意識高い系女子高生の5年後
こんにちは!!和澄しゃいんと申します✨
私は高校時代、
よく「意識高いね」と言われていました!
ナレーションの仕事を受注したり
有料noteを書いたり
SNSでこうした投稿をしたりしていたことから、
そう呼ばれていたのだと思います。
今回のnoteでは
意識高い系の女子高生だった頃から5年が
経った今、当時を振り返って発見したことを
お伝えします🌱
・意識高い系だと言われる方
・意識高い系に区分されることが嫌な方
・昔、意識高い系だった自分を恥じている方
・意識高い系の心の中が知りたい方
これらの方に、
特に読んでいただきたい内容です。
「気づけば、いなくなっていた」となりがちな
意識高い系女子高生。
彼女たちは何を考え、どうなってゆくのか。
その点にも、思いを馳せながら
読んでいただけたら嬉しいです。
それでは、参りましょう🥳
私が意識高い系女子高生だった頃
まず意識高い系って、基本的に
注目されやすい属性なんですよね。
なぜなら、意識高い系は
実力がついてきていない分、
親近感を抱かれやすい存在だから。
自分の理想を表現するのが怖い方からは、
少し先を行く存在として。
実力を伴わせて
意識高い系を卒業した方からは、
過去の自分と重なる存在として。
「上手くいってほしいな」と期待や応援を
していただけることが多いです。
一方で
「目立たない実力者こそ正義」
「実力が伴うまで目立つところに出てくるな」
などの意見を持つ方からすると、
強く批判すべき対象となることもあります。
実際に
「若さの切り売り」
「あと5年もすれば黒歴史になってる」
といったお言葉をいただくこともありました。
何にせよ、存在を認知していただけるだけ
ありがたい。
そんな甘い認識で
気にせず突き進んでいたところ、
まさかのリアルコミュニティに飛び火し、炎上。
毎日、学校にいる間中ずっと嫌がらせを
受けるという、しんどい目に遭いました。
※詳しくはこちら
「私って、リアルの場に燃え移ると全く
火力コントロールできないんだなぁ」
と苦く感じた記憶があります。
環境が変われば、状況も変わると思っていた
「上手くトラブル対処できなかった、
リアルの場でリベンジがしたい」
高校卒業後、私は活動の場を
オフラインに移しました。
オフラインとは言え、
周りの環境も変わったし、今度こそいけるはず!
希望を胸に、新しい物事に向かっていきました。
大学や百貨店に声をかけ、
司会やナレーションを無償・有償問わず、
受けさせていただいたこと。
声や話し方について学び実践する団体を
立ち上げ、運営や指導の経験をしたこと。
「一生ものの話す力、
ここで身につけませんか?」
と熱く語り、勧誘したこと。
私自身も、放送局で
アナウンサーをされていた方に週1回、
マンツーマンで見ていただいたこと。
SDGs推進に取り組む企業へ取材し、
記事を執筆する団体に入ったこと。
初めてばかりの毎日は新鮮で楽しく、
ジタバタしながらも充実した日々を
送っていました。
そんな矢先。
新型コロナウイルス感染症が、
世界中に広がりました。
私のやってきたことは
「不要不急」のことばかり。
イベントや結婚式の司会は全てストップ。
ナレーションも、
元となる動画が制作されなくなったため休止。
立ち上げた団体の活動もオンラインに移行。
各々の機材準備や
コミュニケーションの取りにくさから
参加者が減少。
少し収まってきた時期。
外部から講師の先生をお招きし
イベントを開催しようとしたところ、
会場で前日に陽性者が出て中止。
オンラインでの実施は叶ったものの、
思い通りに動けない状況が続きました。
そうして模索しているうちに
就職活動の時期に入り、
私は他の人に引き継いで退任。
「頑張ったけれど、
自分の望んでいた形にまで
持っていけなかった」
「トラブルの種類が違うとは言え、
相変わらず対応力が低い」
「結局、環境を変えたところで私って、
1人では何もできないのか」
無力さを噛み締める日が続きました。
できることを、ちゃんとやる
そんなある日。
プロ奢ラレヤーさんという方が、生配信で
リスナーの苦悩を聞くイベントを
されていました。
そこで、私は
「意識が高いとは言われるんですけど、
なかなか実力が伴わなくて……」
と相談。
以下のような助言をいただきました。
※実際の音声はこちらから(6分34秒〜)
簡単にまとめると
「できることを1つずつ、ちゃんとやる」
が大切だと教えていただきました。
※プロ奢ラレヤーさんとお話しした直後の私
それから約1週間後。
私は、恋愛系メディアのWeb記事の
