海外との契約に至るまでどうするの?
海外ビジネスを始めるにはまずは、国内取引と同じく、売り先・取引先を見つけるところから始まる。
輸入なら、まずは国内の消費動向を調べて何を仕入れるかを検討・決定する。購入商品を決めたら、候補となる調達先を海外のECサイトでの検索や、海外企業の展示会に参加して探す。
この際、国内の法令に抵触しないか、法令に抵触する際、必要な処理や申請、関税がどれだけかかるかを確認する必要がある。
輸出なら、海外のECサイトでの売れ筋確認を行う、リサーチ会社を通じて売れる商品・ターゲット層や国を調べて、売り先を探す。
同時に、輸出先の国の法令に抵触しないかを確認する必要がある。
リード顧客より、取引条件、見積の問い合わせ=引き合い(Inquiry)を受けたら、取引条件、見積をリード顧客へ提示(Offer)する。
場合によっては、リード顧客側にて条件の変更や条件の追加の要求「反対申し込み」(Counter Offer)をする。
※輸入の場合は、基本、売主、買主が逆になる。
条件のすり合わせをして、まずは一方が条件を承認し、(Acceptance)、最後にもう一方が承認したら契約(Proposal)となる。
注意点
・取引前には必ず、国内取引と同様に、取引相手の信用調査がすること。
・貿易取引は口頭でも契約ができる。そのためトラブルにもなりやすいので、必ず契約書などの書面で条件内容を残すことが重要。
・金額が大きい取引になるBtoBの場合は、決済方法として、最初はL/C決済を選択することがベター。代金回収リスク・商品入手リスクを軽減することができる。
Reference:日本政策金融公庫
Reference:JETRO
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