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Creative management

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「正解の見えない時代」「AIが多くの仕事を担う時代」ライフスタイルやビジネスにアート×デザイン思考を取り入れることが注目を浴びています。ロジカル思考>デザイン思考>アート思考を横…
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#人工知能

【AIの著作権問題、AIが生み出す世界は「表現」?「アイデア」?それとも、、、】

文化庁は「著作物」を"思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するもの"と定義しています。 一方でアイディア (作風・画風) に当たる表現は著作物に該当せず、著作権法では保護されません。つまり、○○風というのは著作権侵害とはしない。 なのでAIが描いた画像や物語はアイデアに当たるので、〇〇風にとかのプロンプトから生成された画像は著作権侵害には該当しないというのが文化庁の見解です。 また、AIが学習するためにWeb上で収集してきた膨大

【AIの衝撃、、冷や汗が出た】

2040年に来ると言われていた「シンギュラリティ」が2025年頃に始まる?!話題の人工知能の創造性をチェックしてみたら大変なことに、、 シンギュラリティとは、AIが人間の能力を超える時点 や、それにより人間の生活に大きな変化が起こるという概念のことですが、2015年にコンピュータ囲碁プログラムAlphaGoがプロ棋士を破った頃は、AIというよりコンピューター(電子計算機)の賢い仕事というイメージでした。ところが、今話題になっているChatGPT(https://chat.op

【メディアアートとシンギュラリティ】

アルスエレクトロニカは昨年で創立40周年を迎えた、オーストリアのリンツで開催されている芸術・先端技術・文化の世界的なフェスティバルです。 アルスエレクトロニカのコンセプトはデジタルな空間も公共の世界ととらえる必要があるというもので、人々が社会の構成員である事をアートとテクノロジーを通して再認識する事。人に「問い」を生み出して、アートはそれを考えさせるラボのようなものだ。という考え方があります。アートの視点からテクノロジーの起源・成功・さらには愚行に渡るまで追いかけ、予測し、

【モノと人、日本人の精神性】

いま、世界で1番売れている日本の本は40ヵ国1000万部売れてる『人生がときめく片づけの魔法 1・2』だそうです。※まだ読んでないですが、、 物質的に満たされるた社会でモノを所有するコトに飽和が起きた事で、片づけるコトが日本から海外へ文化として輸出されている。これは日本人としての独自のモノ観が文化として世界に受け入れられているのではないか?と思うのです。 モノと人との関係。ちょと調べてみるとこんまりさんは巫女さんの仕事を5年間されていたそうです。それが影響しているかわかりま

【アンドロイドは電気羊の絵を描くか】

アート思考セミナー受講生を中心に、一般の方も参加できるオンライントークセッションを毎月2回多彩なゲストを招き行っています。昨晩の【アート思考トークセッション】も大盛況でした。アート思考のアプローチとして、アーティストの内発的な創造力をビジネスイノベーションに活かすところから、外在する作品との対話からアート内在化させ「自分だけの答え」を見つけるプロセスまで、そのアプローチは様々です。今回のトークセッションでは「AIとアート」をテーマに、アートとは何か?を考察してみました。 今

【アーティストも起業家も未来に生きている】

あなたは未来からの情報に向かって生きているのか、過去の情報に生かされているのか? 自然科学における時間の因果関係は過去に原因があると考えられてきました。教育も過去から学ぶことが基本となっています。川の流れを時間だとして、川の真ん中にあなたが立っているのを想像して下さい。 その時、あなたは上流を見ていますか?下流を見ていますか? 一般的には下流を見ていることが多いそうです。つまり、流れていった過去と向き合っている人の方が多いみたいです。 それはどういうことか?多くの人は

【「余白」と「問い」のアート思考】

説明的ではなく不明な余白がある事で「問い」が生まれ、そこに心が入り込む余地が生まれる。現代アートに触れる事は「正解がない」事に慣れる行為でもある。 モノの時代には、生産性、効率性を重視して、とにかく生産すれば必要なモノ、便利なモノは一方向的に売れる時代でありました。何故なら、それらのモノが普及していなかったからです。1980年代、三種の神器と言われた洗濯機、冷蔵庫、テレビは、ほぼ100%家庭に行き渡り、モノの時代は終わった。作れば売れる時代が終わります。 その次に、利潤を追