ライティングの仕事を始めることになりました。
内容としては、
自分よりも商品がメインとなる文章。
しかも、全く書いたことのないジャンル。
一瞬迷いましたが、「何でもやるよが大事」と
教わった私は、まず目の前のことに
精いっぱい取り組んでみようと考えました。
結果として、自分をメインとしない文章を
書くことは、私に向いていました。
文才や文章の面白さより、文章の型を守り
正確に伝えることで勝負する方が得意だなと。
楽しくなった私は、Webライティングや
SEOについて、本や教材で勉強を始めます。
グルメ、家庭用布団、神社、着物、占い、
漫画……
ジャンルや記名の有無、単価、内容に
こだわらず、書ける記事を1つずつ
執筆する日々。
そして、ふと気づきます。
「あれ、最近なんか上手くいってない?」
いつのまにか「1やろう」
「あっ1.5やっちゃった」状態の自分に
なっていました。
5年前の私へ
こうして私は意識と実態が近くなり、
意識高い系と呼ばれたり、
それによって悩んだりすることが減りました。
「できることを1つずつ、ちゃんとやる」
意識高い系の脱却方法は、
思いのほかシンプルでした。
ただ、私は現在
「意識が高かったの恥ずかしい…」
とは思っていません。
「できることを1つずつ、ちゃんとやる」
これが響いたのは自分の
「こうしたい!!」
に向けて突っ走り、
上手くいかなかった過去があったから。
何の経験もない状態で、意識高い系を経由せずに
「できることを1つずつ、ちゃんとやる」
をしても、すぐ辞めてしまうだけです。
だって意識を上げないと、
びっくりするほど静かなんですもん。
普通の初心者には、物足りないです。
「できることを1つずつ、ちゃんとやる」を
最初からできるのは、
化け物級にすごい人くらい。
「当たり前のことを当たり前にやり続ける」が
できるのは、実は当たり前ではないのです。
だから、意識高い系と言われて
不安を感じていた頃の自分に言いたい。
「一旦、そのまま進んで」と。
そこで得た経験も、
後でまた財産となってくるから。
「全然ダメじゃん」を1回通ってから
「意識だけ高い」以外の道を探し始める、
でいいのです。
また当時は「自分なんて意識が高いだけだ」と
思っていましたが、振り返れば
・放送コンテストの朗読部門で、全国大会出場
・司会やナレーションの仕事を受注し、
noteで教材を200本以上販売
・作文や作曲、詩、キャッチコピーで
計10回以上入賞
・制作代表を務めたテレビドキュメント番組が
全国4位を受賞
・執筆した小説が地元の文芸誌に掲載、
書店や図書館で読んでもらえるようになる
・希望の大学に特待生合格
・テレビやラジオ、ミュージカルの舞台に出演
・学習塾の講師、神社の巫女、
オープンキャンパススタッフなど、
憧れのアルバイトを経験
何だかんだ、本当に叶えたかったことは
ちゃんと叶えていたんです。
理想の高さゆえに見逃していただけで、
意識高く手を伸ばし続けた経験は、
決して無駄になっていない。
もっとすごい人はいくらでもいる。
だけれども、このとき得た小さな成功経験や
実績は自分の血肉となり、
確実に今の私を支えてくれています。
だから
「意識高い系って思われたらどうしよう…」
という悩みに対して、今の私からは
「1回、意識だけでも上げてみて!
全てが低いよりは可能性が広がるし、
もっと良いやり方もいずれ見えてくるよ」
と伝えたいです。
そして意識高い系だった自分を恥じ、
振り返って嫌悪感を抱きかけていた私にも
言いたい。
「それ、いらないよ」と。
「だって…私にも至らないところがあったから、
批判されたんでしょ?」
その通り。至らないところはあるでしょうね。
でも、逆に
至らないところのない人っています??
多かれ少なかれ、
皆どこかしら至らないところは抱えているもの。
意識高い系は目立つから、
特別に言及されただけですよ。
そもそも人間として完全に
成熟しきっている人なんて、
今後も生きる楽しさがないじゃないですか。
叩かれたのは、叩かれるのに相応しいほど、
あなたが並外れて劣っていたからではない。
シンプルに、叩かれやすい時期に
叩かれやすい場所で
叩かれやすいことをしていただけ。
改善できる点はあるだろうし、
良くなかったと思う部分は反省して、
今後に活かせばいい。
ただ、自分を責める必要はないのです。
だって、叩く対象なんて代替可能だから。
唯一無二「あなただから」
叩かれたわけではありません。
ものすごく倫理観に欠ける行いをして
他者に危害を与えたとかならともかく、
ただ意識が高かっただけ、ですよ?
