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精神主義のはなし

【ここまでのあらすじ】

人に読ませようとしないことをこのアカウントで書く予定だったので、別のテーマで自由気ままに書いていたら、冗長6千字になって流石に駄目だなって下書き行きにした。

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精神主義の話って大事だよなあと、病んでる人や病みそうな思考回路をしている人たちを見ていると、とても思う。

私の思う精神主義ってのは、物質主義の対義語としての意味であって、スピリチュアルとかそういう知識はさほど必要ではないというか。精神主義を理解するとスピリチュアルも受け入れやすいって節はあるけれど。

占い師とかが説得力あることを言えるのって、結局のところ「精神主義で見たら当たり前の事やん」ってことが凄く多いのは多分そういう感じ。卵が先か鶏が先かみたいな。

「スピリチュアル」を先に見てしまうと「壷買わされる!」みたいな、「無宗教宗教」日本人は防御姿勢を取ってしまうと思う。勿論、エンタメとして消化できる要領の良い世渡り上手の日本人も多いと思うけれど。

先に述べた「病みやすそうな思考の人」ってのは大抵の場合が物質主義者であり、二極思考やそこから派生した強迫観念みたいなのが強い人を差している。この三つについて独自解釈だけどさらっと説明したい。

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物質主義者というのは、目に見えるもの(≒物質的)に価値を見出す人。わかりやすい例だとブランド物や高級な物を集めることで「自分が幸せだ」と感じたい人。

わかりやすくない例の方が重要で、例えるのが難しい。例えば「恋に恋する」とか「見返り前提の愛情」とか物質以外の記号的な物。上記例が金だとしたら、地位や名誉や肩書に近いだろうか。「社長」だから「自分は幸せ」とか。

逆に、ブランドや高級な物を買っていても「それを買っているor持っている==幸せ」でなければ少し違うんじゃないかなと思う。

ワイを精神主義者じゃないとしてしまうと、世界に精神主義者少なすぎん?ってなってしまうので、多分物質主義者ではないと思うんだけど。

純粋に「うわあこれ以外欲しくない一品~」とか「この経験は買ってでも有意義~」って思うと別にブランドかそうじゃないか置いといて、物も経験も買う。肩書とかも「この肩書で生きるとどんな感じなんだろう~」的な好奇心先行で興味湧く。

3万の香水が2本あるけど、ブランドコンセプトと香水コンセプトは知ってるくせにブランド名知らないんだけど多分そういう感じ。「人を選ぶ香りだから、量産されてないから替えが効かなくて、希少価値が高いから価格が高い」系のニッチブランドだから覚えらんないって話なんだけど。

整形依存症とか買い物依存症と比べるとわかりやすいかな。シャネル!ヴィトン!みたいな。「記号」や「物」で幸福度を計ろうとしている感じ。

依存傾向にある人っていうのは、物質主義気味なのかなと思う。わかりやすい幸せが欲しい人たち。

伝わらなくてもいいやって自分言語で説明すると「アイコニックな~」「トロフィーが~」とかそういうニュアンスになる。

物質主義の知名度が低いのは、社会システム上それを不健康としてしまったら不都合が多いという理由なんじゃないのかなという邪推。

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二極思考については、白黒思考とか、0か100かとか言われるやつ。認知行動療法とかで真っ先に出てくる言葉なんじゃないのかなと思う。わからんけど。

「LGBTQのネーミングとか、レインボーとかで例えるのも、二極思考から結局脱却できてないんじゃないかなと思う。なぜなら、価値観ってグラデーションだし、色で例えるのにパッキリ区切られた7色で表現しきれるわけねえだろって。大昔のWebカラーかな?」

賛否はともかくとして、これを一回咀嚼できるなら柔軟性あるかなと思う。

「性的マイノリティに失礼だ!」「7色だ!世界でその定義が使われてるんだから!」「凄いその通りだ一生ついていきます」その辺の意見を抱くなら二極思考に寄ってるんじゃないかなと思う。

