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旅する本屋2 移動販売車選び

想像以上の「いいね」と、「応援のことば」をいただき驚いています。ありがとうございます。

コロナ禍の厳しい状況ですが、イベントなどに呼んでいただけると嬉しいです。「旅する本屋」は11月頃から稼働していきたいと思っています。

「旅する本屋」で大切な車選び。トラックやバン、ワンボックスカーなど選択肢も色々。どの車にするか悩みました。
シトロエン・タイプHでの移動販売は憧れますよね。現代の滑らかなデザインとは対極の、波板鉄板で囲んだだけという潔さが美しく感じます。ただ、これを導入するには、相当の覚悟と手間、費用がかかりそうです。
カウブックスが使っていた車は、いすゞ・エルフ。トラックの荷台にオリジナルの本棚ユニットが載せられているという、僕たちにとっては、豪華な仕様です。

移動販売車大

現在活躍中のBOOK TRUCKは、いすゞ・エルフUT。荷台部分がウォークスルーで利用でき、充分な量の本が販売できそうです。残念ながらいすゞ・エルフUTは、19年前に製造中止、後継車種のいすゞ・ビギンも3年ほどで製造中止になり、良い状態の個体は入手困難、高価です。
トヨタ・クイックデリバリーは、クロネコヤマトが使っていたことでも有名で、今でも街で見かけることがありますが、これも9年前に製造中止です。
ウォークスルーバン(運転席と荷室の間を自由に行き来でき、荷室で立ったまま作業することができる車)自体が今日本では特装車を除いて入手が難しいようです。

前書きが長くなりましたが、用意できる予算が100万円+αということ、維持費をあまりかけたくないことから、軽自動車に候補は絞りました。
車の中に乗り込んで本を読める人数(座って)は1〜2人に限られ、載せることのできる量もかなり減りそうですが、工夫するしかありません。
ダイハツ・ミラウォークスルーバンは既に無く(製造中止)、外見の好みなどから、スズキ・エブリイ、ダイハツ・ハイゼットキャディ、ホンダ・N-VANが候補です。

軽四候補

ダイハツ・ハイゼットキャディは、楽しい色が選べることなども気に入っていましたが、最大積載量が150kgで本を載せることが難しいことから候補から外れました。
スズキ・エブリイは道具感のある外観にこれもありかなと思っていましたが、運転者の安全性や運転支援機能が貧弱であることから、選ぶことができませんでした。
結果、N-VANにしました。ホンダセンシングはまだまだ万全とは言えませんが、比較した中で最も性能が高いこと。荷室がフルフラットになることからの選択です。


欠点は価格が高いこと。2年前の発売なので、新車か新古車しかほぼ選べません。そのため価格の安い最も下のグレード、Gを選び、オプションはフロアマットもバイザーも含め全て無し、追加は諸経費のみという内容で契約(値引きも少し)しました。
旅に必要なNAVI(iphoneのナビを使うのでオーディオディズプレイ)、ETCなどは安いものを探し自分で取り付けることにして節約です。外観も自分好みにいじったり、451ブックスの看板や、本を載せるための棚や床、什器も、自分で選んで加工することにしました。
本屋をするようになって、本が趣味と言えなくなりましたが、車いじりが趣味になりそうです。

つづく〜。

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