ぼくのおすすめ - 2020.07.21

今日は自分で書いてリリースしてきた楽曲の中で、おすすめしたい個人的に好きな曲を5つ紹介します。

1. おしあわせに

自分で生み出してきた曲の中では、もっとも普遍的に「良い」曲が書けたと思っています。別れた恋人を思う気持ちを歌っています。恋愛そのものよりも、実は失恋の方が特別な体験だったり。自ら噛みしめるもよし、大事だった人に送りつけて心惑わすもよし。この歌を歌ってくれる女性SSWを探しています。

せめて ぼくの知らないところで
どうか どうか おしあわせに

2. Beautiful

これは流行る歌ではないですが、きっと残る歌です。アウターの内ポケットに次の季節までそっとあり続けるような。ハレの日もケの日もそばにありたいと考えること。美しさは愛した人そのもので、願わくば愛そのものであればいい。きみを愛した自分自身を愛せるように、称え合えたらハッピーですね。個人的にはこの歌も女性が歌うとめっちゃ良い気がするので、我こそはという方、いませんかね?

傷付けちゃって 痛かった
傷付かないで いたかった
きみは間違ってないよ
なにもできなくていいよ

3. もう要らない

2nd「空が明るくなる前に」制作時、新曲をかなりの曲数作ったのですが、さまざまな要因でほとんどボツになりました。完成間近になった音源を聴いて当時の流通担当が「まだできると思う、あと1曲だけ書いてきてほしい」と言いました。実に締切1週間前のことです。当時のぼくはパンク寸前だったので、メソメソ泣きながら当て付けのようにこの曲を書きました。よく歌詞を見るとかなり不貞腐れてます。ビンタしたい。今ではあのときこの曲を生めて良かったと思います。思い入れという点でピカイチ。

夢ももういない 歌も鳴らない
誰も聴いてない もう要らない
さようなら この歌も もう要らない

4. さみしくなんかないよ

教科書に載せたい、遠距離恋愛の歌です。当時の恋人に書きました。正直かなり青臭いし若いし、今聴くと赤面してしまう歌詞ですが、地味にリクエストいただきます。デモシングルのカップリングなのにありがたい。それにしても歌い方が今とかなり違うな...

さよならよりずっと 近くで笑って
やさしさよりずっと 遠くに響く嘘も
もしもし 元気してるなら
ぼくのこと 歌ってくれないかな

5. ステンレスワールド

この曲を書いてから早7年。音源も古い方を選びました。歌い方も違いますが、演奏メンバーも全員今と違います。思い返せば、このステンレスワールドにここまで連れてきてもらいました。歌詞の草案はセンター試験の国語の問題用紙の裏に書いた記憶があります。アイロニカルで頭でっかちなところがとても気に入っています。この頃に戻って曲を書いてみたい、と最近考えたりもします。こっぱずかしくてなかなか演奏する勇気が湧きませんが、大事な曲です。

正しいんじゃなくて 間違ってないだけ
愛しいんじゃなくて 別に嫌いじゃないだけ

追記

今回紹介しなかった曲もみんな大事なぼくの子どもたちです。ほぼ全曲YouTubeで無料開放しているのでよかったら聴いてください。それと、できたらこの記事をTwitterでRTしたり、シェアしたりしてください。ぼくの子どもたちはまだまだ多くの人に届いて響くと思います。あなたの力を貸してください。音楽家ひとりでは無力でも、みんなで合わせて百万馬力です。

最後に1曲。最新譜なので各種サブスクのみで配信されている曲ですが、こちらもおすすめ。安らかなしあわせが、あなたと、あなたの大事な人を包みますように。



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