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SIGMAのカメラが欲しいでござる。

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SIGMA欲求を誤魔化すためのマガジン。
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#SIGMA

「写ルンです」をライカLマウントアライアンスに加入させよう

こんにちは。takuma3_ です。 ! メーカの動作保証外の製品、改造を紹介する記事です。本改造に伴う一切の故障、不利益について、当方はいかなる責任を負いません。ご自身の責任のもと、実施してください。 ■ はじめに富士フイルムのレンズ付きフィルム 「写ルンです (QuickSnap)」 。良い風合いですよね。 最近では、その写ルンですレンズを各種レンズ交換式カメラに取り付けられるよう改造した製品が販売されています。 写ルンですレンズの何がすごいって、APS-Cセンサ

カマキリ,2020/08/08

SIGMA fp の木製グリップは、彫れば最高の相棒になる。

引き続き、SIGMA fp 用のグリップを買い漁っていろいろ試しています。 木製グリップを削って加工したら、握りやすく愛着もわくようになったので、ご紹介します。 どう彫れば良いか まずはそのままの状態で握ってみましょう。さて、どうでしょうか。 正直なところ、握りにくかったです。握りにくいと判断するやいなや、なんだか野暮ったくさえ見えてきました。 加工しやすい木という素材なのですから、自分の手にしっくり馴染むように削ってみましょう。 自分の手の握る形をよく観察してみま

紫陽花とFoveon

紫陽花はこの世で最もFoveon映えする植物だと思います。 過去写真を再現像しました。すべてsd Quattro H+カミソリマクロ 70mm F2.8 DG HSM ART で撮影です。 紫陽花はこってりした色のりで現像するのがすき。 この水滴の湿度感、立体感やばくないですか、、、 ハートの紫陽花❤️かわいい 美しすぎ、、 背景ボケもまんまるでかわいい 立体感というか、その場にいた感じをそのまま閉じ込めたような写りです。Foveonとカミソリマクロと紫陽花のベ

久しぶりに写真を撮りに行ったよ。

今年の春は全然外の写真を撮ってませんでした。子供の写真は撮ってたんですけどね。a7RIIIばっかり使っていました。 なんか自宅で物撮りしたくなって、気づいたら、SIGMAのカミソリマクロ70 mm F2.8 Artが生えてました。 SIGMA sd Quattroだと、105mm。非常事態宣言解除明け、ちょっとドライブして、試し撮りしてきました。 いつもはカメラマンでいっぱいのスポット。僕を含めて2人しかいませんでした。静かで厳かな雰囲気。FOVEONにはもってこいです

SIGMA fpはオールドレンズ遊びに最適か?

SIGMA fp購入の決め手は、フルサイズセンサーを実装した軽量コンパクトな本体だったから、でした。その理由は、オールドレンズを本来の画角で楽しみたい。そして、それを手軽に持ち歩きたいから。 同じ用途ならα7を選ぶ人のほうが圧倒的に多いと思います。fp購入時、本体価格はfp(約20万円)、α7III(約18万円)。手振れ補正の有無など性能面も踏まえれば、αを選ばない理由は少ないはず。 でも、フルサイズには(というかα7には)手を出すには至らなかった自分がfpを購入したのは

世界の変え方 その2

[ 今日のFoveon : sd Quattro H + 35mm F1.4 DG HSM ] 撮る際にアスペクト比の設定を変えて"世界を変えちゃおう"第二弾。 その1はこちら。 その1では「真四角」の世界へ行ってきましたが、今回は 『シネスコ』 シネマスコープに近い21:9に設定し、映画の世界へ小旅行。 では、僕が旅した世界を少しご紹介。

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お昼休みはウキウキFoveon

SIGMAのカメラに基本を教えてもらいました。

タイトル写真のカメラは、SIGMAのdp2 Quattro(ディーピーツー クワトロ)です。僕のお気に入りのカメラです。発売と同時に新品で買いました。 それまでは、これまたSIGMAのDP2xというカメラを使っていました。 何とも言えぬ、立体感のある写真が撮れます。 SIGMAのカメラは、孤高のカメラです。それは、デジカメの心臓部品である撮像センサーの仕組みが他のデジカメと全然違うのです。 その名も「FOVEONセンサー」。フォビオンと読みます。(注意:最新のSIGM

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ついにQuattroセンサーに手を出してしまった。

dp Quattroと遊ぶ|アスペクト比編

SIGMA社員が独断と偏見でSIGMA製品への思いを語るコーナーです。 今日の当番|M 今日はdp QuattroというSIGMAのカメラを紹介したいと思います。個人的には、もう5年くらい使っていて馴染みもありすぎるカメラですので、dp Quattroの魅力を一挙紹介!というよりは、このnoteでの連載をきっかけに要素をひとつずつ紹介していけたらと考えています。 dp Quattroとはdp Quattroシリーズは2014年に発売された、APS-CサイズのFoveon

完全シグマのフィルムデジタイズワークフロー

僕の夢はシグマのフィルムカメラで撮影したフィルムをシグマの最新デジタルカメラでデジタイズすること… 少し前にこの夢を叶えることができたので紹介したいと思います。 シグマのフィルムカメラシグマがフィルムカメラを発売していたことはご存知でしょうか。フィルムカメラ成熟期の2000年頃にSAマウントの機種がいくつか発売されていました。少し前にその頃発売されていたSA-9を手に入れました。このカメラのファインダーは経年劣化により紫色に変色するという不具合があり、私の機種も該当してま

SIGMA fpと過ごした10日間

SIGMA fp がやってきてから、約10日が過ぎた。毎日なにか撮っている。 前にも書いたとおり、今までにも何度か自分の中でのカメラブームが起こっては去っていったのだが、今回はちょっとブームで終わりそうにない。 何がこれほどまで人を駆り立てるのか。一応デザイナーの端くれとしては、まずはやはりデザインが良いのだと思う。ここで言うデザインとは、見た目上のいわゆる「スタイリング」だけではなく、その機能やスペック、使い勝手、心理的な満足度、体験価値などなど、ぜーんぶひっくるめた「

「FOVEON × Teal & Orange」の誘惑

写真というのは、目の前にあるものをただそのまま写し取れればいいのだろうか。 否。 写真を含む「絵」というものは、現実よりも美しいから面白いのだ。私はそう思う。 そもそも「Photograph」を「写真」という日本語に訳したのが間違いだったのではないか。そんな話を、以前にもここで書いた。 原義をたどるならば「Photo=光」「Graph=絵(描かれたもの)」ということらしいから、直訳するなら「Photograph=光で描かれた絵」ということになる。つまるところPhoto