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知ってるバンドにしてくれ

2013年7月7日、七夕の今日、知る権利は活動を開始した(ことになっている)。紆余曲折もかなりあったが、今が一番健康に続いている。皆様のおかげです。本当にありがとう。

そして2024年の今日、配信シングル「You know the band」がリリースされた。再始動後初で、実に約3年ぶりの新曲。どうぞたくさん聴いて、愛してください。

この10年間、特に上京後の数年は、目標や主義主張が変化してきた。それでもやはり、根本ではいつまでも、何者かになろうともがいている。ライブハウスのステージ、スモークの中を突き抜ける照明にあてられて、ついに何者かになれそうなあの感覚。それに魅入られて今も続けている。

「CDはもう買ってねえ、だからI don't know the band」

TOUGH!!!/FoZZtone

再始動が決まる少し前、好きなバンドの歌詞から浮かべたアイデアが今日につながる。一度知ってしまえば、あとはわれわれが琴線に触れられるかどうかにかかっている。知ってもらうことさえできれば。どこかの誰か、気づいてくれ。俺たちを、きみの知ってるバンドにしてくれ。

好きなバンドが俺の人生に巻き起こしたような連鎖を、知る権利の音楽がどこかで起こしてくれたら嬉しい。言葉やメロディ、たった3人で鳴らすバンドサウンドが、ちょっぴり生活を変えると信じている。今は知らない誰かも、その渦に巻き込みたい。欲張って言えば、しばらく会っていないバンドマンたち、もう会うこともない同級生、死んでしまった友だちなんかにも聴かせたい。俺はまだこうしているぞ、と、胸を張って。

話したい胸中はまだいくつかあるが、うまく言葉にならない。時が来たら綴ればいいことは、まだしばらくしまっておく。今はとにかく「You know the band」から本格的に始まる、新しくなった知る権利を愛してもらえるようにいたい。


最後に、これを読んでいる方々は比較的我々に興味がある方だと踏んでひとつだけ。2025年2月22日は"丸1日"空けておいてください。詳しいお知らせはもうしばらく先になると思いますが、頼みます。頼みました。

noteを読んでくれてありがとうございます。サポート(投げ銭)ぜひよろしくお願いします。