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正解でないことは、別に失敗ではなさ

世の中、コーヒーでも道具でもなんでも、モノ選びってのはそれぞれ特性があるのは、わかりますよな?

逆に言えば、自分にも特性があるし。

相性問題や、対応の仕方、組み合わせの妙、先入観による受け取り方の違いなんてものがいろいろあるわけで。

なので

「必ずしも正解を引かないのが楽しさ」

だと思えるようになると、人生が楽しくなりやすいです。

世の中によくある間違いやすれ違いは失敗ではなくて、人生の醍醐味なので。
孤独のグルメじゃないけど「こういうのもあるのか」っていう視点が人生だと思うと便利なんじゃないかなあって。

そこで、「思った通りではないもの」と「自分」の関係性について「思い通りに行かない世の中をはかなんでしまう」と、こんな現実はクソゲーってなってしまうのだけども。

でも、世の中って、思い通りに行かないのが大前提なので。

だってほら、自分の都合なんか、他の誰にもわからないんだから、そんな誰か特定個人のために社会は回ってなくて。
とりあえず、数の多そうで合致しそうな範囲から埋めていく、最大多数を目指しつつ、拾い漏れをなんとかケアしていく世の中なわけで。

である以上は「自分の観点や接し方を考えられる選択肢の幅」が豊かさになる気はするかも。

自分がフレキシブルで「まあこんなもんよね」で受け入れられる範囲が広いほど、世の中は自由に思えるわけで。

だいたい100%なんて望めないどころか、40%くらいアリならマシな方です、マジで。
60%くらいなら大喜びするとこです。

そこを80%はないと世の中面白くないって思い始めちゃうと色々と大変になるわけでして。

でも、40%を拾い集めて60%アベレージを確保していこうってフレキシブルさがあると便利なわけですよ。

だいたい、自分自身のことだって思い通りにいかないものですし。

そんな自分をダメでクズだと思ったら、主観がダメ色で染まりますんで。
世の中も人生もクソ色になるに決まってるので。

なので、世の中がそれなりに暮らしやすくなるかどうかってのは
「思い通りに行かないけど、それはそれで色々と工夫したり詰める余地があるぞ?」
ってなれるかどうかだったりもするわけです。

相対的に見て、自分が変われば世界征服したようなものなので。

そして。
思い通りじゃないことを受け入れられるってのが、自己肯定感ともいうやつです。

自己肯定感って、何かを肯定するってより、割と「まあそんなもんだよね」って納得することなんすよな。

でもそれは別に、負けや負債を受け入れるとかじゃなくて。

ゲームで言うなら、自キャラのステータスを確認して、現状の能力値とレベルを「確認するだけ」の話だったりします。
嬉しくないけどまあ今はこんなよねwって感じのやつ。

そこで、こんなん使えないキャラだから育てる意味なんてねえじゃん、ってなってしまうと無限連鎖スパイラルで落ちていくやつです。

そこは自分と付き合っていくしかないし、育てていければ結構使えるので。

世の中は幸いなことに、そういう人で溢れていますので。
そこそこ使えるノーマルキャラ、であれば十分なんすよ。

そこで、高レアの強キャラで唯一無二の能力持ってる、とか望んだりすると、コレもまた沈んでいくやつです。あぶない。

世の中の大半は、ノーマルの通常キャラだし、それで成り立つように出来てます。

基本的に、日課をやってごはん食えて、ちょっと余裕の時間がある時点で、それはほぼ達成可能です。

そんな、とりあえず手の届く範囲内から見識を変えていく、我慢したり耐えるってより、そもそも原因から変えていく。

ってのが、自分を育てるってことになります。

ストレスは我慢するのではなくためない、だいじ。

で。

そういう、色んなものを見たり考えたりする思考が育ってくると「正解が増える」のですな。

たとえば。
心のなかに、いつもの牛丼屋が一軒しかなくて、そこに行くしかないってなるとなんか負けた気がするけども。
牛丼屋しかなくても、すき家松屋吉牛なか卯などなど、色々選べるようになるってのが豊かさでないかしら。

コンビニしかなくても、いろんなコンビニの弁当が選べるとなると、また違ってくるやつで。

豊かさは、選択肢の数と正解の量なので。

それでも、これが牛丼屋だと、ありがたいことに身近で手が届く店ですけども。

これが「心のなかに理想の超高級店が一軒しかなくて、そこに着ていく服もない」って思いすぎると、何かに付けて自分を惨めに思いがちってのが結構危ない状態でして。

何事も、まずは手元の出来ることから段階的に考えるといい、ってされるのは、そのせいなので。

そんで、実際に考えてみると。
牛丼だって紅生姜のせバンザイな店やサイドメニュー豊富な店があるし。
同じチェーンでも、店員や客層で雰囲気に結構な差があるし。
地域や店舗規模、時間の問題で、おちついて食べられる店や、忙しい店があるわけで。

一見同じように見えても、人間がやってんだから、人間の様子を見ていくと色々便利かな。

場合によってはカレーやハンバーガー、ラーメン、定食屋なんかが出来てくると、だんだん豊かになってくる感じがすると思います。
そこで、たまに食べに行ける焼肉屋なんかがあるともっと楽しくなってくるわけで。

そういう、自分の正解ってのを、少しずつ広げていくとどんどん、やれることも増えていきやすいです。
これしかないしこれじゃないとダメってなると、マジ危ない。

ちなみに、話は逸れますが。
最近、なか卯のかき揚げヤバいくらいうまくないすか?
個人的に、この間食べてマジびっくりしましたわ、オススメ。

それにですね、失敗って案外、失敗かどうかわからんのですよ。
そりゃ単体で、目の前の一個の目的にはうまく当てはまらないかもですけども。
長期的に見れば、失敗から学んで成功になる過程の一部だったり。
成功しても、そのせいで大失敗の遠い原因になってたりとかあるので。

例えば、タイトル画像の半額お肉。
店からすれば、半額にするってのは本来失敗ですけども。
客からすれば、半額お肉で和牛とか大成功なわけで、店に対する印象だって良くなる場合もあります。

こういう、成功か失敗か良くわからん、と思う事例で、世の中溢れてるんですよな。

だいたい失敗は、特に派手で馬鹿っぽくてひどいほど、他人にとってすげえ面白いです。
もしくはあるあるネタとして「自分が失敗をさらけ出すことで、他人も話せるようになり、話がめちゃくちゃ弾みやすい」とかあります。

なので、失敗談として再編集して他人に語れる人になると、それだけで人生の達人になれるやつです、マジで。

まあ、世の中どーしても、怖がりすぎると結果的に緊張して、何もできなくなりますし。
その記憶で更にガッチガチになるし。
それを誤魔化すためにどんどん基準を捻じ曲げやすいので。

とりあえず、ど正論直球を理想にしといて。
理想を話半分くらいに心の奥底に置いといて、それができない自分との付き合い方を大事にしてあげるといい気がしますかも!

大体、自分なんてろくなもんじゃないですし、自分の管理なんか出来ないし、わかってることもうまくできないに決まっとるので。

でも、そんな「できない自分をどう育てるかRPG」って感じなので。
無課金でも育てられます的な。

ステータスを偽らないようにしつつ、適度に誤魔化したりデスペナ受けながら、ちまちま覚えゲーやってくといいのではないかなーと。

あ、たまにレギュ変わるのでそこも注意。
世の中のルールって時々変わるので、いつまでも正しいことや成功経験が永遠に正しいと思いすぎないの大事。

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