さすがに罪ないでしょ。
むしろ、人様からコンテンツとして
関心を持たれ、消費される役割を担えたんだと
誇っていいくらいです。
そして、これは意識高い系に限りません。
コンテストで入賞する文章だってそう。
そのコンテスト主催側の都合と合って、
選ばれただけ。
あなたが出さなくても、
その枠に他の人が入っただけの話。
「感動しました!人生変わりました!!」
と言われる文章だってそう。
心を動かされる感性を持った人は、
あなたと出会わなくたって、
他の何かと出会って人生を変えていきます。
「高校生らしい瑞々しい感性」だってそう。
正直、それなりに文章が上手くて素直で
明るい高校生なら大体、誰でもいい。
何なら、小学生でも中学生でも高校生でも
大学生でも、何でもいい。
あなたでなければならない理由なんて、
どこにもないんです。
だから考えるべきは
「その現実を受け止めた上で
自分がどうなりたいか」。
批判され続けたいなら、
批判される役割をし続ければ良い。
大きな影響を与えたいなら、
影響を与える役割をし続ければ良いのです。
その意味で当時の私が偉かったのは、
意識高い系の役割を嫌になるまで、
ちゃんとやり切ったこと。
実は私のご縁って、
私が意識高く動き回っていたことをきっかけに
つながったものが多いんですよね。
就職活動でも、私が意識高かったからこそ
得てきた知識や経験を評価され、
希望の企業から内定をいただきました。
・映像の撮影やPremiereでの動画編集、
映像制作を統括してきた経験
・IllustratorやPhotoshopの使用経験
・Webライターとして身につけた文章力や
SEOの知識、WordPressの使用経験
・団体の立ち上げや
200本以上の教材を販売した経験
・司会やナレーションで鍛えられた、
コミュニケーション能力
この道を通ってきたからこそ得られた、
主体性と計画性が内定の決め手であったと、
採用担当の方にお聞きしました。
あのとき選択した「意識高い系の自分」が、
私を目指す未来まで連れてきてくれた、
と言っても過言ではありません。
普段の人間関係もそう。
私の周りにいる魅力的な方々は、
私がいなくたって当然、生きていけます。
そんな方々に
「あなたでなければならないわけではない。
でも、あなたがいい」
と思ってもらえるようになったのは、
あのとき意識高く頑張ってくれた、
当時の自分のおかげ。
代替可能な「意識高い系女子高生 」を全うした、
あの日の自分が、沢山の大好きな人と出会う
きっかけを作ってくれました。
実は、少しくらい的外れであろうと
上手くやれてなかろうと
「こうやってみたい!」
とジタバタしている若者って、
見ていて可愛いものです。
その元気良さや青さが眩しい。
23歳の私でさえ最近そう感じるのですから、
上の世代なら尚更でしょう。
「こうしたいんです!!」
があれば
「じゃあ、こうすれば」
「とりあえず動きなよ笑」
と何かしら介入できる。
意識高い系って案外、
エネルギーの向けどころさえ変えてあげれば、
一気に伸びることも少なくないのです。
「意識に関わらず適切な行動を取れている人」
が素晴らしいのは、言うまでもありません。
ただ
「意識が低くて、適切な行動も取れておらず、
動く気もない人」
よりかは、意識だけでも高い方が、
扱いやすく絡みがいもあり
伸びやすいのが現実です。
だから
「意識高い系と思われそう…」
なんて考えている暇あったら、
意識高い系でいいから
思うようにやってみることです。
意識高い系を経由し、
「意識に左右されず最適に動ける人」を
目指してみてください。
過去を振り返って
「意識高い系だったな…」
と自嘲している方も。
自己否定より、得た知識と経験の使い方を
考える方が有意義なはずです。
昔の自分に、もっと敬意を持ってください。
「意識高い系なんて、5年もすれば黒歴史」
これは、少し違う。
実際には1年で黒歴史になるけれど、
5年も経てば、かえって愛おしくなるものです。
若さの切り売りか知りませんが、
何にせよ経験は増えてゆきます。
いつか使えなくなる武器があっても、
今得たものでまた武器を作ってゆけば、
何も怖くありません。
軌道修正すれば良いのです。
徳は孤ならず、必ず隣あり。
お金と時間の約束を守り、元気に感じ良く
誠実に生きてさえいれば、
意識高いくらいで絶縁などされませんから。
少し後悔が増えたって、人間の幅、
味わいとなってゆくだけのこと。
結局、やれることをやれるだけ、
やっていくしかない。
そのやれることが、今は
意識高い系でいることしか思いつかないなら、
胸を張って意識高い系を全うするのみです。
大丈夫。
意識高い系、
思いっきりやっていこうではないですか!!!
追記🌸
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「意識高い系の見方が変わった」
「ちょっと頑張ってみる!!」
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○同時期に書いた音楽note
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