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小松未歩が愛した「あなた」はどんな人なんだろう~小松未歩「あなたを愛してくこと」

はじめに

こんにちは、2000年前後のbeing作品の歌詞の解釈について書いている「品川みく」です。今回は11月24日(木)22:30~23:30に開催予定の #あな愛ナイト に向けて小松未歩「あなたを愛してくこと」(2000年)について書きます。

私自身の解釈:結婚を機に引退しようとする小松未歩を思い浮かべて

恋よりも自分自身の夢を優先するストーリーを描くことが多い小松未歩が、「あなたを愛してくことが私の人生になる」とストレートに表現したこの曲。私が初めて曲を聴いた2000年ごろは、こういう曲も作るんだなあ、と強く意識はしていませんでしたが、2006年にベストアルバムにて「happy ending」を発表したのを最後に活動休止してしばらく経つと、だんだんとこの曲の見方が変わってきました。

もしかして、小松未歩は、結婚を機に活動を止めたのではないか――?

結婚を機に芸能活動から退いた女性としては、古くは三浦友和と結婚した山口百恵、最近だと山本耕史と結婚した堀北真希、柴崎岳と結婚した真野恵里菜などが有名です。「名探偵コナン」でも工藤新一の母、工藤有希子も結婚を機に第一線からは離れたことになっていますよね。

2000年頃まではまだまだ「女性は家庭を守るべき」という社会の意識も強く、私自身も結婚を機に引退する女性芸能人に特別な感情を抱くことはありませんでした。けれど、結婚や出産を経ても働き続ける女性が増える中で、芸能界でも辻希美や小倉優子などの「ママタレント」の活躍も目に入るようになります。また、私自身も社会人となり仕事をしていくと、芸能人がどれだけ素晴らしい才能を持ち、責任も影響力も大きい仕事をしているのかも強く実感するようになります。

こんなに素晴らしい歌を歌い、多彩な表現をできる人たちが、舞台から退いて、「家庭を守る」。それだけ、愛する家族を支えることは大きな意義のある仕事ともされています。

逆に言うと、いま、夫や子どもを支えてい(て、ときにパートなどで働いていたりす)る主婦の中にも、スポットライトを浴びて観客の心を動かしていたであろう人もたくさんいるんだろうなあ、なんて想像もできてきます。

「あなたを愛してくことが、私の人生になる」。ヒットソングを多数残してきた小松未歩が、そう思えるような「あなた」っていったいどんな人だったんだろうなあ、なんて想像しながら、私はこの曲を聴いています。

「過去は過去で今は今嫉妬してるだけじゃ だけどいつも心配なの魅力的なあなただから」は、「あなた」はとても魅力的な人で、過去に付き合ってきた女性の中にもすごく魅力的な人がいて、今は「あなた」が自分の恋人になっているのだと知っていてもつい心配してしまう心情を描いているものと解釈しました。

「追われるより追う方がいい あなたに限っては」は、主人公(小松未歩)自身もすごくモテる人で、これまでは相手に強く求められる形での恋愛をしてきたことが多かったけれど、今回は主人公自身の方が「あなた」に強く惹かれる恋愛をしていることを描いているのではないでしょうか。

「嫌がらず答え探して」からの歌詞は、こんな風に解釈しています。
お互いに、多くのファンが自分たちを待っていて、仕事で関わる人も大勢いる。二人の付き合い方は簡単に答えを出せるものではありません。主人公自身も心が揺れているものの、本心としては、自分は第一線を退いて「あなた」を支える役になりたいと思っています。けれど、自分からはなかなか口に出すことができず、できれば裏を読んで、「俺についてきてくれないか」なんて引っ張ってほしいと思っています。

勝手な想像ばかりが募りますが、いま、小松未歩が愛する人と幸せに暮らしていることを願うばかりです。

他のメンバーの解釈から

#あな愛ナイト  の開催に向けて、現時点までにnoteに解釈をまとめてくれたのは4人です。今のところ、高校生くらいの恋愛と解釈した人と、結婚を前にした恋愛と解釈した人の2つに分かれている感じです。

ねこさんは、「今、目の前にいる相手が好きだという気持ちだけで、本当に純粋な恋愛をしていた」高校生のころの恋愛を思い浮かべました。

のりさんは、成長する中で急に魅力的になっていった幼馴染に主人公が恋心を抱くストーリーを掌編小説にしました。

ケセラセラさんは、私と同じように、この曲から結婚を機に彼のサポートに回った芸能人カップルを連想しています。

花の砂時計さんは、主人公が「あなた」に片思いしていた18歳くらいの頃と、結婚間近でこれまでの「あなた」との付き合いを振り返ろうとする26歳くらいの頃の両方を描いている曲として解釈しています。

おわりに:11/24をお楽しみに

歌詞の解釈に正解はないですが、小松未歩の楽曲を長年愛してきたファンたちが作り込んだ楽曲のイメージをお互いに語り合い、楽曲の楽しみ方をさらに増やしていけることはとてもうれしいです。まだまだこの曲、私の知らない一面が残されているかも。まだまだ小松未歩に新しい見方があるかも。

放送は、11月24日(火)22:30~23:30。ご都合がつかない方も後から1か月ほどは録音を聴くことができますのでご安心ください。もしちょうど都合がつく方は、ぜひリアルタイムで「#あな愛ナイト」をつぶやきながらご参加ください。

それでは、また。お会いできる方は、24日に、よろしくお願いします。