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夜明けの狼

国は平定された。今や47都道府県すべてが私の従属化にあり超法規的措置で権力を私のもとに集中させ日本国憲法なぞ私のもとでは何の意味をなさないようにしてやろう。 そもそも、GHQの占領下で出来た軟弱な憲法など私にふさわしくない。これからは私にふさわしい「強い」憲法を作ってやろう。
私のもとには何個かの憲法草案がありそれらの確認も私の仕事だ。
私はロベスピエールを深くとは言わないがそれなりに尊敬している。彼は自ら革命の中心になり、そして国家権力を掌握した。この世の独裁者の殆どは失敗し、その後有能なものでも現れるか徹底的に押さえつけるかでもしないと独裁の後処理で失敗しまた同じような独裁者を生む。
端的に言って、この世のすべての臣民は基本的に知能が足りていない。元々、指導者というものはそのような知恵おくれを指導し、自分たちの利益にするために生まれた。ならばこのような評価は妥当であり、実際、ほとんどの人間は大した対案もなく、ただ人任せに政治に期待をするそのような目障りでありなにも理解していないものは消していく程国家は豊かになると私は考えている。このような政治理念を良いように描き、賢明なもののための政治を行うのだ。


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