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金色の折り紙を最初に使う息子を尊敬してる

折り紙100枚の中に、1枚だけ入ってる煌々と輝く金色の折り紙。
私はそれを、大事に大事にさいごまで取っておくような子だった。

そんな私の息子・4歳に今、折り紙ブームが来ている。
新しく買った折り紙の封をあけるやいなや
金色の折り紙を一番最初に取り出した。
舟を折っていた。

(金色の折り紙って、使うものなんだ!)って衝撃を受けた。
自分のなかで、それの価値が高すぎて
至高の作品を織らなければならないと思い考えあぐね、
結局何を折ったらいいか決められず、四角いツルツルのまんま引き出しの隅に置いてあった。
強いていえば(自分は金色の折り紙を持ってるんだ)という満足感を味わうために存在していたようなものだ。

それを・・・!
一番最初に・・・・!!?
本能に忠実。
この瞬間を楽しむ天才。
尊敬。

自分もそうありたかったなと30年以上の時を経て思う。
もう少し大きくなったら、取っておくようになるのかな。
あとで楽しむ方が嬉しいっていうのは年齢によってありそう。
でも、金色の折り紙を1番最初に使うまんま生きてほしいなとひっそり願う。

金色の折り紙を最後まで使えなかった者より。
(四角いまんま持ってるのもハッピーなんだけどね!)

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