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【自分起点の体験的アート思考本】

day2  『ハウ・トゥ・アート・シンキング』若宮 和男 著        最近出版されているアート思考関連の本の中では一番自分に近いスタンスかもしれないです。アート研究家であり、NTTドコモ、DeNAで新規事業の現場で自分起点でクリエイティブを実践してきた視点に説得力があります。

新規事業やイノベーションのアイデアをアート思考に求めた時、丸投げして何かやってくれるだろう。。。みたいな姿勢の企業とかありますが、あれはダメですね。『アーティストは「触発」であって「答え」ではない』んですと若宮さんは言います。なんでもすぐに「答え」を求める生産性重視の方々からすれば、「答え」が前提かもしれませんが、それやってると平行線でいつになっても新規事業なんて生まれないです。大切なことはアーティストつまり「異質」な人種との共通言語なんです。だから、ビジネスマンにもアートの敷居を低くして一緒に創発を体感して楽しんで欲しい。そんなところを自分も感じていてセミナーでは、アーティスト的発想を理解する上で、受講者自身がアーティストになってみる、いや、戻ってみる(アーティストに戻る、受講した人は100%芸術家になれます)のが大切です。同じ目線=共通言語をもってプロジェクトを進める必要があります。

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工業生産の時代は終わり生産自体はAIやロボットがやる仕事になってきました。「同じ」や「正確さ」や「量産」は既に人の領域ではなくなりつつあります。企業は「正解」を求め続け、いま「正解」が見えない時代の中で『「アート」は常に「真」「善」「美」に挑み「ちがい」を生むものであり、普遍というよりは徹底して個別的で普遍ではなく、変化するものです』若宮さんは書いています。変化が必要な時代に私たちもマインドシフトを変えていかなければいけないでしょう。

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ハウ・トゥ アート・シンキング 閉塞感を打ち破る自分起点の思考法 若宮 和男


#stayhome #bookcoverchallengeCALMさん@calm_music_conception/からのバトンでアート思考をテーマに本をご紹介していきます。ブックカバーチャレンジは読書文化の普及に貢献する、1日1冊7日間アップし、次のバトンを繋いでいくチャレンジです。

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