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私の好きなカバーソング(92)「September Song」サラ・ヴォーン、ジョン・ルイス、ナット・キング・コールとジョージ・シアリング、阿川泰子、リッキー・リー・ジョーンズ

「September」というとEW&Fや竹内まりやさんが浮かびます。ジャズスタンダードには秋をテーマにしたものが多いですね。この曲は1938年ミュージカルのために書かれました。多くのアーチストにカバーされスタンダードになりました。
5月から12月はたっぷり時間があるけれど、9月になると日も短くなり木々が色づく頃にはためらっている時間はない。残された日は少ない。9月、そして11月、残されたかけがえのない日々を貴方と過ごそう。
という歌詞になります。
1年のスパンでの気持ちの移ろいに喩えながら、人生の秋での時間経過の速さと愛の貴重さを表現してるんですね。自分の人生の9月はとうの昔に過ぎてますが、かみしめたいです。

サラヴォーンさん(1924-90)の1954年の作品、トランペットはクリフォード・ブラウンさんです。

ジョン・ルイスさん(1920-2001)はMJQ(モダンジャズカルテット)のピアニストで実質的リーダーだったレジェンドで、MJQ解散後に多くのソロ作品も出してます。以前にスイングするバッハの曲を紹介しました。音数が多くなくて繊細で雅なピアノを弾きます。1999年のソロアルバムからです。

ジャズピアニスト・作曲家として活躍したジョージ・シアリングさん(1919-2011)のピアノをバックにナット・キング・コールさん(1919-65)が歌う1962年の作品です。

阿川泰子さん(1951-)の2008年の作品です。シュガーボイスは健在、ビジュアルもかわらず素敵ですね。

リッキーリージョーンズさん(1954-)は2023年リリースのジャズスタンダードアルバムで取り上げてます。リッキー節は個性的で素晴らしいけど、デビュー作と2作目が凄すぎたのでリッキーさんはやっぱり自作オリジナル曲がいいかな。



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