ちょっと応用から入りすぎたけど、思考に柔軟性がなくて断定的なのが二極思考。

でも「自分は柔軟だと思い込んでいるけれど、世界で柔軟だとされている考えを尺度にしている二極思考」が増えてきていると思う。「LGBTQは性的マイノリティであって弱者だから理解しなければいけない」みたいなね。

なので応用から入ったわけだけど、普通の二極思考もガチ病み界隈には全然残っている。「女の子なのだからランドセルはピンクに決まっている」「女の子らしくなければ駄目だ」みたいな。

勿論、性別以外の物事でも善悪を断定的に語っている人っていうのは大抵が二極思考なんじゃないかなと思う。感情論だけの断定もあれば、法を犯しているか否かだけでしか迷惑や善悪の判断が出来ない人もいる。

この例え話でわからなければASDのきらいがあると思うので別件かも。

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強迫観念についても、割と有名だと思う。

ドアの鍵を閉めたかどうか忘れて居ても立っても居られなくなっちゃうとか。潔癖と併発することが多いから手を何度も洗うとかも有名かな。

この性質は私も持っている。ADDと潔癖と強迫性が混ざるとなかなかに地獄だよ。無駄にスマートホーム化しているのはそれが原因です。

二極思考と重なる部分は大きいと思うのだけれど、思想というより、怯えや恐怖心みたいな防衛反応的な部分に近い気がする。強迫性が強いだけで二極思考ではないなって人で、他害的って見たことないなと。攻めより守りってイメージ。

二極思考と混ぜると「私は女なのだから、赤いランドセル以外を背負ってはいけない」とか「LGBTQに対して少しでも尖った意見は喋ってはいけない」になるんだろうか。まあ後者は正直危機管理意識として賢明だけど。

「~ねばならない」思考と、破った、或いは破ったかもしれないという時の不安の大きさなのかな。

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全部、私が理解しているニュアンスで話しているので独自解釈による独自言語辞典になってしまっているかもしれない。この三つほぼ併発している人が多いから細分化難しいよね。この三つで説明足りるのかって感じもあるし。

女性も男性も、角度が少し違うものの昔よりこういう思考に陥る人たちが増えてきたなと感じることが多いんだよね。なんでかなと思うと、情報化社会で式を理解しないで回答を得られるようになったとしか言いようがねえなと。

読書をしろって昔から言われ続けてんのも、自分で考える力を培うためってことだと思うけど。今の時代だと、自己啓発とかビジネス書とか読んでもラノベじゃないですかね。私もだし。考えるための本じゃなくて回答を得るための本になりつつあるんだよな。

恋愛離れについても、先日どっかの記事に私の見解と同じ内容が書かれてたけど、恋愛も「お手軽で刺激的な性情報」が手に入っちゃうからね。自分と同世代と少し下位の男性陣は「性とかより一緒にゲームしてくれる寂しさを埋めてくれる彼女が欲しい」って意見が大半だったな。

人生がゲームなのにね。そもそも。インターネットを攻略本にして人生を片手間に消費しながら、わざわざゲームやアニメや外側の世界に飢えを満たしに行ってるの謎でしかないんだよな。

いや、ゲームもアニメも好きだけど、それより自分の人生ゲームをもっとやりこみたいというか。人生なんてバグだらけなんだから、攻略本には乗ってない面白がり方があるんですよね。

でも、それが喜怒哀楽かはわからないし、攻略本読んどけば負の感情は最低限回避できる。だから、インターネットから固定観念、強迫観念、二極思考、物質主義みたいなのが台頭するようになったのかなって。

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自分の人生なんだから自分が楽しむのが一番なんだけど、失敗するのが怖いから人生は攻略本見ながら中の上の成績を取りつつ、別のエンタメで刺激を得るっていうのが主流だよなあって。

