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サイゼリアのスペシャリスト!

仕事柄どうしてもいろいろなお店を訪れた時に、接客などが気になってキョロキョロしてしまう。

美味しいお店、気に入っているお店はやはりトータルでサービスが心地よい。ありきたりかもしれませんが、落ち着けるし、安心感があります。

中でも私が気に入っているのが、地元のサイゼリアです。

サイゼリアに行かれた方はご存知のとおり、セルフでオリーブオイルや
その他調味料、お皿などが置かれているカウンターがあります。

その日は休日でお店は満席。しかも緊急事態宣言下での夜の営業は
お客様も集中し、スタッフのかたも足を止める事なく動かれていました。
下げるものもままならずで、本当にその日は大変そうで、オーダーするのも
なんとなく申し訳ない気分になりました。

営業時間も20時まででしたが、私が入店したのは19時を過ぎており
しかもウエイトの状態でした。

すると、そのスペシャリストのかたは
「ラストオーダーのお時間も迫っていますので、狭いお席しか空いておらず申し訳ありません(私たちは2名でした)が、とりあえずまずはお席についていただいて、オーダーなさってくださいませ」と手際よく席に案内下さった。

後ほど広いお席がもしあきましたら、そちらをご案内しますので」という
一言も添えて。

その後も、満席であちこちからボタンで呼び出されていたにも関わらず、
こちらの事を気にかけて下さっていました。

お料理が運ばれてきて、私はオリーブオイルが欲しくて、
セルフのカウンターに行くと、そのスペシャリストのかたは
「沢山入っているオリーブオイルをお使いくださいね。
風味が全然違いますから。ご遠慮なくお使いください。美味しく召し上がっていただきたいので」とおしゃいました。

サイゼリアを割と使わせていただいていますけれど、こういうお声がけしてもらったのは初めてでした。

「美味しく召し上がっていただきたいので」という言葉を
素直にさりげなく使っていたことに感激しました。

所謂オーナーシェフから直接言われたりすることはありますけれど、
この方は、いわばパートの方だと思われます。
素敵だな、と感じました。

そして、帰り際にも「お気をつけてください。また是非いらしてください」

と、私たちだけではなく、他のお客様にもお声をかけていらした。
この時間はとても忙しそうだった。
あちこちのお客様から呼ばれ、走り回る勢いだったのに
とても素敵な気遣いであり、接客でした。

こういう方がいると、やっぱり通いたくなりますよね。
満足度もグッとあがります。

どんな世界にもスペシャリストがいらっしゃいますが、
そういう方に出会うと、人生の楽しみが広がりますね。

マーケティング的にも、すごく学びがあります。


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