見出し画像

movies in 2023

その前に、去年全体について少し振り返りたい。

2023年はずっとやりたかったことを沢山やってきた。
例えばライブに行くこと。私がアイドルやそういったものにハマったのがコロナ禍だったから、ライブが開催されるまで時間がかかった。オンラインで初めて観た時は、ライブ終盤の彼らの想いを聞いて泣いた。やっと有観客ライブができる!となった時は、テストが近かったことと親にコロナに罹ってもいいのかと脅されたことで行かなかった(たしかにその時もまだ感染者数が少ないとは言えなかったし、もし罹って家族に感染させたら責任取れないと感じたから結局それでよかったと思う)。そしていつの間にか私は受験生になり、自分が切り替えが悪いタイプと分かっていたから、コロナ云々関係なくライブには行かなかった。

それだけライブに行きたい欲を抑え込んでいたから、初めて行くぞ!ってなった時はもう感情がおかしくなりそうだった。自分がでる訳ではないのに(そりゃそう)何かの発表前みたいに緊張したし、オープニングの映像が流れただけで涙は流れたし(韻踏めてないよ)、本人たちが登場したら今までにないくらい叫んだ。どの曲が始まっても叫んだし、掛け声は覚えた通りに叫んだし、腹チラでもしようもんならその期待に応えるように精一杯叫んだ。今まで溜め込んできたエネルギーを全て放出したようだった。

そんなライブを3回も経験した2023年だった。

それから、お笑いという違ったジャンルのライブにも2回行った。
終始笑いがこみ上げそうな淵にいて、要所要所でそれが溢れる、そんな感じだった。妹と見に行ったのだけれど、終わった後も思い出して再現しては爆笑している。そのせいで再現が染みついて日常生活にも登場するようになってしまった。少し困っている。

それから映画も沢山観た。
自己紹介で「映画を観るのが好きです」と言うようになったから、有名どころは観ておくべきだろうと思って幅広く観るように意識していた。結局は面白そうと思ったものしか観たいと思わないからジャンルにはやや偏りが出るのだけれど。それでも「観る数を増やす」ことを目標にしたお陰で、今までとは違った世界の広げ方ができるようになった。それまではミステリーやサスペンスが好きだったから、そのコーナーに入っているものから選んだり、アマプラのおすすめ欄に出てきたものを観たりしていた。しかしそれでは徐々にネタも尽きてきて、同じような映画しか出てこなくなっていた。2023年は、新しく公開される映画の監督や俳優から観る映画を広げた。例えば、バビロン観た後には同じくブラピとマーゴットロビーが出ているOnce Upon A Time In Hollywood を観たり、Killers Of the Flower Moonの前にはロバートデニーロとスコセッシがタッグを組んでいるアイリッシュマンを観ようとしたり(結局アマプラで配信されていなくて観れなかったけど)。そういう映画の広げ方ができるようになった。

そんな中、2023年の最後に観てベストフィルムとして私が選んだのはWonkaである。

私は夢追い人が好きなんだ(そんな単語あるのか?)。
Willy Wonkaもそんな人だった。自分の店を持つという大きな夢をもってはるばるやってきた。そんな彼の瞳は輝いていた。本当に。素敵なまでに。
だからオープニングでやっと夢を叶えられる希望に満ち溢れた彼が歌うのを観た時には涙が溢れた(誇張ではない)。映像もとっても綺麗でね…思わず深呼吸してしまうくらい広い空間に思えたの… チャーリーとチョコレート工場との繋がりがあまりないってよく言われていたけど、それでも私はウォンカがめちゃくちゃ気に入ったよ。繋がりも無いわけではないし、ちゃんと引き継がれていたようには思えた。(オープニング以外のシーンやストーリー性も最高だった。とにかく映画自体を観てほしいので詳しくは書きません☆)

そういえば実写のアラジンも海のシーンから始まったような…
広い広い海で歌い上げるオープニングはこの上なく美しくて強いと思う。

2023年の自分の映画史(?)を振り返って気づいたのは、予告編をあまり見ないようになったこと。そのきっかけは「怪物」だったように思う。怪物の予告は映画館で何度も見たが、内容に直接触れてはおらず、映画の雰囲気だけが分かるようなものだった。それを見た妹は「あんなの気になるに決まってんじゃん!ずるい!」と言っていた。確かにそうかもしれないが、でも私はそれで十分だと思えるようになった。そもそも以前から予告編に裏切られてきていたからだろう。当たり前だが、予告編は映画の面白い部分を主に集めて作られている。そりゃ予告編はそそられるわけだ。しかしその予告に含まれていない部分を想像せずに見始めてしまうから「なんだ…」とがっかりするのだろう。
だから怪物以降は予告編は極力見ず、出演俳優と監督、映画のジャンルだけをチェックするようにしていた。それからは映画を観て観察眼が鍛えられているような…気がするし、それによってできる考察も増えて映画を観るのがもっと楽しくなってきた。

2024年も観たい映画が既に沢山あるので、私の人生はまだまだ捨てたもんじゃないと思うembrでした🎶


(写真: IMDbより)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?