・・・。で、ふと思い出したことがある。
柴田のコメント
雑談ぽくなりますけど、そして、ちょうど最近あった話を書きます。「40歳すぎたら報酬もいいけどリファレンスがほしい」と社員から言われて。その人の評判、仕事の成果が外部からわかるような支援を会社としてしてほしいと。
思いついたことは、「自分のリファレンス先」になってくれる人がどれぐらいいるか、それを増やすというのは一つの目安になるなと。働きぶりを理解してくれてる人がいて、働いている会社以外にそういう人が一定数いれば、何かしら転職に役立つと思うんです。「自分の転職を助けてくれる人を増やす」ってなんか微妙だなと。だからこれぐらいがいいかなーと思いました。
解決策の方向性:自分の働きぶりのわかりにくい部分を理解してくれている社外の人(リファレンス先)を少しずつ増やす
これならYouTubeほどハードル高くないですし。私の働いている会社の社員の希望に対する回答としても「その人の仕事ぶりを普段から外部に出せるような活動を会社として支援する」のがありかなーという発見にもなりました。
Aさんのコメント
ここまで見えたら、少しずつ進めていくことができそうだ。もともとすぐに転職をしなくてもいいわけだから。
・機会が増える準備を日々の仕事を通じて行っておく
・年収維持&仕事の頭打ちを避ける仕事がみつかったら、転職を検討
ができるのでは!
と、現段階でのやりとりはここまでになっている。
この人と話してみたい人は連絡ください!
テキストで話すとかはOKとのことでした。興味ある方はこちらのフォームからどうぞ!
Aさんの感想
ちなみにやりとりの面白いところは以下です!
・完全にある個人の事例なのに、匿名化をしたら、かなり他の人にも参考になる視点が出てくる
・即興的にやりとりをしているので、自分も想定してない答えがみつかる(今回だと、リファレンスの部分は着地が見えてなかったところ)
なぜこんなことをしているのか?それは以下の図が理由です。
公開することで、また誰かの応募があったりして、それが誰かの役に立てば、誰も損をしないループです。
今回は以上です。興味がある方はご連絡お待ちしております。