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「映像と音」のためのNAS環境を、素人が組んだレポート

映像の仕事をするようになって、あっちのパソコンからこっちのパソコンへと、HDD をつなぎ替えることが多くなりました。例えば、「編集の終わった映像の音をマスタリングして、ふたたび映像に戻す」みたいな場合ですね。

で、「NAS で完結できたら、便利だろうな」と思っていたので、年末年始のタイミングで NAS 環境を構築しました。ネットワークの知識は素人並、色々と調べてみたものの「自分の環境でやってみないとわからない」という結論に達し、まずはモノを買ってみました。

NAS 選びのポイントは、

・将来の容量不足を想定して2ベイではなく4ベイ
・2.5Gbps対応(近い将来に 10ギガビットEthernet を持った Mac mini を導入予定なので)

そんな条件で選んだのが、QNAP「TS-453D」です。

HDD は IronWolf 8TB を2台で、RAID1 に。

で、LAN ポート?や USB 端子がたくさんあるので、「まあ何とか繋がるだろう」と思っていたのですが、「スイッチングハブが必要らしい」とわかり……

こちらも 2.5G 対応でないと NAS の性能が活かせないので……色々探して、プラネックスのこれにしました。1万円を切る価格のわりに評判は上々。

しかしながら、今度はパソコン側の Ethernet 速度がボトルネックになって、映像編集がカクついてしまいます……そこで、USB 3.0 を 2.5G の有線 LAN に変換できるこちらを購入。出費がかさみます(泣)

すると、実用に耐える速度に。古いマシンを混在させると中々大変です。

で、最終的には、こんな感じに組み上がりました。

ワークフロー

2011年製の MacBookPro で映像のデータを吸い上げ、デジタイズします。今までは外付けHDD に入れていましたが、RAID1 の NAS に入れることで収録データのバックアップも完了することになります。

いままでは、ここで HDD を別のマシンに繋ぎかえていましたが、これからは NAS 上で完結するはず!

編集は 、唯一 2.5G で繋がっている 2014年製の MacBookPro が主力機となります。2014MBP で編集しながら、別件のレンダリングを 2011MBP で行いたいところですが、NASの速度が追いつくかどうか……

納品を終えたら、残しておいた方がよさそうなものは「お立ち台 HDD」に逃し、NAS 上からは消去します。「お立ち台 HDD」が一杯になったら、安い HDD を買い足すだけ。

 お立ち台 HDD。お財布に優しいデータ運用。


と、しばらくこんな感じで運用してみます!

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