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比叡山ハイキング 〜 修学院から延暦寺へ。行者道を歩く

「出張のついで、比叡山に登れるかも!」

と、仕事道具と最低限の登山用品をもって京都へ。
下記サイトから(3)の行者道コースを選んでおきました。

仕事はつつがなく進み、晴れてオフ日が出現! めでたく比叡山登山が叶いました。コンビニで適当な行動食を買い、出発です。

雲母坂と書いて「きらら坂」と読みます

比叡電鉄、修学院駅にて下車。無人駅のため、列車先頭のトビラから降りることになります。コースについては上記のサイトにゆずるとして、しばらく歩くと「雲母坂 入口」の道しるべ。これ、「きらら坂」と読みます。諸説あるようですが、このあたりの地質は砂っぽく、花崗岩の雲母のきらきらした様子から名付けられたのだとか。

雲母(きらら)坂 入口

川沿いをさらに進むと、登山道入口へのアプローチ道が見えてきます。

え……あ……ロープウェイ、明日まで運休?
(本日、2022年3月17日で、18日まで冬季運休とのこと)

まあ、ロープウェイに乗ろうなんて思ってなかったから、別にいいんですけどね。乗ろうと思ってなかったですから!!!

で、登山道入口は、こんな感じ。

千日回峰行が行われる行者道。
「親切の杖」が何本かあり。ピストンなら借りるも良し。

「道直し登山」の、中川永一さん・みどりさん夫妻

おふたりのことを登山後に知ることになるのですが、「水切り(雨水が登山道から抜けるように、谷側に水を誘導する水路)がやけに多いなあ」と思いながら歩いていたら、それらはこの中川さん夫妻によるものだったのです。

ひょっとすると、こういった道案内も、おふたりの手によるものかも知れません。とにかくバリエーションルートが多く迷いやすいので、とても助かります。

中川さん夫妻によるもの?
尾根歩きが気持ちいい。

大比叡(山頂) 848m

どうやら、「大比叡」と呼ばれるところが山頂のようです。

スキー場(その昔、人工雪のスキー場として使われていたんだとか)を横切り、頂上の駐車場から少しあがったところに、「大比叡」はあります。

大???比叡

正直、「広い山頂に盛土しました」的な印象です。眺望も期待できないので、食事には別の場所をオススメします。

スキップと全速力を提案してくる

♪スキップで約5分
全速力で約3分!

……これが比叡山のノリなのか?

せっかくなので、延暦寺を目指すことに

いちどは下山を考えたのですが、時間に余裕もあったので延暦寺へ。

道中風景。遠目には、鳥がとまっているかのように見える。
拝観料についてのお知らせ(予告)
この先で、拝観料1,000円を支払います。
鶴㐂(つるき)そば。「鶴喜」とも書くらしい。
鶴㐂そば 比叡山・大講堂店「比叡山そば」。800円くらいだったかな?

根本(こんぽん)中堂など見てまわり、下山。

山道具とごはん 麓

……google map で気になるお店発見! 立ち寄るしかないでしょう。

あれ? 来たときは気づかなかったぞ。
素敵な店構え!

で、なんと、Kumo36 を始め、ゴッサマーギアの取り扱いが!
ちょうど Kumo36 を背負っていたので、したり顔です^^

散財をぐっとこらえて、記念にオリジナルのエナジーバーを購入。

締めくくりは、地元の理髪店

繁忙期で散髪に行く余裕もなかったので、良い機会と思い修学院の駅周辺で理髪店を探し飛び込んでみました……直感で選んだのは、「ヘアーサロン オグラ」さん。

すると、待合には「中川永一さん・みどりさん夫妻」の新聞記事の切り抜きが。話せば店主夫妻も山好きだったようで、「京都一周トレイル」のことなど教えていただきました。シャンプー・顔剃りの間も話が止まらず、受け答えにこまるほど(笑) 「山が近い」のも、京都の魅力ですね。

有雪期は登山をお休みしていたので、ちょうど良い慣らし登山になりました。

テクニカル・データ

気温:10℃〜14℃(やや曇り、時々晴れ)、登山道に雪はなし。

服装:
ベース(メリノウール)
ミッド(パタゴニア セルフガイデッド・ハイク・シャツ)
アウター(ティートンブロス Breath Jacket 2.0)
保険(モンベル フリース)

登りでは途中からアウターを脱ぐ。山頂手前からアウターを着て、以降そのまま。下山後に肌寒くなり、フリースも着用。

水は約1.3リットル持参、約500ml 消費。途中、缶のコーンポタージュを買う。そば屋でお茶を一杯。


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