「本当に上司から言われた話」と「上司が言いそうな話を自分が想像したもの」の区別がついてない人がいる
柴田(@4bata)です。上司じゃなくても夫婦関係とか、全部同じかも。
「脳内上司」ができあがるまで
「脳内上司からの反応」と「実在上司からの反応」を区別せずに「同じ引き出し」に入れてる人がいる
会話をしていて、「本当に上司から言われた話」と「上司が言いそうな話を自分が想像したもの」の区別がついてないように見える人がいる。
似たような話が書いてあったpdfを思い出した。
「脳内上司」の意見は、他人の意見ではなく自分自身の見解だ。本人はそれに気づいてない。
でもここで疑問が出てくる。相手のことを想像して先回りして動くのは誰もがやっている。それと何が違うのか。
「脳内上司」と「実在上司」の区別がついてる人は、「実在上司」の反応をもとに「脳内上司」を修正し続けている
両者の区別ができてる人は、脳内上司を「実在上司のシミュレーター」として使ってる。実在上司の反応をもとに、自分の意見としての「脳内上司」を更新している。
対話とは、「脳内シミュレーション上の相手」を更新し続けること
人間の意見は変わる。「脳内」と「実在」の区別がついてないと、脳内の相手を優先し、実在する相手の変化に気がつかない可能性がある。つまり、話を聞いてるようで聞いてないってことになる。夫婦関係なら「脳内配偶者」と「実在配偶者」の区別をつけるってのも必要だろう。
忖度とは、「脳内上司の反応」を「実在上司の反応」と同一視すること
最近よく聞く「忖度」は、脳内上司の反応だけで完結させてしまうことかもしれない。
応用編:「ひとり会議」は「脳内シミュレーター」をつかっている
「ひとり会議」が好きなひとがいる。自分の中であーだこーだ考えるってやつ。私も好きだ。「異なる人格」をつくって会話するわけだが、そのときは「他人の反応から学んだ脳内人格シミュレーター」的なものをつかっている気がした。
今回は以上です!
誰かが書いてたけど、サポートしてもらったらそのお金をだれか別の人のサポートに回すと書いていて、それいいなとおもったのでやります!