「風の時代」云々ってのも「パラダイムシフト」と一緒で、まあスピ的角度から捉えることも出来るけど、別に見てりゃわかるんすよね。占いとかだとロジックに当てはめてるから「風の時代が来ます!」って早いもの勝ちで予知しようとしてるけど。

インターネット最大の弱点は「人肌や匂いを感じない」であり、ほぼイコールで寂しさに結び付くと思うんだよな。

普通の場合は学校や仕事とか家族とか、嫌々でも人との接触があるから気づかないんだけど、コロナ禍でそれが奪われた人たちがわけもわからず病んでいく感じ。攻略本に従って堅実に動いてたのに、負の感情の解消方法がわからなくなっちゃった!「っていう感じの心理状態だろうな」って人を多く見かけた。

私の場合は、既に何度か陸の孤島状態は経験していたし、家庭環境が恐怖だったから寂しいって感覚が人よりめちゃくちゃ鈍いんだけども。

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精神主義って何?っていうと「物質的なものよりも精神的なものに優位性を認める立場(ネット辞書)」に尽きるとは思う。でも字面だけだと怖くない?私だけ?

普通に、物質主義の反対であり、まあ『美女と野獣』ですね。

精神主義の象徴がベルで、物質主義の象徴がガストンって感じだな~と思いながら見ている。大好きな映画なんだけど、野獣が物質主義から精神主義に代わっていく様を一番描きたいだろうに「なんでベルは美女なん・・・」ってのだけ毎回引っかかりますね。

ノートルダムだって続編は忘れたけどあんな終わりだし、ディズニーの「外見至上主義を否定はできないよね・・・」って自嘲なのかと思うわ。

ベルは「自分が幸せだと感じる愛情」を望んでいて、ガストンは「みんなが望む幸せを与えればベルは手に入るだろうし、美女と付き合うことが幸せでそれは愛情だ」と思っている感じかな。

登場する本を追っていくとわかりやすいんだけど、ベルが嬉しそうに読んでいる本を、ガストンは踏みにじった(物理)一方、野獣は図書室をプレゼントするんだよね。

思わせぶりな態度を取っておいて「とーちゃん心配だから帰るわ」と言ってのけるベルに対しても、野獣は人間に戻れるチャンスだというのを伏せて「ええで」と言うし、その後ベルのせいで城に攻め入られるのにベルを一切咎めないし。

野獣の人間性の成長はおかしいし精神主義者のベルが惚れるのは納得するけど、「物質主義者が精神主義者になったんだよ~」って訴えるには、「醜いから」って理由で魔女を追い払ったが為に痛い目に遭った野獣じゃなくて、ベルを醜くしないとテーマぶれるんだよな・・・

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いや、他にもこれ「物質主義と精神主義の対比だな」とか「失敗への恐怖からの安定志向の脱却だな」とか結構わかりやすいんだけどね。アナ雪とかラプンツェルとか大体後者でしょ。

ディズニーはね、Dの意思を継いでいるからね、秘密結社には世論を操作する力があるからね(突然の都市伝説)まあ都市伝説はどうでもいいんですけど、ディズニーは世界へのテコ入れ上手さんだよね。舐めちゃいけないよ。

ディズプラでプリズンブレイクいつも見てます。ナショジオあるんだからメーデーの配信も待ってます。

マジで話まとめるの下手過ぎないかな。風呂敷拡げっぱなしなんだよな。頭痛も酷いし、明日からよく考えたらちょっと大変だったので、そろそろタスク消化に戻ります。

気が向いたら見てね。プリズ・・・じゃなくて美女と野獣。

まあ、プリズンブレイクならシーズン5まで履修した上でセオドアを「悪役」「理解できない」と断定するかどうかなんじゃないっすかね。わからん。脳筋ゴリンカーンバローズ以外大体ちょっと泣き所ある。大正義アレックスマホーン。ありがとうディズプラ。またおいでアマプラ。

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